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エンゼルスの1番打者は?アップトンの評価は?=メジャー番記者があなたの質問に答えます(第6回)

大リーグを取材するアメリカ人記者が、ファンからの質問に日本語で回答するという、ネット史上初(かもしれない)のこの企画。

今回は第6回です。

これからも続けていくつもりなので、日本語、もしくは英語で気軽に質問を送ってください。もちろん匿名でもオッケーです。(ツイッターでも受け付けているので、フォローしていない人はぜひこちらから。)

Q: エンジェルスの攻撃の中心と言えば、トラウト、大谷、プホルス、アップトンだと思います。その中で、プホルスとアップトンについてお聞きします。この二人は、エンジェルスファンや地元の記者からどういう評価なのでしょうか?個人的には、数字はそこそこ残していますが、物足りない印象があります。ちなみにプホルスの今年でリタイヤする可能性はどれくらいありますか?

A: プホルスは39歳で、衰えは明らかです。エンゼルスに入って、5度目の手術も行いました。まだ活躍を見せることもありますが、以前のような(メジャー史上屈指の)選手ではありません。

アップトンは、未だに非常に優れたバッターです。エンゼルスでの初めてのフルシーズンもほぼ期待通りの活躍でした。昨シーズンは、得点圏にランナーがいる時にあまり打てませんでしたが、ほとんどの場合、そうしたことは偶然にすぎません。

Q: エンゼルスの今シーズンの1番バッター(いわゆる、リードオフマン)は誰になると思いますか。というのも、2018年シーズンでは2、3、4、5番(トラウト、大谷、アップトン、プホルス)は順番の入れ替わりはあってもある程度決まってたと思うのですが、1番に関しては試しながら決めてたように見えました。個人的には、デビッド・フレッチャー、シモンズ、もしくはコザートが怪我から復帰できるのであれば彼が良いのではと思っています。

A: エンゼルスには数人の1番打者候補がいます。現時点では、ザック・コザートとコール・カルフーンが最有力だと思います。ルイス・レンギフォがメジャーに上がれば、いいリードオフ打者になるかもしれません。足が速く、マイナーリーグで高い出塁率を残しています。

Q: エンゼルスのスプリングトレーニングは選手の近くで見学できますか?たくさんのグランドで同時に練習していると聞いたので、できればブルペンでの練習とかも見れたらと思ってます。

A: エンゼルスのスプリングトレーニング施設は、打撃や守備練習を近くで見られるようになっています。メインのブルペンは公共の場からは見えにくく、マイナーリーグ施設のブルペンの方が見やすいです。メジャーリーグの選手も時にマイナー施設で練習します。

Q: 2021年に開催予定の第5回WBCに対するアメリカメジャーリーグの関心・注目はどのような感じでしょうか? またどのような選手が各国選出されると現時点で考えられますか?

A: 2021年のWBCについて考えるのは早すぎるでしょう。

(補足:よほど熱狂的な野球ファン以外は、2021年にWBCが開催されることすら知りません。東京五輪での野球も、アメリカでは全く話題になっていません。)

Q: 来年以降メジャーで注目の日本人選手がいれば教えて欲しいです。また秋山、筒香、山田、ギータあたりどのチームが狙っているのかとかしりたいです、おねがいします!

A: 専門ではないので分かりませんが、日本のトップ選手であれば、メジャーの球団が興味を示すことは間違いないでしょう。

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