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朝から晩まで催涙弾撃ちまくり

 2008年10月7日、国会議事堂前に集結していたパンタミットのデモ隊が騒ぎ出し、周辺を警戒していた警官隊が催涙弾を使用した。パンタミットと警官隊は朝っぱらから衝突。催涙弾は朝と昼の2回使われ、催涙ガスを吸って逃げ惑ったり、混乱の中でケガをしたりと、負傷者が続出した。

 昼間は事務所で仕事があり、夕方になって時間ができたので、「そろそろ顔でも出そうか」というぐらいの気合いで現場に向かうことに。社内の女子カメ志望の日本人女性スタッフが一緒に行きたいと言い出した。昼間さんざん騒いだので催涙弾はもうないだろうと見込み、2人で行く。自分の車で行くと停めるところに困る。タクシーで向かって国会議事堂近くのドゥシット動物園前で降り、そこから数百メートルは徒歩。女子カメ志望が歩きながら
「催涙弾が匂いますね」
と口にする。でもそれは動物園の匂いだった。

催涙弾で煙るデモ現場

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