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「ねぇ、こっちに来て、早く早く。」 後ろを振り返りながら僕の手を引く君は、 若草の上を靴…
バラバラバラーっと突然のスコール いつものバス停で降りる君を 後ろの方から見つめていた …
燃える赤い血潮のルビー 月夜をすくったサファイア カリブ海にダイブするエメラルド 深海の…
どぽどぽと注がれる 黄金色のシャンパン 天井の脇から漏れる 暖色系の光 高層階ビルの最上…
額にじわっとにじむ汗 ジージーとセミが大合唱する木々をぬけて 辿り着いた涼やかな喫茶店 …
「わがままだなんて分かってるの。でも、どうしてもさみしかったの。」 深夜に送った明らかに…
君と僕はもういい大人だし、 一人でも生きていけるかもしれない。 でも、コーヒーとミルクみたいに 一緒になるときっと、 もっと最高だと思うんだ。 ずっと別々に生きてきた二人。 きっとそのままだって自立した大人だしそれなりに楽しく生きていける。 だけど二人の人生が交わった時もっとワクワクするような事が起こりそうじゃない? だってほら、貴方と私って最高の相性だと思うの♡ ねぇ、そう思わない?
君に”好き”って言われると 胸の中で火花が散る 体中が熱くなって すごいスピードで 血が…
ほろ酔い気分で夜風にあたり ゆらりと歩くネオン街、 ふと気づけば貴方と私 二人きりの夜。…
ずっとあなたのいない世界で生きてきたのに、 今じゃもう、あなたなしの毎日なんて不自然で、…
今日もまた一人 枕を抱いて眠りにおちる 君の体温も寝息も鼓動も 傍に感じることはない せ…
夜の帳が下りる頃 耳元で優しく囁く君の声 ゆらりと揺れるゆりかごに 身も心も委ね寝そべる…
私ね、流れ星を見るたびにずっと願い事をしてきたの。 でもね、もうやめたんだ。 あなたと出…
花冷えし夜の空気が指先を刺し、キーボードを打つ手もかじかむ午後11時頃、 「今から帰るよー。」とあなたから帰宅のメッセージが届く。 心なしか楽しそうな様子の声に、遠く離れたあなたを想い、 画面越しに、ほっこりとして頬を緩ませていた。 私は、あの人の声が大好きだった。 優しく穏やかで落ち着いたトーンは、いつどんな時に聞いても 日向で干したおふとんの上で昼寝をしているような、 そんな心地よさがあったからだ。 とても安心感があって、ふんわりとしたシールドで守られてい