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気になって仕方ない‥動画広告について調べてみた!

こんにちは!ネクストビートデザイナーの原です。
初回の記事という事で‥迷いましたが、自身が現在一番気になっている「動画広告」についてまとめみました。

1.動画広告について


動画広告を見た事ない方の方が少ないのではないか?と思うくらい身近に浸透している動画広告。
特に日常的によく利用されてるYouTube・Facebook・Instagramでは、特に目にする機会が増えたなと感じてます。
日々目に付くからこそ、気になってしまう。自身で、動画広告を作成した事がなく(GIFアニメーションならあるけど‥)滑らかに動くクリエティブや勢いがあるトレンドに取り残されないように、まとめようと思ったのが経緯になります。

2.動画広告の目的


そもそもなぜ広告主は、動画広告をわざわざ利用するのだろう?facebookやyoutubeの広告掲載の目的を確認すると、細かい部分は違えどほぼ同様の記載がされている。それは、以下の3つの要素に分かれる事が表記されている。

・ブランディング
企業価値や商品価値のブランドイメージを高め、より多くの人に知ってもらう足掛かりにするための広告
・認知拡大
類似した商品やサービスがある中、自社の優位性をユーザーに認識しもらうための広告
・購入促進
購入を促進することを目的とした一般的なテレビコマーシャルと似たタイプの広告

3.動画広告の優位性

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動画広告の優位性について各クリエティブと比較をしてみた。※あくまでも目安です。単純にクリエティブを作成する量が増える程、情報量と制作工数が増えて行きます。

情報設計からの側面だと、静止画だと画像サイズに縛られ情報量を追加した分、何を訴求してるか分かりづらくなりますが、動画だと画面が切り替わる前提なのでそういう課題感がないのも強みでありますよね。また、人は動くものに反応する習慣があり、広告枠に目線を向かわせインパクトある効果的な訴求が打てれば他のバナーに比べて、よりクリエティブで効果的な広告だとも言える。

4.動画広告の市場(デバイス別)

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出典:サイバーエージェント

上図は、2018年の動画広告市場は、昨年対比134%の1,843億円に達する見通しとの調査報告が上がってる。また、同年から2024年にかけて、268%と驚くべき成長率が予想されています。
また、総務省は5G向けの周波数を2019年3月末までに割り当てる計画と発表をしており、各キャリアも2020年には都市部からサービス開始予定されている。今後、5Gの高速(大容量)通信により動画のハードルが更に下がるのではないかと思います。
5G時代の到来もあり、市場的にも益々成長して行きそうなのがよく分かります。

5.動画広告商材の種類

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動画広告について、どのよう広告商材があるか把握したく簡単だが、現在主流となっている広告枠を下記にまとめてみました。

・インストリーム広告

動画配信サイト(YouTube)などで良く目にする広告形態の1つ。動画を視聴した際や動画の途中にも差し込まれ表示される動画広告です。表示サイズも大きくインパクトもある枠なので、企業ブランディングとしての動画広告が多いい気がします。
・インバナー広告
主にPCのWebサイトのバナー枠として表示される動画広告。Yahoo!トップページの右上枠が一番有名でしょうか。基本的にスキップ機能はないため、最後まで動画広告を流すことが可能ですが、目に留まらないと直ぐにページスクロールされたりとターゲットに合わせた訴求が必要とされてる枠だと思います。
・インフィード広告(インリード広告)
WEBページをスクロールして、広告枠の箇所に届いたら自動的に再生される動画広告。Facebook/Instagram/LNEなどのフィード内の記事と記事の間に違和感なく差し込まれた動画広告枠を良く見かけないでしょうか?広告枠の中では、もっとも新しいタイプの枠です。

6.動画広告の市場(広告商材別)

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出典:サイバーエージェント

それぞれの商材別の市場規模も調査報告されていたので、こちらのデータを参考。インストリーム広告およびインフィード広告を中心に2018年は成長を遂げ今後も同様に伸びていくと予測されている。その他の商材も伸び代があり、各媒体に応じた広告枠や新しいフォーマットの提供も現在よりは多種多様になるであろう。
そう考えると、今後媒体主側も広告商材が売る為に、より効果的な商材の見せ方(UI)や体験の仕組み(UX)を考えるのも非常に面白そうだと感じた。

7.動画広告の課金システム


続いて、代表的な動画広告の課金システムを3つあるでこちらも紹介させて頂きます。

・CPV(Cost Per View)動画広告が「再生回数」ごとに課金されるシステムです。YouTubeなどのインストリーム広告はこのCPV方式が主流です。
・CPM(Cost Per Mille)
動画広告が「表示される」ごとに課金されるシステムです。インバナー広告で利用されるケースが多いです。
・CPC(Cost Per Click)
動画広告が「クリック」ごとに課金されるシステムです。SNSなどのインフィード広告で利用されているのを見かけます。

8.意識調査(静止画広告と動画広告の比較)


最後にスマートフォンにおけるバナーの「静止画広告」と「動画広告」の不快感を調査されたデータがあり紹介致します。

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引用:株式会社ジャストシステムのネットリサーチ『Fastask』による

「動画広告より、 静止画広告に不快感を持った」人は10.9%、「静止画広告より、動画広告に不快感を持った」人は18.7%と数値が示してるように「バナー広告」より「動画広告」に対して不快感を持つ人の方が多い調査報告も上がっており、日常的に目に触れる機会が増えた「動画広告」だが、特に意識してない状態で動く広告に視線を向けさせるのは、悪く言えば邪魔だとストレスを感じてると言うのも分からなくない意見なので、ユーザーの潜在意識として心に留めておきたい。

9.まとめ


市場規模から見ても今後間違いなく成長し続けるであろう動画広告。見るものを魅了するインパクトのあるクリエティブな広告をうち出せる一方で、不快感などのネガティブな印象を持たせてしまう可能性も高い広告でもある。また、静止画バナーだとABテストを実施し高速にPDCAを回すフットワークの軽さがあるが、動画広告だと改善コストも高くスピード感も損なわれてしまうだろう。動画広告を上手に扱うには、広告目的を理解したうえでより戦略的マーケティングの狙いや顧客心理や感情を動かすクリエィブを最短で築けるかがキーとなるであろう。今回まとめてみたが、経験がないと改めて知らない事も多かったので良いインプトが出来たのではと思ってます。

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