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【NJRPG/プレイエイド】空中投下ニンジャロワイヤル:ネヤ式カスタムマップ

前回までのあらすじ:ネオサイタマ郊外の磁気嵐荒野に、機密データもしくは物品を積んだとみられる暗黒メガコーポの輸送機が墜落。君はその回収を命じられ、危険な荒野へと空中投下された。しかしこのとき君のニンジャ視力は、同じく荒野へと投下された5つの影を捉えていた……。

この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」の手軽なPvPルールセッティング「空中投下ニンジャロワイヤル」向けのカスタムマップを紹介・共有するものです。

カスタムマップには、公式から供給されているニンジャロワイヤル向けのマップを下地に、実際にプレイヤーとして遊んでみて「こうすればもっと便利かもしれない」と感じたポイントを重点して改修が加えられています。

全体のコンセプトとして、データ参照の導線を整理することで利便性を向上させ、ゲームマスターの負担を軽減し、セッション時間の短縮に繋げることを目的としています。

◇本文中に登場する略称
NM:ニンジャマスター    → ゲームの進行役。描写などを行う。
PL:プレイヤー       → ゲームの参加者。PCを操作する。
PC:プレイヤーキャラクター → ゲーム内の主人公。メインキャラ。


◆カスタムマップのダウンロード

ネヤ式カスタムマップはGoogle スプレッドシートで作成されています。下記からローカルにダウンロードするか、ご自身のアカウントにコピーを作成してGoogle スプレッドシート上で使用してください

※マップシートには地形データなどがそのまま収録されていますが、チャート表関連の引用については問題ない旨を確認したうえでリスト収録させて頂いております。この場をお借りしてご厚意に最大限の感謝を。

◇シート構成

カスタムマップは合計4枚のシートで構成されていますが、実際のプレイに使用するのは2枚のみで、残りは参照用のチャート表となっています。

次セクションからは下記の各シートについて順に説明を行います。

1:地形入力用シート
2:マップシート
3:地形データ(チャート表)
4:トレジャーデータ(チャート表)


◆『地形入力用』シート

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このシートはプレイ中のタイルマップ更新を補助するためのもので、最上部には2つの「ミニマップ」が表示されています。ただしプレイ中に使用するのは左側のミニマップだけです。

使い方はシンプルで、地形効果を決定したとき、そのダイス判定の出目を左側のミニマップ上の該当タイルに入力するだけ。

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すると入力した出目に応じて、自動で右側のミニマップにタイル種別が表示され、それに応じた色分けが実行されます。

この2つのミニマップを参照して後述の「マップ」シートに地形データが反映されるという仕組みです。ミニマップは実際のダイス判定結果とタイル分布の確認に使うと良いでしょう。

※出目は半角数字で入力してください。


◇チャート早見表

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ミニマップの下部には申し訳程度の早見表(?)が付随しています。

地形データであれば「ダイス判定の出目」を入力すると右側に詳細な地形効果が表示され、トレジャーデータであれば「レアリティ」を選択し「ダイス判定の出目」を入力すると右側に詳細な効果が表示されます。

判定を行ったPLは後述の「チャート表」かこの早見表からダイス判定の結果を確認するようにすると、NMの負担を減らせるでしょう。


◇射撃難易度早見表

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チャート早見表のさらに下部には、公式のプレイマップと同様の「射撃難易度早見表」を収録しています。


◆『マップ』シート

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このシートはセッション中、実際にPLとNMが参照しながらプレイするためのマップとして機能します。要素が多いため、順に説明を行います。


◇キャラクターのコマ

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シートの右端にはキャラクターの位置を管理するための「コマ」のプリセット図形が用意されています。

PLはセッション開始までにこのプリセット画像を編集し、文字列を自分のキャラクターの頭文字や略称に変更するなど、どれが自分のPCのコマなのかひと目で分かるようにしておきましょう。

チーム戦の場合、図形のカラーをチーム毎に塗り分けて使用します。

「殺」コマはニンジャスレイヤー、「蟲」コマはスウォームがPOPした際にその位置を管理するために使用します。


◇マップ

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参加者はこのマップ上でキャラクターコマを動かしながらセッションを進めます。マップ外の数字は座標を現しており、縦軸を10の位、横軸を1の位として参照します。

このマップは基本的に直接編集する必要はなく、先述の「ミニマップ」に入力した内容を元に、後述の「チャート表」から参照した情報が表示される仕組みとなっています。


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例えば上記のようにミニマップへ判定結果を入力した場合、「マップ」には次のように表示が自動反映されます。

