着地点は1人で探さない、みんなで探す|CEO Interview #01
こんにちは!
株式会社Newbees 採用広報のpeco(ビジネスネーム)です。
本日はNewbees 代表取締役CEOのkazuさんにインタビューします。
Newbeesのスタートから今に至るまでを、しっかりと聞いちゃいます。
── 本日は宜しくお願いします。
こちらこそ宜しくお願いします。改めてインタビューとなると微妙な空気になりますね(笑)。
── 確かに、少し恥ずかしいですね(笑)。せっかくなので「仕事ではあまり触れないこと」「実は知りたかったこと」を沢山聞きたいと思います。
はい、わかりました!なんでも聞いてください。
── まずkazuさんがNewbeesの代表になった経緯を教えてください。
元々はNewbees子会社の代表を努めていましたが、グループ再編に伴い、2014年にNewbeesの代表に就任しました。
Newbeesの中核事業はシステム開発・保守となりますが、私自身はエンジニアではなくデザイナー出身です。
COOがエンジニア出身なので、互いに相談をしながらマネジメントを行っています。
── デザイナーから会社の代表になった経緯は一番お聞きしたかったところです。
デザイナー時代は自分で手を動かしつつ、デザインチームのマネージャーも兼任していました。当時はデザインの着地点を早めに決めて、そこに最短で辿り着くような仕事のやり方を好んでました。質より量作戦です。
ただ「着地点を決める」ためには「課題を把握して、解決策を探し、アウトプットの方法を決める」が必要となるため、結果的に当時の上司から「問題解決能力の高さ」を評価していただいていたのかもしれません。
そんな時、当時の親会社から「代表をやってみないか」とお声がけいただきました。
── 怒涛というか不思議な展開ですね!もう少し詳しくお聞きしてもいいですか。
当時はちょうどガラケーからスマホにシフトするタイミングでした。私たちもガラケー用コンテンツ開発がメイン事業だったので、ものすごい勢いで売上が落ちていきました。
様々なサービスをクロージングせざるを得ない状態となり、スタッフも担当業務が無くなってしまい、売上も組織も最悪のコンディションでした。
そんな状態の中、おそらく会社が欲していたのは「どこか安全地帯に着地させられる人」だったのだと思います。そこで私に白羽の矢が立ったかと。
── 「着地点を見つける」が活きた、ということですね。会社のコンディションが悪いと知りつつ受けたということは、kazuさんのほうで立て直せる自信があったのですか?
それまでは「程よい着地点を見つける」が割と成功していたので、今回も「できるかな」と思っていました。
ただ経営はそんなに甘い世界ではなく、すぐに多くの方々に迷惑をかけ、沢山の人たちから助けを乞うことになりました。
デザイナー時代は「デザインを駆使して着地点を探す」でしたが、経営は「ヒト・モノ・カネを駆使して着地点を探す」必要がありました。経験不足の私には全てハードルが高すぎて、自分の非力さを実感しました。
── わぁ、聞くだけで大変そうですね。kazuさんが混乱している姿が目に浮かびます。当時の辛かった経験は今も活きていますか?
いいえ、今はまったく活きていないです。なので昔話はこのくらいにしておきます(笑)。
事実、思い出話が無意味になるくらい組織の状況は変わりました。もちろん良い意味の変化です。
── 私もここ2年くらいで色々な仕組みが整って、会社がどんどん進化していると実感しています。kazuさんから見て具体的にNewbeesはどのように進化したと感じていますか?
