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2019年版買ってよかったもの④『武器になる哲学』を読む


どんな本でも読むべき最適年齢というのはないと思うけど、この本は50を過ぎた今出会ってほんとに良かったと思う一冊。言葉の一つ一つが「そうだよなぁ」と腑に落ちるとともに自省の念を抱かせる、読書の醍醐味を深く感じられる本です。

この本には、アリストテレス、マキャベリ、ルソー、ウェーバー、ナッシュ、ボードリヤールなど50人の哲学者のエッセンスを読みやすいように、それぞれ5ページぐらいにまとめられています。哲学なんて役に立たない。そう思いがちだけど、実は社会人にとってこれ以上大切なものはないと言えるくらい珠玉の知識ばかり。

名前しか知らない哲学者ばかりだったけど、会社や私生活でいろいろな決断をするときに参考になる知識が1ページにいくつもあって、50年生きてきた経験がページに染み込む感じが読んでいて心地いい。

この本のおかげで東浩紀や山口周の他の著作も読んでみたいと思いました。

超おすすめ。

余談ですが、経済学で出てくる『ナッシュ均衡』のジョン・ナッシュの生涯を描いた映画『ビューティフル・マインド』もお気に入り。

ちなみにこの本はもともと図書館で借りたものだったのですが、何度も読み返したいと思って購入したものです。


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