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入社4年目の若手が社長をブチ切れさせた話

営業部が催すイベントに内勤社員まで導員されて、設営から撤収、当日の接客なんかを押し付けられこき使われる

私の会社では毎年行われる所業です。

似たような会社って他にもあるのかなぁ?
まさか共感できる人がいないことを祈ります💦

何百万円もの費用と1週間に及ぶ設営期間・撤収期間さらには営業でもない我々内勤社員まで導員し雑用要員として、こき使われます。

休日も返上で強制参加

そんな大事ならば、相当数の集客を取って

とんでもなく成約数を伸ばせたんだろうな?

と思いきや毎年のように空振りで

全く何のためにやってんだか

なんのために私たちの休みを削られたのですか?

通常業務も止められるので、イベント後には滞っていた通常業務をこなすために残業を強いられてしまいます。

無意味な事のために犠牲を強いるって理不尽極まりないですよね(´;ω;`)

会社に入って4年目の夏、またそのイベントが


「また今年もやるのか!!」

ほんとに呆れたものです。

去年と同じことを去年と同じように行うと書かれた概要書が配布される。

「去年と同じだったら、またお客さん来ないだろうな」

予想は的中しイベント会場はガラガラで客足は少なく上層部は、イラ立ちを露わにし会場中で社員に八つ当たりをし始める有様

「やっぱり今年もダメか」


もともと呆れていたため落胆することも、驚くこともありませんでしたが、そのあと、怒りを隠せない仕打ちが……

イベント終了後、毎年のように撤収作業が始まりました。

お客さんがいないから節電すると冷房を切られ、真夏に灼熱の中での重労働が始まります。

うちの店舗に所属する営業部も内勤社員も全員で一斉に撤収作業を開始。

客前に出るからと髪をばっちりセットして、お肌の調子も整えて来たのに数分で汗だくのボロボロのコンディションに、しかし同じ内勤社員には50代の先輩方もいますし、嫌々ながら手は抜けません。

先輩にも気を使い奮闘しますが、後輩に無理をさせたくない気持ちもあります。誰にも無理をさせたくない。そんなお節介から人一倍暑さに耐えながら頑張りました。

汗が湧き出てサウナでも入ったかのような状態で、めまいもクラクラ

たぶん熱中症でしょうね。


先輩・後輩も一丸となって作業を始めること数時間、日が暮れて大きなホールの大きな時計は21:00を回りそうになってきたとき

ふと、私があたりを見回すと肝心の営業部の連中の姿がありません。

「帰りやがった」


人が一心不乱に作業しているのを良いことに、知らぬ間に営業部の人間は帰っていました。

呆然と佇む私に気づき、先輩も後輩も状況を把握して啞然

けれど、撤収作業を終わらせないと、その会場を次に使う人が会場入りできないため、なんとしてもその日中に終わらせる必要があるのです。

当然、営業部も周知の事実です。

分かっていながら、雑用は内勤社員に任せればいいとでも思ったのでしょう。

押し付けられた内勤社員は肩を落とし、やるべきことをなんとか終わらせ静かに帰路につきました。


「これは許してはならない」

そう心に誓いました。

必ずやこのイベントを潰すと


イベントからほどなくして、全社員を招集しての研修が行われました。

その次の日、昨日の研修を受けてのレポートを提出しろとの連絡が

いつもの事です。「くだらない」

そうみんなが愚痴をこぼす中、私は一人、心の中でニヤリと微笑みました


このレポートは事務的に書くだけの何の意味もないものと軽視されていますが、いちおう社長の元へ送られるのです。

「このレポートで営業部から受けたイベントでの仕打ちを暴露してやろう」

研修レポートと称して、その内容は、うちの店舗の営業部が犯した愚行の暴露文


我々、内勤社員をないがしろにし、こき使ったあげく何の成果も上げれない散々な現状を暴露

これを社長が本当に読むという確証はありませんでした。

むしろどうせ読まれないし、腹いせに好き勝手書いてやろうくらいに思っていました。

これがなんと読まれたみたいです


営業部だけの会議が毎月行われているのですが、そこの議題の一つとして

「内勤社員からイベント実行に対し凄惨なクレームを受けている」

と言う議題が挙がったそうです。

おしゃべりな営業マンが会議から帰って来て、ペラペラと話していたのを聞いただけなので詳細は不明ですが

社長はこの件に対し、カンカンに怒っていたそうで会議中ずっと怒鳴り続けていたそうです😝

怒りの矛先は当然、うちの営業部に向き

彼らは社長から大目玉を喰らったそうです。

めでたしめでたし😉



更に、美味しいことに

レポートは無記名ではないので私が暴露したことを社長は当然分かっていますが、その会議中はクレームを入れた当人(私)のことは内勤社員というワードに留め、所属部署も名前も明かされなかったそうです。

つまり、私の暴露で被害を被ったうちの営業部は誰にやられたか分からないのです。

これってすごい美味しい状況ですよね!!

この状況に気づいたときには、我ながらなんというツキの良さかと鳥肌が立ちましたよ。

研修は3か月に1度、行われていますから、この暴露砲を3か月ごとに撃てるわけです。私がしたとバレるまではですが😅

相手に悟られることなく、見えないところから攻撃できる「透明マント」でも手にしたような状況です。


次の研修は来月の中旬です。
機会があればまた噛み付くかもしれません。
その時はまた記事に載せます

またの閲覧お待ちしております(*^^*)

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子供の頃から映画が大好きで、映画の世界をこの目で見たくて英語も話せないまま、スーツケース片手に一人旅立ちました。 旅で起きた楽しい事や面白い事を今後も書いていきます。 最近は映画の感想も書いてます。 次の記事も読んで貰えると励みになります╰(*°▽°*)╯