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推しに出会って 歌喜劇に出会った

こんにちは!スタッフのえいもんです。
2回目です。前回は直近で「推し」ゴトがあったのでつらつらと書いてしまいました。読んでくださった方、ありがとうございます!
今回も「推し」についてですが、少し時を戻して「推し」と私のターニングポイントを振り返ってみようと思います。
(今は大好きな推しの曲を聴き、窓から差し込む太陽の光を感じながらこれを書いているので万全の体制です。最高です。)

私は演劇または何か作品を見ようと決める時、作品の内容が気になる、この脚本家さんが気になるなど理由は色々あります。ただ推しがいる身としては「推しが出ているから絶対見に行きたい!!」という1つの強い感情で行くことも比較的多くあります。なんなら「行かなければいけない!」という使命感すら持っています。

そんな強い使命感を持って、2016年「歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋」を観劇しました。観劇した理由はただ1つ、推しが出ているからです。
(この推しは前回の記事とは違う人です。グループみんなを推しています。)

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「歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋」は真面目が取り柄な市場生まれの三男坊、主人公の市場三郎が一緒に働いている職場の人たちと行く温泉旅行で巻き起こるハプニングや恋模様など道中をコミカルに描いています。

正直、当時の観劇前は「推し」が演じる主人公、市場三郎を見に行く!としか考えていませんでした。しかし、いざ観劇してみると市場三郎の世界にどっぷりハマってしまいました。

内容は本当にこれこそ喜劇、少しシュールさも含みつつ繰り広げられる人情劇です。そしてこの作品の最大の魅力は「歌喜劇」です
タイトルについている「歌喜劇」、みなさん聞いたことありますか?
その名の通りこの作品では様々な場面で歌を歌うのですが、完全にアカペラで歌い上げます。そのため、最初の歌い出しやテンポ感はその時の出演者によって毎回生み出されていきます。
私はこの舞台で歌喜劇というジャンルに出会ったのですが、このミュージカルのような、でもそれとは違うアカペラでは歌い上げる凄さに圧倒され、この作品ならではの温かさに懐かしさと感動を覚えました。

また、推しが演じるこの作品の主人公「市場三郎」は推しの普段のキャクターと少し似ているところがあるなと見た瞬間に感じました。真面目が取り柄でピュアな青年を演じている姿は穏やかでメンバーにツッコまれながらも一生懸命に取り組んでいる彼自身の姿をうまく活かしていて応援したくなるような空気が劇場に溢れていました。普段とは雰囲気の違う役だと新しい一面が発見できたりするのでそれはそれで好きなのですが、この役ばっかりはイメージとぴったりという要素が私にとって大事だったんだと思っています。
だからこそ、「歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋」という作品そのものが好きでした。

そこから当時学生だった私は学業・バイトの合間に、暇さえあれば当日券が欲しくて多摩の方から新大久保のグローブ座まで通っていました。
歌喜劇というジャンルに魅了され、脚本家さんの別の作品を見に行ったり、推しと一緒に出てた出演者さんの作品をチェックしたり、推しを通して歌喜劇に出会い、そこから舞台の世界がグッと広まった体験でした。こんなに必死になってこの作品とそれに関わる人を見たい!と思ったことはなく、ここが大きなターニングポイントだったのではないかと今考えています。

そして、様々な舞台を見るようになっていた2018年、シリーズ第二弾「歌喜劇/市場三郎~グアムの恋」が上演されました。
偶然にも公演初日が私の誕生日で運命でしかないと思い、初日のチケット確保し観劇して嬉し涙を流したことを今でも鮮明に覚えています。

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グアムの恋編からもうすでに3年経つのが驚きですが、あの作品に出会った体験が推しを応援している日々や現在も舞台を観劇するきっかけに繋がっているんだろうなと感じています。

第三弾またやってくれないかな〜と淡いけどしっかりした期待を持ちつつ、「推し」通じてまた新たな世界を探しに行ってきます。


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