僕たち人類が10の幻想から目覚めると世界はもっと面白くなる

2019年、僕は衝撃的な一冊に出会った。この一冊の本との出会いによって、僕は自分の生き方が明確になり、日々の考え方も変わり、セミナーやコンサルティングで話すことも変わった。僕は12年前にコーチングを学び、実践し続けてきたが、この本との出会いによってコーチングを自分の現実を自由に創造できるように体系化しなおすことも出来たんだ。僕にとって人生を変えた一冊と言っても過言ではない。その一冊とは、『神との対話 完結編』だ。

『神との対話』は、僕が大好きな本で何度も繰り返し読んでいる本。どんな自己啓発本よりもビジネス本よりも繰り返し読んでいる本。その本の完結編を2019年初めに読んだんだ。衝撃的だった。『神との対話 完結編』のテーマは、『人類の目覚め』。このテーマが僕にとってドンピシャのテーマで、なんとなく感覚で感じていたことを言語になってわかりやすく解説されている。知りたいことを全部教えてもらっている気がして、興奮しながらページをめくり続けた。それだけにとどまらず、「これをシェアしたい!!」って衝動にかられ、生まれて初めて読書会を開催した。僕は、セミナーは散々開催したけど、読書会は初めて。そもそも、あまり興味がなかった。でも、「これは読書会をしてシェアしたい!!」という衝動にかられたんだ。これまで興味なかったことを「したい!」と思わせ、行動に移させる。そんな本に僕は出会ったんだ。

この本に出合ってから、読書会の仲間たちと一緒に『人類の目覚め』について勉強していった。そのなかでも仲間たちの意識を大きく変えていったのは、『幻想』について知ったときだ。僕たちは、日々どれだけ幻想の中に生き、幻想のシステムの中にいるのか、ということが見え始めたんだ。と同時に、その幻想の中の問題の解決策を幻想の中に見出そうとしても、それは見つからない。幻想の外に解決策があるんだってことに気づいたんだ。神との対話シリーズには、10の幻想が紹介されている。それを僕なりの解釈でシェアすると、

幻想1:ニーズ 幸せになるためには何かが必要である
幻想2:サクセス 人生には成功と失敗があり、必ずしもうまくいくとは限らない
幻想3:バトル この世界には境界があり、敵と味方が存在する
幻想4:サバイバル 生き延びるためには何かが足りない
幻想5:コントロール 欲しいものを手に入れるために、しなければならない課題がある
幻想6:ジャッジ 課題を果たさないと罰を受ける
幻想7:トリート とった行為の結果によって、罰と報酬がある
幻想8:トレード 罰を受けないため、報酬を得るための条件がある
幻想9:マウンティング 条件を知り、クリアしたものだけが幸せになる
幻想10:ネグレクト 人間は未完成な存在だ

この10の幻想をみると、自分に降りかかっている問題がこの幻想に当てはまるし、世界の様々な問題を見ても、この幻想に当てはまっていることがわかる。そして、そこで提案された解撤策も、やはりこの幻想に当てはまってしまっているってこともわかると思う。こうして僕らは、これらの幻想の中に生き、この幻想のシステムに生きているんだ。そして、問題なのは幻想の中に生きることではなく、幻想の中の世界しか知らないということなんだよね。幻想の中の世界が全てだと信じ込んでいる。このことが一番の問題じゃないかな。

人類の目覚めのスタートは、この10の幻想の外の世界を知るってことだと僕は思うんだ。幻想の外の世界を知り、自分の意志で幻想の中と外、好きな方を選べばいい。別に幻想の中が悪いってことじゃない。幻想の中も外も優劣も善悪もない。これは単なる選択の問題。時運が幻想の中と外、どっちに生きるかは自分で決められる。その自由は僕たちは持っているんだよね。だけどさ、人類のほとんどは幻想の中の世界しか知らない。だから、生きることがとても窮屈な人もいる。だって、本当は自由に選択できる権利があるのに、それができないからね。幻想の中に生きても良いし、外に生きても良い。ここで『目覚め』を定義するのであれば、『幻想の中と外の両世界を知り、自分の居場所を自由に選択できる状態』になるのかな。

僕は、本当にやりたいことをやれる世界を目指し、そのためにはひとりひとりの自立が必要だと思っているけど、幻想からの目覚めは自立に大きく影響するんじゃないかって感じるね。自分が抱えている問題が10の幻想に捕らわれていないか、まずそこを知るだけでも大きな進歩だと思うんだよね。幻想に気づき、幻想から離れる。これを少しずつでもいいから進めていく。その先に、全ての人が幻想から目覚めたとしたら、世界はもっと面白くなるんじゃないかなって。そう思うんだ。

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