小学校時代のいじめの話②

下記の記事の続きです。

いじめが始まってから、私は人への不信感を募らせた。

・仲がいいグループ内で喧嘩して、一人になった時だけ私のところにきて『瞳ちゃ~ん、一緒に移動しよ?(移動教室の時とか)』とくっついてくる。

※当然、仲直りして元のグループに戻ったら私のことなんて、がん無視である。

単純に、一人になりたくない、ハブられて可哀そうに思われたくない、というエゴに振り回されていた。

当時の私は‘話し掛けてもらえて、一緒に移動できて嬉しい’とさえ思っていた。

それがただ、良いように利用されていただけだ、と知った時の悲しさ…今思い出しても辛い。

・私がいじめられていたことを担任は気づいていたはずなのに何も助けてくれなかった。

気づかないわけないですよね。というより、担任も休みがちな私の勉強の遅れ等にうんざりしている雰囲気満々にだしていた。

実際、算数の勉強についていけていない時に担任から『休んでばかりで、人を頼ってばかりいるから、できないんですよ!!』と謎に怒鳴られた。

人を頼る?誰も頼れずに我慢して登校しているのに??

今考えても意味不明な発言で、教師としての責務を全うしておらず八つ当たりされた、としか思わない。

担任の『面倒なことに巻き込まれた』感でうんざりしている感じ、今となっても忘れられない。

・親は私の話を聞こうとせず、無理やり学校に行かせた

まず、私はいじめられていることが辛かったと同時に恥ずかしかった。とてもじゃないが人に話せる心理状態ではなかった。

せめてもの訴えが『おなかが痛い、頭が痛い』という体調不良。

これは嘘ではなく、本当に体調が悪く辛かった。

おなかは後から『過敏性腸症候群』が原因と分かり、頭痛はおそらくストレス反応だったのだと思う。

親は私の言葉通りにしか受け取らず、いくつもの病院へ連れていった。MRIのような機器で検査も受けた記憶がある。

が、当然ながら『異常なし』私は親から嘘つき呼ばわりされてしまった。

もしも、私に同じ年齢の子どもがいて体調不良を訴えてきたが内科では異常がないとしたらどう対処するか…

おそらく、『心に問題があるのではないか?なにか悩んでいること、もしかして学校でいじめを受けているのではないか?』と考えると思う。

親は、その考えに至らなかった。

『病院で検査しても何にもなかったんだから、学校へ行け!!』と私のランドセルをつかみ、嫌がる私を外に引きづり出した

当時、仕事ばかりであまり会話のなかった父からされたのでとても逆らえず、とても怖かったのを覚えている。

『この人たちは、私のことを何もわかろうとしてくれないんだな』

その時から、私は親に対して感情を殺すようになった。


小学校時代のいじめの話はこれで終わりです。

その後は感情を殺しながらもなんとか学校へ行き、卒業しました。

その当時の写真を見返すと、どれも目が死んでいる自分が写っています。



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