Purpose、Valuesを策定して、組織の気持ちを明文化したのは大きいと思います。
今でも「着地点を探す」は私の大切な仕事の一つです。そこはデザイナー時代と変わっていません。ただ探し方が変わりました。「一人で探さない、みんなで見つける、見つからない時は詳しいヒトに探してもらう」が今のやり方です。
着地点をみんなで探したい、だからこそValuesである「対話」「共創」「貢献」が必要となりました。メンバーがValuesに共感できるように色々と環境を整えると、新たにValuesに共感をしてくれるヒト達とも出会うこともできました。
メンバーは皆、着地点を探すために、色々なアイディアを出してくれたり、時には否定もしてくれる。それが組織の成長に繋がったのだと判断しています。もちろんpecoも一緒に着地点を探してくれる大切なメンバーです。
── 急に振られるとなかなか照れますね。確かに私もkazuさんに文句を言う時は言いますし、疑問に思うことは素直に伝えるようにしています。上司や社長に対しても、自分の想いを何かしらのカタチで伝えられるのはNewbeesの魅力だと考えています。
意見を主張できる、会社はしっかりと聞いてくれる、ダメならダメでその理由を教えるという、そのようなカルチャーは定着していると感じています。
そう感じてくれると嬉しいです。
── 次に事業の話をしてもらって良いですか。現在の主力はマッチングアプリのシステム開発ですが、この事業の良い点、悪い点を教えていただきたいです。
良い点はやはり人と人の出逢いを建設的に紡ぐことで社会に貢献できること、そして常に求められているサービスであることです。
ビジネス面でのメリットは「サブスクリプション型ビジネス」が成立しやすいサービスであるため、継続的な売上が得られ、さらにユーザーデータも継続的に蓄積されるので、サービス改善がやりやすい部分です。
悪い点は2点あります。
1点目はサブスクリプションの積み重ねが重要なビジネスであるため、利益が出るまで時間がかかることです。課金ユーザーの継続率を高めないと成功できません。
そして2点目は、継続率を高めるために、恒久的に開発への投資が必要になることです。
ただ後者(開発への投資)は「コストと考えるのかR&Dとして考えるのか」で、事業戦略にポジティブな変化が出ると考えています。
── 具体的にどのような変化が生じるのですか?
システム改善をする中で「これは新たなビジネスにつながる」と思える機能も多く、それらのマイクロサービス化に取り組み、新たなビジネスに繋げています。
例えば、マッチングアプリで最も重要な機能で「年齢確認機能(利用ユーザーが18歳以上であることの確認)」があります。
これはインターネット異性紹介事業を営むために必要な機能となり、顔写真のある公的身分証明書チェックにて18歳以上であることを識別する必要があります。
俯瞰でみれば、様々なネットサービスで利用されている「本人確認機能」と仕組みは同じです。
そこで画像解析や自動不正チェックなど、付加価値となる機能の実装をおこない、一つのサービスとしてローンチしました。狙う市場は「eKYC(金融業界向け本人確認手続き)ほど厳格な身分証確認は必要ないけど、本人確認が必要なサービス」です。
── 現場から新たなサービスを創生する流れですね。逆にゼロから何か新たなサービスを立ち上げるという計画はありますか?
今は協力会社と新たなシステムの開発をおこなっていますが、それが一段落した後は、ぜひ取り組みたいと考えています。
その時はメンバーのアイディアや情熱から、サービスを組み立てたいと考えています。そうですね、最先端のテクノロジーを駆使して、人の幸せに繋がるサービスを作っていきたいかな。自身が技術者ではないので、ミーハーな気持ちで「すごい技術を見たい!」という気持ちもあります。
── おお、ここでNewbeesのPurpose(テクノロジーで幸せを創り出す)を入れてきましたね。私もテクノロジーの先にある、Newbeesオリジナルのサービスを見てみたいです!
最後の質問になりますが、今後どういった方と一緒に働きたいか教えてください。
やはり同じ価値観の人と一緒に働きたいです。チームプレーが好きな人、目標に向けて議論を交わすのが好きな人、知識をオープンにするのが好きな人、ペルソナで言えば「よいヒト」のステータスが高めの人です。
よいヒトたちと一緒に「やさしさを、広げる」を実現するために、「より良い着地点」を探していきたいです。
── やはり最後は理念を入れてきましたね。本日はありがとうございました。
いかがだったでしょうか。 HR担当がインタビューをしたので、手前味噌な部分もありますが、インタビューを通して、Newbeesというチームに少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。
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