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「WordPressの必須プラグインまとめ記事」をまとめた結果 (2020年、20件集計)

仕事でWebサイトを制作する際、WordPressを使うことがよくあるのですが、プラグインに関する知識がほぼ更新されていないのに気づいたので、Googleで「WordPress プラグイン 必須」と検索し、上位20件の記事で紹介されているプラグインを集計してみました。

当記事では上位10位までを紹介しますが、忙しい人用に集計したデータをPDFファイルにまとめているので先にご紹介します (参照した記事のURLは上記資料内に記載)。

それでは、20記事でオススメされていたWordPressプラグインの集計結果をご覧ください!

1位: Akismet Anti-Spam (+14)

コメントスパムをフィルタリングするためのプラグインで、標準プラグインの1つです。私自身、投稿記事にコメント機能をつけた経験がほぼなく、使ったことがほぼないのですが、75%ほどのまとめ記事で必須扱いになっていました。

注意点として、「商用利用」は有料となる模様です。
参照: https://sou-hei.com/plugin/spam-protection-akismet/

2位: Google XML Sitemaps (+13)

サイトマップを自動生成し、検索エンジンに通知するプラグインです。

後述5位の「All in One SEO Pack」を導入している場合不要です。まとめ記事を見ていると、あらかじめSEO対策が施されたテーマを使用している場合でも、XMLサイトマップには手が回っていないことがあるらしく、その場合に組み合わせて使うことが多い模様でした。

2位: EWWW Image Optimizer (+13)

画像を最適化のためのプラグインです。投稿時に画像を圧縮するだけではなく、すでに投稿された画像の圧縮も行うことが可能です。

TinyPNG」などを使用して画像圧縮をしている場合は不要ですが、記事投稿をクライアントが行う場合など、わざわざ画像圧縮を行うことが難しいシチュエーションで役立ちます。

ただし「無料版は圧縮率が悪い」という声をちらほら目にするので、導入に際して、圧縮率をチェックしたほうが良さそうです。
参考: https://matcha14.com/image-compression/

4位: Broken Link Checker (+9)

リンク切れが生じた場合、通知するプラグインです。サイト内のリンク切れだけではなく、外部サイトのリンク切れチェックも行ってくれます。

5位: All in one SEO Pack (+11 / -3)

SEO設定のプラグインです。メタ情報・OGPの設定、XML Sitemapの設定を行ってくれます。

有名プラグインですが、非推奨としている記事が3件あり、主な理由は、あらかじめSEO対策がされたテーマの場合競合してしまうという点でした。

導入を検討する場合、使用しているWordPressテーマが「All in One Seo Pack」を推奨しているかどうか否かをチェックする必要がありそうです。

[SEO対策が施されたWordPressテーマ]
・cocoon
・SANGO
・JIN
・賢威7
・AFFINGER5(EX)

参照: https://isaostyle.com/allinoneseopack-unnecessary

5位: WP Multibyte Patch (+8)

標準プラグインの1つで、英語圏で作られたWordPressを日本語などマルチバイト文字を扱う環境で正しく動作させるための機能を持っています。WordPressで日本語サイトを作る際には無条件に有効にしてOKです。

Webサイト制作時には、最初期から有効しておくことを強く薦めます。途中から有効にしてしまうと、パーマリンクを用いたページでリンク切れが生じてしまったりすることがあるので注意です。

7位: Contact Form 7 (+7)

Webフォームのプラグインで、デファクトスタンダードです。おそらく今回紹介するプラグインの中で、おそらく1番有名ではないでしょうか。

私と、私の所属する会社では「MW WP Form」を使用していてそれも便利なのですが、他者 (他社) への引き継ぎを考えるとメジャーな「Contact Form 7」のほうがいいのかも……、と思い始めています。

7位: BackWPup (+7)

バックアップのためのプラグインです。定期的な自動バックアップの設定、レンタルサーバーやDropboxなどのクラウドサービスへ転送・保存することが可能です。

9位: AddQuicktag (+6)

WordPress記事の編集画面の装飾タグのボタンを増やすプラグインです。ただし、WordPress 5.0以降の新エディタ「Gutenberg」には対応していないとのことなので、クラシックエディタでの対応が必要なときに導入を検討してみてください。

10位: Jetpack by WordPress.com (+6 / -1)

アクセス解析、SNSへの自動投稿、セキュリティ対策など30種類以上の機能がまとめられたプラグインです。

一部機能の使用には、「WordPress.com」へのアカウント登録が必要です。

多機能で便利である反面、「サイトの表示スピードが落ちる」という点から非推奨としている記事も1件ありました。
参照: https://blog-tip.com/wordpress/plugin/recommend/

10位: WordPress Popular Posts (+5)

人気の記事を一覧表示するためのプラグインです。すでに人気のコンテンツへのリンクを設けることでPV数を増やしやすくなります。

10位: Table of Contents Plus (+5)

記事内の目次を生成するプラグインです。ページ内の見出し (h1〜h6) をもとに自動生成するため、見出しタグがなければ目次は生成されません。

10位: Redirection (+5)

301 / 302リダイレクトを行うプラグインを行うプラグインです。Webサイトの引っ越しの際などに使用します。

.htaccessなど、自力で設定できる場合は不要となるプラグインです。

集計ルール: Google 検索の上位20件をまとめました。

最後に、集計ルールを記載しておきます。今回の集計ルールは以下でした。

[1] 「WordPress プラグイン 必須」でGoogle 検索。
上位20件の記事をブラウザで表示 (2020/02/17に実施)

[2] 各記事で紹介されているプラグインを一覧表にまとめて集計

・記事内で「必須」「あったら便利」などカテゴリわけされている場合、「必須」のみ抽出し加算「+1」
・記事タイトルで「おすすめプラグイン8選」「10選」など謳っている場合「○選」の数のみ抽出し加算「+1」

[3] 「おすすめしない」というコメントがあったプラグインは減算

「おすすめしない」コメントのあった記事ごとに「-1」

まとめ

今回調べてみたところ、世間で必須扱いになっているプラグインの半分ほど、触ったことがないということがわかりました。

私は、どちらかというと簡単な機能は独自で実装してしまう派なので、プラグインの知識が少ないことを自覚しているのもあり、この機会に1回くらいは試して使い方を覚えておいておこうか、と考えています。

この記事を読んで、知らないプラグインを見つけることができたなら、この機会に調べてみてみるといいのではないでしょうか。

ではまた!


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