継続案件はいつ契約が終わるのか〜フリーランスで働くライターの不安
フリーランスは実績と信用、そして人脈が仕事を運んでくる
フリーランスは会社や団体に属さずに仕事をする働き方です。フリーランスの代表的な職種は、私のようなライターのほかに、カメラマンやイラストレーター、デザイナー、プログラマーなど、いってしまえば自称した瞬間からフリーランスは働ける職業ばかり。仕事を得るためには、実績と信用、人とのつながりによる紹介が命綱です。
だから今やっている仕事はあっても、次の仕事が入ってくる保証はどこにもありません。「毎月○本の原稿を収めてください」と契約した継続案件だって、発注者の懐具合や方針の転換があれば、契約単価が下がったり、突然に打ち切りを言い渡されることだってあります。
今は取り組む仕事があっても、つぎに案件がくるかどうかなんてわからないし、仕事が入ってこなければライターとして仕事を続けられる保証もありません。フリーで仕事をするってほんとにシビアです。
継続案件も必ず終わりがくる
新聞折込フリーペーパーの廃刊
継続で依頼していただいていた案件にもいずれ必ず終わりがきます。私が受けた最初の継続案件は、月に一度発行の新聞折込のフリーペーパーを書く専属ライターでした。(これ、編プロに営業にいって1年後にいただいたお仕事の案件です。営業の話は別記事で書きますね)トップの特集記事を中面の飲食店の紹介記事を毎月担当させてもらっていました。
取材先の依頼からアポ取り、取材と記事執筆を担当させていただくことになり、ライター業をスタートさせてまだ3年目くらいの私はようやくライターらしい仕事で、それまでいただいていた原稿料よりもはるかにいい報酬をいただくことになりとても嬉しかったのを覚えています。
しかしフリーペーパーですからスポンサーがいます。そのスポンサーの方向転換で予算が削られることになり、1年が経ったころにはこちらの同じ仕事量は同じなのに原稿料は半減。発行の打ち切りを視野に入れた契約に変更となりました。思えば、新聞も電子化がはじまり折り込み広告への反響も世間的にあり得なくなったのだと思います。
大手メーカーのオウンドメディアの終了
数年前、ライター仲間からのつながりで、ある大手メーカーのオウンドメディアの継続案件を2年ほど担当させていただいた経験があります。その記事を通じて、たくさんの人にその製品を知ってもらうのを目的に運営されていたサイトでした。
オウンドメディアオープン時は、露出をしていく意味もありましたのでやはり勢いがありました。はじめて半年ほどで原稿料をあげていただき、毎月依頼されていた記事の本数増えました。なので原稿料はここでも当時にの私にしたらたくさんいただけてとっても嬉しいお仕事でした。企画、取材、執筆、入稿(これは既に自分のサイトでやっていたワードプレスでの入稿でしたので楽勝でした)
その製品が世の中に知られることになったころには、サイトの継続投稿が終了することになり、最後は依頼本数も減って最後の入稿となりました。
得意な分野のあるライター、覚えていてもらえるライターに
どちらも当時ライター業を始めたばかりの私にとって、ライターらしい経験を積ませてもらえた素晴らしい機会でした。それぞれディレクションを担当いただいたお二人とのやりとりも丁寧でありがたく、ライターとしての自覚も深めることができたように思います。
ライターってこんなに楽しいんだ。それでこんなにお金がもらえると思うと、すごく楽しかったし、やりがいがありました。でも継続案件も必ず終わりが来るんですよね。
この二つの案件は、もし「この人にまたお願いしたい」と思ってもらえたら、他の仕事につながったら大成功だったんですけどねwwwいってしまえば誰でもできる仕事だから、ライターで取材ができて、望まれる記事が書ける人なら、依頼する側からしたら誰だっていいのかもしれない。この人にお願いをしたいと思われるには、得意な分野があることが大事です。あとは忘れられない存在であるようにしたいですよね。
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