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◇各マスの見方

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それぞれのマスは3つに区切られており、それぞれに異なる情報が表示されます。マップを見るだけで基本的な情報を素早く参照できるように構成されています。

地形種類:そのマスの「地形効果」の略称が表示されます。

座標:そのマスの座標番号が表示されています。他の情報が参照しやすいように、キャラクターのコマはこのエリアを中心に配置すると良いでしょう。

宝:そのマスの「トレジャー」やイベント種別が簡易的に表示されます。「C」はコモントレジャー、「R」はレアトレジャー、「X」はその他トレジャー表に依存しないイベントがあることを現します。

誰かがトレジャーを回収した場合、もう何も残っていないことがわかるよう、このトレジャー表示を手動で削除すると良いでしょう。


◇地形凡例

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マップ右側には公式のプレイマップを引用した「地形凡例」を収録しています。マップは自動的に色分けされるので、この凡例と合わせてマップを参照することで素早くその地形の効果を確認することができます。


◇射撃難易度早見表

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スペースが空いたので「射撃難易度早見表」のチェッカーツールのようなものを設けました。項目ごとに条件をプルダウンから選択することで、最終的にどれだけの難易度補正を受けるのかを確認することができます。

使い勝手は微妙です。


◇ターン管理時計/ゲージ

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マップ下部にはターンの進行状況を管理できる時計、ないしゲージが用意されています。これは基本的にNMが管理するものであり、ターンの処理が一通り終了したらNMはターン表示マスを塗りつぶしてしまいましょう。

参加者はこれを見ながら現在反映されているアトモスフィアのオプションや、これから起こりうる災害イベントまでの猶予をチェックできます。


◇イニシアチブ表

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PvPでは敵対するキャラクターの能力値や残りのリソースを頻繁に確認することになるでしょう。しかし毎回キャラクターシートを開いているようでは手間がかかりますし、進行にも遅れが生じてしまいます。

PLはセッション開始までに「イニシアチブ表」を編集し、自分のPCの能力値やスキルセット、判定ダイス数などを入力しておきましょう。こうしておくと参加者はマップをスクロールするだけで、お互いにPCの危険性を素早く評価することができます。

また新しく武器を入手したとき、回避判定を行ったとき、ダメージを受けたときは変動した数値をPLが都度反映すると親切ですし、スムーズな進行に寄与できることでしょう。

補足:入力欄の設けられた項目について(簡易)

略:PCの略称を入力します。コマの表示と合わせましょう。
キャラクター名:PCの名前を入力します。
HP:【体力】の現在値と最大値を入力します。
精神力:【精神力】の現在値と最大値を入力します。
回避D:回避判定ダイスの現在値と最大値を入力します。連続側転などで増加する場合、最大値ではなく現在値を調整します。
判定D:近接攻撃、射撃、連続側転にそれぞれ使用できる判定ダイスの数を入力します。
脚力:【脚力】値を入力します。
万札:現在の所持【万札】を入力します。
DKK:現在のDKK値を入力します。
側転:「連続側転」に成功した場合チェックをつけます。次ターンの開始時、ダイスボーナスを加算したタイミングでチェックを外しましょう。
ヘンゲ:「ヘンゲヨーカイ・ジツ」などターン制限のある効果の管理に使用します。発動中はチェックをつけ、持続ターンを手番毎に更新しましょう。
その他:手に入れたアイテムや武器、作成時のスキルセットなどを入力しておきましょう。


◆『地形データ』シート

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このシートは地形データのチャート表を「空中投下ニンジャロワイヤル」の記事から引用・リスト化したものです。

参加者がプレイ中にリストを一覧参照できるように、また先述のマップタイル自動更新機能のデータ参照元として使用されます。特別な機能はありません。

※基本的に編集する必要はありませんが、地形効果を追加してオリジナルのチャート表を作成することは可能です。


◆『トレジャーデータ』シート

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このシートは地形データのチャート表を「空中投下ニンジャロワイヤル」の記事から引用・リスト化したものです。

参加者がプレイ中にリストを一覧参照できるように、また先述のチャート早見表のデータ参照元として使用されます。特別な機能はありません。

※基本的に編集する必要はありませんが、トレジャーを追加してオリジナルのチャート表を作成することは可能です。


◆最後に

この記事はあくまでもセッションの進行に役に立つアイデアとそのツールのシェアが目的であり、定期的な更新等は予定していません。

個人仕様の範囲であれば自由に改変していただいて問題ありませんし、便利な改良版を作られた場合は是非noteなどでシェアしてみてください!



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