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夢はでっかくメータークラス Large Pioneer Series [CAMPFIRE]

CAPMFIREにてFFF方式の大型3Dプリンター開発のクラウドファンディングが実施されています。

1000円で開発記録が見られる権利から50万円の好きなサイズのプリンターを作ってくれる物まで多くのリターンが提示されています。

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特徴は最大長辺2000mmと大きな印刷エリアでしょう、
それを支える小型機とは違う、少し珍しい構造になっています。
X軸方向の駆動は両側のキャリッジ自体にステッピングモーターを載せてベルトを噛ませる事で駆動する形になっています。
またキャリッジ自体が駆動するためベルト一本で複数のキャリッジを駆動することが可能で、複数ノズルへの拡張が可能になっています。

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エクストルーダー

エクストルーダーはやや大ぶりなプリンターにありがちなボーデンタイプではなく、E3DのVolcanoスタイル(高流量仕様)のダイレクトエクストルーダーとなるようです。
大物の長時間印刷に耐える高品質なエクストルーダーシステムが期待できそうです。

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Z軸とプラットフォーム

印刷物が乗るZ軸は四隅すべてに駆動軸を持つ豪勢なものとなっていますが、1メートルを超えるプラットフォームを持つ場合は必要でしょう。
独立駆動によるレベリングに対応するか等気になる点はありますが、制御ボーとファームウェア次第という部分です。

プラットフォームはアルミ板・鉄板等で構成し、ヒーター機能が無いとのことなので、必要に応じて電源とヒーターパネルを用意する必要があるかもしれません。
あるいは予熱が無くても十分な定着力が出るテクスチャ付きのプラットフォームを独自で構成する必要があるでしょう。
ヒーターを取り付ける場合はベッド面積に比例したかなり大がかりな電源と用意する必要があります。

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仕様

電気的な仕様等は下記の通りとのことですが、Z軸の制御や複数ノズルの場合はRAMPSではステッピングモーターや制御能力が不足しそうなため、DUETボードを使用してのコントローラーとなりそうです。
モータードライバーは高い電圧と電流で駆動可能なDRV8825で、静音性などは期待できませんが、この大きさであれば音について心配する人はいないでしょう。

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リターンの発送予定

リターンのプリンターの開発完了は2021年3月、発送は4月の予定となっています。
開発記録については2週間ごとに順次となっています。

大きなプリンターが欲しい人はもちろん、開発記録を見るだけでも大いに刺激になるものです。
ぜひ応援の支援をしてみてはいかがでしょう。



記:はるかぜポポポ 2020/11/01

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