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パートナーと対等でいるために必要なこと

ドイツ人の彼と付き合い始めてから、パートナーシップにおける男女の平等について考えるようになった。


ドイツの若い世代の人たちは男女平等の意識が強く、彼を見ていると、ナチュラルにその感覚が染み込んでいるように感じる。

彼は性別で仕事や家庭の役割を分けている節がまったくなく、わたしが自分でビジネスをしていることをものすごく誇りに思ってくれていて、うまくいくようにいつもアドバイスをくれたり、彼が得意なテクノロジーの部分で助けてくれるだけでなく、YouTube、インスタ、TwitterなどわたしのすべてのSNSを常に見てくれていて、「僕は君の一番のファン」と言ってくれる。最高か。


まだ結婚しているわけではないから実際のところはわからないけれど、少なくとも今まで付き合ってきて「ゆかりは料理するの?」といった質問を一度もされたことがない。別にそんなのことはどうでもいいのだと思う。彼はわたしに何かをやってもらう気など、さらさらないからなのではないかと思う。

わたしたちは対等で、お互い自分が好きなことを仕事にして、お互いの仕事を尊敬し合っている。だから相手に何かを勝手に期待することはないし、お互いができることをやり、相手にも自分にとってもベストな状態を作れるよう、二人ともが努力すべきだし、それがパートナーシップというものだと考えている。



彼がわたしのアパートに泊まりに来たときも、彼がわたしに料理を作ることを求めることは一度もなかった。1ヶ月ほどほぼ毎日一緒にいて、わたしが彼に料理を作ったのはたったの一度だけで、そのときのお皿洗いは彼が全部やってくれた。(なんなら料理回数は彼の方が圧倒的に多い。そのときはわたしは横で手伝う)


わたしが毎回お風呂に入るたびに風呂掃除しているのを見て、「僕もやるからどうやってやるのか教えて」と言って、わたしに代わってお風呂掃除もしていた。


わたしが夕飯の食器を洗っているときに彼がソファーでYouTubeを見ていたとき、こちらが何か言う前に「君が働いてるときにバカみたいにソファーに座ってYouTube見ててごめん」と言って手伝い始めた。


「女性はこうすべき」と思っている人や、こちらが家事をしている間に一切動かないような男性が大嫌いなわたしにとって、女性としての役割をまったく求めてこない彼は本当に最高のパートナーだ。





わたしは自分の英語スクールを運営しているのだけど、そんな彼が、わたしが生徒さんを失った話をしたときにとても怒っていた。

https://note.com/newyorklife/n/n36324f770b1a


その生徒さんは旦那さんとふたりのお子さんと、(旦那さんの仕事の都合で)アメリカに住んでいらっしゃる方だった。


現地でもっと英語でコミュニケーションを取りたいと、わたしの大人クラスを受けはじめてくれた。

レッスンは日本時間の土曜午前11:30から、彼女の住むエリアでは金曜の22時からのレッスンで、少し遅めの時間だけどがんばります、とおっしゃっていた。


けれど彼女がレッスンを受け始めてすぐに、「生活スタイルが変わり、レッスンを受けるのがむずかしくなってしまったのでやめたい」という連絡を受け取った。

旦那さんの仕事の都合で起床時間を早めなければいけなくなってしまい、お弁当をつくる必要があるので寝坊ができないから、とのことだった。



そのことを話すと、彼は怒っていた。

その生徒さんにではなく、旦那さんに対して、だ。


もし奥さんが本気で英語を学びたいと思っていて、実際に学ぼうとしているのに、自分の仕事の都合でそれができなくなってしまう。

それに対して何もしないような旦那は怠惰すぎるし、これが成り立ってしまっているのであればそれはtoxic relationshop(心をむしばむ害のある人間関係)だ、と。



本当のところはわたしにはわからない。もしかしたら旦那さんのために早起きしてお弁当を作ることが楽しみで仕方なく、英語なんてどうでもいいのかもしれない。それならそれで彼女が幸せでよかったと思う。


でももし、わたしのレッスンをできれば受け続けたいと思ってくれていて、それが旦那さんの仕事の影響でできなくなってしまったのだとしたら、それは彼の言う通り、まったく健全な関係性ではない。

そして何よりわたしが悲しいのは、旦那さんの都合で自分がやりたいことを諦めることを当然のこととして、自分の意思に反していたとしても、本当はそんなことをしたくなかったとしても、どうにか続ける方法を見出そうとせず、旦那さんの都合に合わせて自分を犠牲にしていることに、彼女が疑問を持っていない場合だ。


もしそこに疑問を持っていないのだとしたら、そんなに悲しいことはない。



すべてのパートナーシップは対等であるべきだ。それは誰が多く稼いでいるとか、専業主婦だとかはまったく関係ない。共に生活をしていくと決めた地点で、お互いがお互いを支えあうことは当然で、できる限りお互いのやりたいことを実現させていけるように努力するのはもはや義務だ。

でももしどちらかが、もしくは両方がその努力を怠り、生活がどちらかもしくはお互いの我慢や犠牲に成り立っているのであれば、それをtoxic relationshipと言わずなんと言うのか。


でも専業主婦の場合、対等な関係を築きにくいのはよくわかる。旦那に頼らなければ生きていけないのもわかる。だから旦那の言うことを聞かなきゃいけない現状も理解できる(本来は専業主婦だろうが自分の権利を主張すべきであり、そして当然考慮されるべき)


だからわたしは、女性に起業してほしいと思っている。起業といっても何も会社を始めようと言っているんじゃない。月に数万円でもいいから、自分で稼げる仕事を自分で持ってほしいのだ。イチから仕事を生み出せる自分になってほしいのだ。


そうすればパートナーシップにも変化が出るはず。なぜなら起業すると自分に自信が持てるからだ。旦那に頼り切らなくても、いざとなれば自分ひとりでも生きていける自信。

その自信がないままの関係性は、toxic relationshipになりがちだ。なぜならどちらかがどちらかを頼り切っている状態では、頼られている方の意見がどうしても強くなりがちだからだ。


でも自分でお金を稼ぐことができたら、自分に自信が持てる。自分に自信が持てると、自分自身で自分の価値を認めることができる。自分の価値を認めることができれば、相手と対等でいられる。そうすれば、自分が犠牲になったり、我慢をしなければいけない場面で「ちょっと待って、これおかしいよね」と言ことができる。




誰かに頼らず、自分で生きていける力をつけよう。

相手と対等な関係を作ろう。


そうすれば自分を犠牲にせず、何も我慢せず、やりたいことをしながら生きられるから。


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