サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクト#6 ~フードロス検討ワークショップ~
こんにちは、NEXCHAINです。
過去5回にわたり、サーキュラーエコノミーに関する事業創成プロジェクトでのワークショップ活動についてご紹介してきました。
本プロジェクトの概要はこちら
6回目となる今回は、「フードロス」に焦点を当てたアイデア創出ワークショップを実施しました。
先日、ネッスー株式会社 木戸様にNEXCHAIN会員向けにご講演いただいた内容を受け、フードロスのリアルな現場課題の解決につながるアイデアを検討しました。ワークショップにはフードロステーマの第一人者である木戸様にもご参加いただき、検討したアイデアに対するフィードバックをいただきました。
木戸様にご講演いただいた内容はこちら
ワークショップの進め方としては、フードロスのリアルなケースを設定し、アイデア検討と仮説立案を行いました。フードロスに限らず、さまざまな学びを得ることができました。
アイデア検討(テーマ設定と仮説作り)
異業種混合のチームで、以下の手順に沿ってアイデア検討を行いました。
チームごとに、フードロス削減や食品循環に向けた具体的なテーマを設定しました。フードロスにはさまざまな課題があります。たとえば、製造業者の作りすぎや家庭ゴミの削減などです。今回のワークショップでは、「食料の需給バランスの成立」などのテーマが設定されました。
フードロスを含む資源循環に関する課題解決では、行動変容がポイントになります。誰のどの行動を変えれば、設定した課題の解決が実現できるのかを、さまざまな視点から考えました。
2.で考えた行動変容がなぜ実行できていないのか、その理由の中で最も大きい障壁が何かを挙げました。
3.を解決するアイデアを考えました。
有識者との壁打ち
チームごとに、有識者である木戸様に対して考案したアイデアをピッチしました。
その中で紹介されたアイデアのひとつが、「リクエスト型供給モデルの形成」です。消費者が必要なときに必要な分だけ注文し届けてもらうサービスです。作りすぎや買いすぎを減らし、フードロスの削減につなげることができます。
木戸様からは、歩留まりによる廃棄リスクなど、現場の課題に関するアドバイスがありました。また、ステークホルダーを増やすことで、アイデアが実現に近づく可能性を示唆されました。
学びの抽出
異業種混合チームから企業ごとに体制を変えて、ワークショップの振り返りを実施しました。フードロスの検討による学びや気づきを抽出し、またフードロスに限らず、サーキュラーエコノミーの文脈で事業創成する上での課題を洗い出しました。
最後に
異業種の視点を組み合わせたチームでのディスカッションや有識者からのフィードバックにより、非常に盛り上がったワークショップとなりました。ここで得られた新しいビジネスアイデア創出のためのヒントや気づきを、今後の事業に活かしていきたいですね。
本プロジェクトでの活動内容はもちろん、NEXCHAINにご興味のある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
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