「スマホをすり抜けるトリック動画」を作ってみたら、2回も失敗した話
新浦和映像の動画講師オリカワです。
ショート動画の「これどうやるんだろう?」「自分でもできるかな?」を解説してみるシリーズです。
▼今回やってみた動画
「机の上にスマホをかざすと何かが見える!そしてスマホをすり抜ける!」
試しに作ってみたのがこちら。
これ、簡単にできそうと思ってやってみたら、意外とあれこれ失敗したので、それも含めて解説します。
▼制作手順
1)まずは、スマホを固定し、机の上に被写体を置いて撮影します。
これは写真でも動画でもいいですが、写真の方が後処理がしやすいと思います。
2)次に、同じ画角のまま、スマホをかざす様子を撮ります。
かざすスマホ画面には、緑色を表示しておきます。
ご覧の通り、撮るスマホと、写るスマホの2台が必要です。
撮影は以上。
3)被写体をくり抜きます。
今回はPhotoroomというアプリを使いました。
これ、きれいに背景が削除できる優れものなんです。
4)CapCutで合成していきます。
タイムラインには次のような構成でレイヤーを重ねます。
A[被写体をくり抜いた画像]
B[スマホをかざす動画]※グリーンスクリーン
C[背景]被写体動画(写真)
▼動画講師の視点で解説
実は、完成動画に至るまで、2回も失敗しました。
【1】まずは1回目の失敗
わかるでしょうか。
スマホをすり抜けたあとも、すり抜けきれていない。
これはコップという被写体がまずかった。
このタイプの動画は、縦型のスマホをすり抜けられる、縦長のものが適しています。
コップは横幅もあるためあまりカメラに近づけることができず、その結果、スマホを後ろに下げた後の位置が微妙だったんです。
【2】続いて2回目の失敗
先ほどの反省を生かし、今度は、縦長の被写体を用意し、被写体よりもさらに向こう側にスマホを下げるようにしました。
で、ご覧ください。
今度はですね、机の反射率が高く、グリーンスクリーンのグリーン画面が机に反射して残ってしまったのです。
もっと反射率の低い机を用意するといいですね。
完成動画は、机を変えると比較にならないため、被写体の下に応急処置的にダンボール紙を敷いて撮影したのでした。
▼まとめ
ショート動画でも公開しています。
ぜひご覧ください。
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