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そうだ (おちついたら)京都(市京セラ美術館に)、行こう。

こんにちはあるいはこんばんは

みなさんはじめまして、スタッフのひのと申します。

突然ですが、みなさん京都はお好きですか?

例年ならこの時期、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのCMが流れて京都へ桜を見に行きたくなる、そんな時期ですね。

でも昨今のご時世では長距離の移動を伴う旅行は憚られ、なかなか行くことができません。

しかし、この状況がおちついたら京都に旅行に行きたいと考えている方も多いと思います。

そこで今回は、

そうだ (おちついたら)京都(市京セラ美術館に)、行こう。

と題し、

昨年2020年5月にリニューアルオープンした、京都岡崎にある京都市京セラ美術館を京都出身のひのが個人的にとった写真をメインにご紹介したいと思います。

京都市京セラ美術館は1933年(昭和8年)に公立美術館としては東京都美術館に次ぐ日本で二番目に開館した美術館です。

その建物は公立美術館として現存する最も古い建築となっています。

また、洋風建築の上に和風建築の屋根を載せるという1930年代の日本で試みられた帝冠様式と呼ばれる和洋折衷の建築様式が今に残るユニークな建築となっています。

その90年近く前の建物が今回、外観をほぼそのままに維持しながら2つの大きな変更を加えリニューアルされました。

1つ目は、西側玄関前に、地下に新設されたメインエントランスへと緩やかにつながるようすり鉢状に勾配のついたスロープ状の広場が設けられたことです。新設されたメインエントランスは西側玄関前を掘り下げて作られたもので、全面をガラスで覆った「ガラス・リボン」というファサードとなっており、ここにはミュージアム・ショップやカフェなどが設置されています。

このメインエントランスを中に入ると正面に大階段があり、中央ホールへと上がることができます。

この中央ホールは美術館の各エリアへと繋がるハブであり、南回廊、北回廊、「東山キューブ」、日本庭園へと自由に行き来することができます。

このメインエントランスから東山を借景とする「東山キューブ」へと続く東西軸の動線は、今回のリニューアルの大きなポイントとなっています。

2つ目はメインエントランスから中央ホールを通り、東へ進んだ先にある新館「東山キューブ」です。

面積約1,000㎡、天井高5mの様々な表現に対応する高機能な最新設備を備えた展示空間で、現代美術を中心に多くのジャンルを展示することができます。

また「東山キューブ」の屋上には屋上庭園が備えられており、屋上庭園「東山キューブテラス」からは雄大な東山を望むことができます。

それでは、リニューアルしたその姿を一部写真でご紹介としたいと思います。

※撮った写真は2020年10月のものです。情報が古い場合がございます。あらかじめご了承ください。

京都市京セラ美術館

メインエントランス前広場(京セラスクエア)

すり鉢状に勾配のついたスロープ状の広場

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案内板

本館外壁と同じタイル、銅板屋根が用いられている。

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メインエントランス(北西側から)

新しいエントランスファサードの「ガラス・リボン

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メインエントランス(正面(西側)から)

京都市民に永く愛され、美術館を強く印象づけてきた京都市美術館の正面ファサード(帝冠様式)と新しいエントランスファサードの「ガラス・リボン

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メインエントランス(南西側から)

平安神宮の大鳥居の近くから

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南玄関(南西から)

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南玄関(南から)

南北玄関庇は、幕板を新調のうえ、保管されていた飾り金物を研磨、再取り付けを行い、創建当初の意匠を復原している。

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南玄関(南東から)

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東エントランス(南東から)

右手奥に見えるのが「東山キューブ

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東エントランスロビー(「東山キューブ」側から)

東エントランスロビーは、これまで管理上閉め切らざるをえなかった東玄関を、ガラス張りのロビーで室内化して常時開放できるようにしたもの。

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以上、いかがでしたでしょうか?

今回、内部の写真は残念ながらないのですが、中央ホールへ繋がる大階段中央ホールの大空間、その他各種細部にみられる意匠などどれも一見の価値のある内部ですので、展示とともに見て頂きたいと思います。

みなさんぜひおちついたら京都市京セラ美術館へ足を運んでみてください!


なお、現在、京都市京セラ美術館新館「東山キューブ」では4/11まで

おちらしさん美術にもチラシが入っていた

平成美術:うたかたと瓦礫デブリ 1989–2019

が開催中です。

お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

その際には今回ご紹介した京都市京セラ美術館の建物自体もじっくり観て頂ければと思います。

京都市京セラ美術館


京都岡崎にはこれ以外にも多くの文化施設がありますのでまた機会があればこちらでご紹介させて頂くかもしれません。

第2弾の
そうだ (おちついたら)京都(の○○に)、行こう。
をどうぞご期待ください!


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