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Vol.2 まちの文脈を引き継ぎながら、これからの姿を考えてみる①

やってみたいを見つける・創業を応援する
『まちの空想倶楽部』
3/26(土)のワークショップ内容のレポートです。

〜第2回ワークショップ霞銀座商店街•中央公園編〜

ワークショップ第2回目は霞銀座商店街と中央公園を歩きました。

前回同様、谷田さんの主旨説明後、チー厶ごとに、自己紹介と各自の「やってみたい」を共有。(今回も3 チー厶)
1 回目を経験済みのリピーターさんもいらっしゃり、専門人材のメンターとともに参加者の発表をリード。早々に会場は賑やかになりました。

この日に集合場所となったのは「せとうちテックラボ」さん。
「地域発のデジタル化推進拠点」として株式会社ソフトバンクが昨年の12月に開設。「地域に寄り添ったデジタル化やビジネスモデルの開拓・開発を図る」ことを目的に、「loTやAPI連携などを活用した解決事例や最先端技術を紹介」されています。(※ソフトバンクの公式WEBサイト参照)

「やりたいこと」を実現するための手段として、デジタル技術も大きな可能性を持っていそうです。

〇まちの昔、今、これから

まち歩きはこちらから少し移動して、霞銀座商店街の西端からスタート。
今回のコースは霞銀座商店街と商店街の裏路地を歩き、中央公園を通って、後半のワーク会場の「AREA INN FUSHIMICHO」(伏見町)を目指します。

まずは谷田さんから簡単に商店街の紹介。元々はアーケードがかかっていたのですが、採光性の面で屋根が撤去され、現在は構造物だけ残されているとのこと。その不思議な風景に、参加者は興味津々。早速、チー厶ごとにアイデア出しのディスカッションがはじまっていました。

霞銀座商店街を歩いていると、空き地や駐車場がぽつぽつと見られます。
「空き店舗の借り手・買い手が見つからないと、維持管理がより簡単な空き地になってしまいます。そうすると、地域の固有の風景が失われてしまいます。」(谷田さん)

また、お店が住居兼店舗となっているところが多いのもこの商店街の特徴とのこと。店舗を閉めても2階に住んでいる場合は、店舗部分を賃貸に出しにくいという事情もあるようです。

「そういった特徴もアイデア出しのヒントにしてみてください」(谷田さん)

途中、霞銀座商店街を少し折れて、裏路地に入りました。一見私有地のようですが、登記上は公共の道路とのこと。住人の方に配慮して声のボリュー厶を落としながら通り抜けた一同。

普段は通らない道の姿に、異国風な情緒を感じつつ、「この路地を活かして何かするとしたら」というアイデア出しに、参加者たちは頭を捻らせていました。

全長約200mの距離でしたが、レトロな看板、木造の趣ある建物、裏路地、ユニークな形のビルなど、コンテンツが満載で、参加者は少し歩いては写真を撮り、また歩いてはアイデア出しをし、とじっくり時間をかけて歩いていました。

霞銀座商店街を抜けて、一行は中央公園に向かいます。
ここではまず、中央公園にある力フェ・Enlee (エンリー)のオーナーであり、専門人材として、今日のワークショップのメンターを務めている藤井さんからお店の説明がありました。

エンリーは2021年5月に、中四国初の公募設置管理制度(Park-PFI)を導入して福山市中央図書館横にオープンしたガーデンカフェです。藤井さんは10年前に公園横にKOKONというカフェをオープンされていて、「いつかはガーデンカフェを」という夢をお持ちだったとのこと。

「今回ご縁で、念願のガーデンカフェをオープンすることができました。ただ、これがゴールではなく、ここからが始まりだと思っています。公園をもっと面白い場所にしていくために、みなさんアイデアをいただけたら」(藤井さん)

「ここはもともと、旧藩校の誠之館があった場所。そういった歴史もあり公共性の高い図書館が建てられたそうです。そういう経緯やストーリーも、どういう場所になっていったらいいかのヒントにしてみてください。みなさん、藤井さんの夢に乗っかっていきましょう(笑)」(谷田さん)

次回は、vol.2-②
コースを歩きおえた一同は、後半のワーク会場「AREA INN FUSHIMICHO」でイラスト化の準備に取り掛かります。

主催:福山市
受託事業者:株式会社umika
協力:中心市街地ネットワーク
テキスト:箱田あき
フォト:足立翔太郎/Unsquare

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