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六月【小さな物語】

「何度でもそれと今から」
そんな気持ちがふわっとやってくる
きっと多分自分の中の一番素敵な部分に
気がついてる瞬間

少し緩めて草や花みたいに呼吸して
一番下の階まで無重力で落ちてく
僕らは言ってみればみんな宇宙のカケラ
無限を持ってる

届いたらラッキーだなってなくらいで
僕らは心の信号を夜空に放つ
何かの運命みたいにぶつかって
出逢えるのを夢みてる

「できるだけ楽に」それがやけに人間らしくて
でもずっと同じ姿勢でいたら何処かが歪んでくるんだ
左の胸に手を当ててみる
僕らは動き続ける生き物だよ

壊してはまた作っていつかは壊したくないものに出逢う
「誰かのために」それがやたら人間らしいなあって
また貴方を想うよ

少し曲がった口元も
下から覗き込む仕草も
君を今日まで守ってくれた
自分っていう愛おしいお守り

いいんだよって手を繋いでくれたら
案外僕らは強いんだ
誰かのために何かをしたいと
そんな気持ちを僕らはちゃんと持ってる

届いたらラッキーだなってなくらいで
僕らは心の信号を夜空に放つ
何かの運命みたいにぶつかって
出逢えるのを夢みてる

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