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仕事の幸福度を決める7つの条件Part2:焦点と明確

昨日の記事「仕事の幸福度を決める7つの条件Part1:自由と達成」の続き。


前回の記事で、過去の多くの研究から、仕事の幸福度を決める事柄がわかっているとシェアした。それがこの7つだ:

仕事の幸福度を決める7つの徳目

・自由:仕事内容や働き方に裁量権がある
・達成:前に進んでいる感覚を得られる
・焦点:モチベーションタイプに合っている
・明確:なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である
・多様:仕事内容にバリエーションがある
・仲間:組織内に助けてくれる友人がいる
・貢献:どれだけ世の中の役に立っているかわかる

「科学的な適職」より


今回は「焦点」と「明確」について詳しく解説し、これらがどのようにわたしたちの仕事の満足度につなるのか、そしてわたしが絶賛おすすめする「起業」をすることで、この7つをすべてを満たすことができる理由についてシェアしたいと思う。


3. 焦点:モチベーションタイプに合っている

本によれば、人のモチベーションタイプは大きく分けて「攻撃型」と「防御型」の二つに分類できる。

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攻撃型とは、目標を達成することで得られる利益に焦点を当てて動くタイプのことで、大きな夢を持っていて、目標に向かって突き進む人傾向がある人たちがこれに当たる。

一方の防御型とは、目標を「責任」として捉えて、義務を果たすために仕事をするタイプのことで、勝つためや何かを得るためというよりは、負けないため、失わないために行動する傾向にある。


わたし自身は完全に攻撃型で、大きな目標に向かって行動することにモチベーションを感じるタイプだ。わたしの周りには攻撃型の起業家が多いけれど、起業の利点は自分の性格に合わせて働き方を自在に変えられるところなので、攻撃型、防御型、どちらのタイプにもいいのではないかと思っている。

例えばわたしは攻撃型ではあるが、同時に人見知りでもある。なので家で黙々と一人で働ける今のスタイルが合っているし、生徒さんを教えるときも対面だと緊張してしまうので、オンラインを選んだ。

わたしが会社員時代に嫌だったことのひとつが、「苦手なことや嫌なこともやらなければいけない」ところだった。

好きなことをテンション高くやって結果を出していたので、「高木は好きなことやらせるのがいい」となり、嫌なことはやらないというワガママがある程度通っていたからよかったけれど、それでも仕事の中には苦手なものもあった。

例えば大量のデータを整理して、コンピューターにアップロードするという作業だ。細かいことが苦手なわたしにとって、緻密なデータを扱う仕事はストレスでしかなかった。

けれど「仕事だから」やらなければならなかった。


起業して本当によかったと思うのは、そういった苦手な仕事から逃れられたことだ。もちろんどうしても自分でやらなければいけないときもあるけれど、そのときは外注すればいい。

わたしは確定申告などの数字系の作業は税理士さんにお願いしているし、計画を立てるのも苦手なので、自分が運営している起業女子会の受講生さんにお金をお支払いしてお願いしている。

税理士を雇うのは決して安くはないけれど、でも苦手な仕事から逃れてその分自分が得意なことに注力すれば、その分稼げる。適材適所と思ってありがたくお願いしている。


仕事では自分の性格に合わない仕事やポジションを強いられることもあるだろう。嫌なことはやらない。苦手なことは人に任せる。そんなふうに自分のやること、やらないことを自由に選べるのも、起業の大きな利点のひとつだ。



4. 明確:なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である

会社で働いていて、こんなふうに感じたことはないだろうか。

ある上司からは「すぐにこれをやって」と言われたのでやっていたら、別の上司から「なんで今それやってるの?違うでしょ。こっちやって」と言われた。一体どうすればいいわけ?指示はちゃんと統一してよ。

自分がやっている仕事が、誰の何の役に立ってるかわからなくてモチベーションが上がらない。誰からも「ありがとう」って言われないし、やってて意味あるのか、これ…。

自分は目の前のお客さんを大切にしたいのに、上からは数字数字とうるさく言われる。売りたくもない商品を売るのにはもううんざり…。役員たちは、お客さんより結局売上のことしか考えてないんだな。

こういう状態で働くと、モチベーションが上がらないどころか、上からの指示が一貫しない職場で働いていると、体調を崩しやすいというデータさえある。

是が非でも避けたい環境だ。

わたしの運営する起業女子会では、「ビジョン」を描くことに多くの時間を使い、かなり重要視している。というか自分の人生とビジネスのビジョンを描くことが、わたしの起業女子会の核でもある。

なぜならビジョンのないビジネスは、絶対にうまくいかないからだ。

起業女子会では、まずは2ヶ月間かけて自分の人生のビジョンを明確にする。

どんな生き方、どんな暮らしを送れたら満足なのか。それを何週間もかけてじっくり自分と向き合い見つける。

そして次にビジネスのビジョンを描く。自分のビジネスで、社会にどんな変化を起こしたいのか。最終的にどんな社会を目指したいのか。そういった大きなビジョンを描くことで、たとえビジネスの規模自体は小さくても、「わたしは社会に貢献しているんだ」という実感を得られる。


ここを抜かして、「わたしは英語が得意だから英語を教えよう」「絵が得意だからアート作品を売ろう」と思っても、うまくいく確率は少ない。なぜなら同じように英語を教えられる人も、アート作品を売る人もごまんといるからだ。しかも今はAIにさえもできてしまう。どこにもわたしを選んでくれる理由がない。

でもビジョンがあり、それを発信すれば、まったく違う結果が得られる。そのビジョンに共感した人が「あなたに教えてもらいたい」「あなたの作品だから買いたい」と言ってくれる。つまりファンになってくれるのだ。


ビジョンを持つことをわたしは「旗を掲げる」と呼んでいる。なぜかというと明確なビジョンを持ち、それを発信することで、それが目印となり、そこに人が集まってくるからだ。

旗は一目で「日本の国旗だな」「LGBTQ +の人をサポートする印だ」と分かるように、ビジョンという旗を掲げることで、人がわたしたちのことを瞬時に理解してくれるのだ。

ビジョンはビジネスのすべてだ。ビジョンがない職場、指示が一致しない上司、自分の仕事が誰の役に立っているのかわからない仕事で、わたしたちが幸福感を感じながら働けるはずがないのだ。



自分に合った環境は、探すのではなく作るものだ。

なぜならいくら探したところでそれはどこまでいっても誰かが作ったものでしかない。100%満足できる場所を探すことはほぼ不可能だろう。

けれど起業ならそれが作れる。もちろん100%というわけにはいかない。常に改善点はつきものだ。けれどたとえ嫌な部分があったとしても、それを極限まで少なくできるのが起業の最高なところだ。一度この自由を味わってしまったら、もう二度と抜け出せない。


そしてビジョン。常々思うのは、誰かが掲げるビジョンを追いかける人生もいいけれど、やっぱり生きてるからには自分のビジョンを達成したいよな、ということ。

別に大したものじゃなくてもいい。わたしの人生のビジョンは「彼とドイツで素敵な家に住んで、一生お金に困らずやりたいこと全部やって楽しく暮らす」くらいのものだ。仕事では「かっこいい日本人女性が増えたら最高にワクワクするじゃん」と思ってやっている。その程度でいいのだ。

でも大切なのは、人のビジョンを達成するために働いているのか、それとも自分のビジョンのためにやっているのか。そこの違いは大きい。


自分に合った職場を作ろう。

自分のビジョンを追いかけよう。

それが満足感を感じながら働く方法だ。



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