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区役所職員にインタビュー! ─子ども・若者部 子ども家庭課 後編─

みなさんは、「役所」と聞いて、何を思い浮かべますか…?
利用する機会も少なく、どんなお仕事をしているのか、どんな方が働いているのか、イメージが湧かない方も多いことと思います。

そこで今回、ねつせた!では、そんな世田谷区役所の職員にインタビューする企画を始めました🍀
現在、区役所のいろいろな部署で働く職員へのインタビュー記事を不定期で発信しています!

第2回目は「子ども・若者部 子ども家庭課」!
ねつせた!メンバー「みづき」、「うっちー」、「なかしー」が、子ども家庭課の3名の職員の方々にお話を伺いました。

後編である今回は、「子ども家庭課」で働く職員についてフォーカスします。
インタビューを引き受けてくださったAさん、Bさん、Cさんご自身について伺いました。

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今まで学んできたことが、今に活きている! 

みづき 大学生活や前職のご経験の中で、今のお仕事に活きていることはありますか?

Aさん 大学で法律の勉強をしていたことですね。業務上、国や都から送られてきた文書を読むのですが、日常的に目にするものと比べると堅い文章になっています。しかし、大学で法律の勉強をしていたので、そのような文章もあまり抵抗なく読むことができています。

働く中で、新たに気づいた「世田谷の魅力」

なかしー 働く中で新しく気付いた世田谷の魅力はありますか?

Cさん 実際に働いて知ったのですが、地域のなかで子育て支援の活動などに積極的に参加してくれる団体が多いことです。例えば「おでかけひろば」を運営しているのも、地域の団体が主です。そういった方々がいることは魅力だと思います。

昼休みの過ごし方は? 

なかしー 今日のお話で多忙なお仕事をされているという印象を受けたんですが、そんな中で、昼休みや休憩時間はどのように過ごされていますか?

Bさん 区役所の昼休みは1時間なので、お昼ご飯を食べたりスマホで調べものをしていると時間が終わっちゃうということもあって、本当に短いなぁと。
時々それだけだと寂しく、普段デスクワークということもあるので区役所のまわりを散歩したりしていますね。
下北沢とか二子玉川で働く同期からは、「周辺にお店が多く、ランチなどの際に利用している」と聞いたことがあります。

Aさん 入って1年目は、同期と一緒に区役所の食堂に食べに行くなどしていたこともあったんですけど、今の執務室が5階なので、私は降りるのが面倒くさかったりして。
朝に買ってきたご飯を食べた後は、特に過ごし方を決めているわけではありませんね…。

Cさん 今年に入ってキッチンカーが来るようになったのですが、職場の先輩たちとお昼ごはんを買いに並んだり、お話したりして過ごしています。

仕事をする中で、感じること 

みづき 今まで経験した中で「大変だったこと」と、「やりがい」は何でしょうか?

Cさん 複数の事業に携わるので、まず事業を覚えるのが大変でした。また、昨年度末ごろからはコロナ関係で忙しくなりました。しかし、私たちが働くことで、区民の方々が安心して子育て施設を使っていただけると考えるとやりがいを感じます。

Bさん 子育て関係の業務は新しい制度ができることが頻繁にあるため、同じ業務でも去年と今年は変更点があったりするので、それが大変ですね。昨年度は児童相談所を設置するための準備業務もありました。一方、生活困窮世帯に対する支援事業を行う中で、支援が届いた方から感謝の言葉をいただくことがあります。大変な業務の中で感謝の気持ちを伝えられると、やりがいを実感しますね。

Aさん コロナの影響で学校休校が決まった際に、急遽、お弁当を配ることに決めて(中編参照)から学校の保護者の方にお知らせするのに時間がほとんどなく、お知らせを出してからは鳴り止まない電話に対応する必要があり、大変でした。業務を行う中で区民の方々の声を直接聞く機会はあまりないのですが、感謝の声や好意的な感想をいただくことがあると、やってよかったな、と感じます。

みづき 新型コロナウイルスなど、今まで経験したことのないような出来事には、柔軟な対応力が必要なのだと感じました。
では、そのような大変なことを乗り越える「原動力」や「モチベーション」は何ですか?

Aさん 大変だけど目の前のことをやるしかない、というのが正直なところです。それがどこかで区民の方々の役に立っているんだ、という気持ちを持って、目の前の業務に取り組んでいます。

Bさん 今自分が取り組んでいることは、どういう意味があるのか考えることで、大変なことも乗り越えられるのかなと思います。また、「来週は出かけられそうだ!」など、楽しいことを考えることでやる気を出していますね。突然仕事が舞い込むこともあるので、普段から大変さを和らげるように心がけています。

Cさん 頻繁には行けませんが、「おでかけひろば」などに行って現場で運営されているスタッフや利用者の皆さんの姿を見るとモチベーションが上がります。

みづき プライベートでもお仕事の中でも、原動力やモチベーションが生まれるのですね!

これからの展望 

なかしー これからのお仕事の展望はありますか? 

Aさん 私にとって、子ども家庭課は2つ目の職場で、1つ目は教育の分野でした。そこから福祉の分野・子どもの分野に移ったので、全くと言っていいほどやっていることが違います。役所の仕事ってすごく細分化されていて、それが弊害になってしまうこともありますが、それにはちゃんとした理由があるんです。組織としてある程度細かい単位にして、専門的に責任をもって事務を処理している。そういう前提があるから、それぞれが連携することが出来るという面もあります。今後は、例えば都市整備の領域であったり、地域活動の領域であったりなど、いろんな職場を経験したいな、とは漠然と思っています。

Bさん 私にとっては1つ目の職場なので、まだ異動などは経験していないんです。私を含め事務職って、いろいろな職場に異動する可能性があります。例えば、Aさんのように、教育から福祉への異動や、同じ部署内でも「窓口」など違う領域の担当になることもあり得るので、実際に子ども家庭課での経験が活かせる部署に行けるとも限りません。そのため、今のところ将来の予定がわからないのですが、これから違う職場にいったとしても適応できるように、その場その場の仕事を覚えていって、自分自身が変化についていけるようにしていきたいと思います。
また区役所自体のICT化も進んでいく可能性があると思うので、そういったスキルも遅れないように勉強していきたいですね。

Cさん 私は世田谷区に入ってから2年目で、今後異動するにしても「ほかの部署がどういうことをやっているのか」知らないこともたくさんあります。だからこそ、全然違う領域に行ってみて、いろんな役所の仕事を実際に経験していきたいなと思っています。
自分が携わったものが形として残ると嬉しいと感じますし、そんな仕事ができるようになれたらいいと思います。

なかしー 異動の可能性が不透明だからこそ、様々なお仕事を経験されていきたいと考えていらっしゃる方が多いのですね。今回のインタビューを通じて、区役所で働いていらっしゃる皆さんの意識を伺う事ができました。貴重なお話、ありがとうございました。

以上、区役所職員にインタビュー! ─子ども・若者部 子ども家庭課 後編─でした。
今後は子ども・若者部以外の部署にもインタビューを企画しています。お楽しみに!

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