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なぜNEWSKOOLは”ナイトデザイン”をおこなうのか

NEWSKOOLはナイトデザインカンパニーへ

NEWSKOOLは、約1年のリブランディング期間を経て、ナイトデザインカンパニーとして生まれ変わりました。ナイトデザインとは、夜という時間を切り口に、街や人々の暮らしを豊かにしていくこと。「誰もが楽しめる夜をつくる」をミッションに、イノベーティブなエコシステムをつくるコンサルティング会社になります。

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これからの都市にイノベーションを起こすために、夜から切り込んでいく

夜という時間は、多様な文化が発展する「都市」と切っても切り離せません。リチャード・フロリダによる「クリエイティブクラス」の議論に代表されるように、世界の有名都市はアーティストやクリエイター、起業家などのプレイヤーを戦略的に誘致し、彼/彼女らが動きやすい環境をつくり、イノベーションが生まれる土壌を耕しています。

一方、現在の日本の都市は、若者の数が少なく、かつ高度経済成長期のモデルに依存しているため、イノベーションを生み出す土壌づくりが追いついていません。

従来の社会システムは、トップダウンで決められた一つの型に人々の暮らしを当てはめていくものでした。しかし、その方式は、21世紀以降は通用しなくなりました。経済的にも文化的にも、これまでの産業資本集約モデルが行き詰まり、正解が見えない時代に突入しています。

この不安定な時代に必要とされるのは、正解が見えない中でも絶えずイノベーションが起きていく環境をつくることです。新しいことを考えて挑戦できるプレイヤーがそのエリアにどれだけいるかが、これからの都市を発展させる重要なファクターとなるでしょう。

そして、イノベーションが生まれてきそうな可能性を感じさせる場所があります。それが、「夜という時間」です。

夜は、昼よりも自由度が残されています。たとえば、アムステルダムの元ナイトメイヤー、ミリク・ミラン氏は「夜」の価値を3つに定義しています。 “ナイトタイムエコノミー”と言われる夜間の経済活動。 “ナイトカルチャー”という新しい実験的な文化が生まれる機会。 そして、“ナイトソーシャライジング”と言われる、昼の肩書を忘れて交流を深める夜独特のコミュニティです。

夜という時間には、組織の肩書きを超えて新しいアイデアを生み出したり、そのアイデアを気軽に実験できたりする土壌が存在しています。NEWSKOOLは、夜という時間を切り口に、街の中にイノベーションが自然発生するような仕組みをつくっていきます。

このような取り組みを通じて、NEWSKOOLは「多様性に対応できる一人ずつに合ったプラットフォームをつくる」というビジョンの実現を目指していきます。

ナイトデザインという概念

ヨーロッパやアメリカ東海岸には、夜の価値に気づき、活動している人たちが既にいます。例えばナイトライフに関するコンサルティング事業を展開しているVibeLabは、ペンシルバニア大学と共同でCreative Footprintというリサーチプロジェクトを展開しています。

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(2019年には、ナイトタイムエコノミー推進協議会が中心となりCreative Footprint TOKYOが実施された)

国内ではJNEA(ナイトタイムエコノミー推進協議会)が、ナイトタイムエコノミーの重要性を訴えながら政府や地方公共団体の政策立案をサポートしています。

NEWSKOOLは、パートナーにソリューションを提供していくコンサルティング会社でありながらも、今までと異なる価値観をもち、「New Norm(新しい当たり前)」をつくっていくU30世代で構成されたプロフェッショナルチームであることを強みとしています。行政、企業、そして現場などの各ステークホルダーの共通言語を理解し対話ができるチームとして、それぞれを結び付けてこれからの都市をつくっていく触媒となることを目指しています。

NEWSKOOLが取り組む5つの機会領域

リブランディング期間を通じて、アーティストや若手起業家、DMO(Destination Management Organization)などの様々な立場の方を巻き込みながら、これから取り組むべき機会領域を策定するワークショップを行いました。

ヒアリングした意見と過去プロジェクトのインサイトを統合し、以下のA~Eの5つを機会領域として設定しました。

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以上の機会領域の内容は、達成度に応じて常に変化していきます。常に再検討を繰り返しながら時代にあわせてアップデートを重ねていきます。

さまざまなステークホルダーと街を「共創」していく

COVID-19によるパンデミックを経て、正解が誰にもわからない時代に必要とされるのは、さまざまなステークホルダーが共通の認識をもつための「問い」を立てられる会社だと考えています。理想のナイトデザインを進めていくためには、NEWSKOOL一社だけの力では事足りません。行政、企業、イノベーターや地域住民など様々なステークホルダーが同じ土俵にたち、課題解決に向かっていくことが必要になります。

NEWSKOOLは、各ステークホルダーと対話を積み重ねながら、夜という時間を切り口に街や人々の暮らしを豊かにしていきます。


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