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中身のない、中身しかない

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毎週水曜日更新。これから大学に入る人へ。遥か昔に学び舎を巣立った人へ。 どこにでもいる学生の、眩しすぎず、暗すぎないエッセイ集。 週一回更新予定。
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記事一覧

【A=A 第三回  無愛想の(再)定義】

どこにいる大学生が人生の夏休みで経験したいくつかの旅のお話、「A=A」。 前回までと、今回の…

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【A=A/第二回】  外を眺めに

成田空港に行くのは実に7年ぶりのことだった。 僕の地元からは直通バスが出ているから、空港へ…

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【A=A連載】 ボイド&リセット

2019年の7月のことだった。 ふとしたきっかけから、シンガポールに単身で渡ることが決まった。…

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A=A 序文

外に出られない。 外に出られないということは、旅も必然的にできない。 僕は大学時代を通して…

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大学生のインスタグラムと文キャン裏の小径

大学生の充実度は、インスタグラムである程度測れる、のだろうか。 そこに漂うモード、文面の…

区切る、ということ

卒業は、最後のお楽しみだった。 この連載も、卒業式はいつぞやか来る最終回に取っておこうと…

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斜視・改訂版

※今回は以前個人として書いたエッセイにセルフライナーノーツを加えて再編したものになります。 「お前はめんどくさいやつだからな」 先日ライブハウスで言われた一言。誤解のないように注釈するが、この発言自体は愛があって、決して嫌な思いをしたとかではない。 ただ、この言葉の意味はずっと考えている。 めんどくさいってなんだろうなと。(その行為自体が"めんどくさい"が) 話は変わる。 人生で、ずっと目で追い続けてしまうほど影響を受ける人や面白いと思う人は、それほどいないと思うが、僕

授業 その一 楽単

謎に第二外国語が週4回もあるのを 「英語なんてできて当たり前なの早稲田の学生さんは」 と言…

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差し出せ手のひら、きっかけが舞う

入学式を終え、桜真っ盛りの大学に繰り出すと、桜よりも幅を利かせて待っているものがあった。…

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組まれなかった肩と、春の喧騒

2016年、4月2日だったと記憶している。 初めてスーツというやつに袖を通したのだ。あまりの着…

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終わって欲しかった日々

2016年3月。 何日だったかはもう忘れた。当時在籍していた高校を巣立った日。 僕は在籍してい…

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