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人生リブート指南(2) 「都会」と「村」の間には「町」があるよ、という話

長らく「都会で華やかな生活をすることをあきらめた人間の選択」みたいなニュアンスの消極的意味あいで用いられてきた「田舎暮らし」という言葉。
これがいつの間にやらホットワードに転じています。
今世紀に入ったあたりから日本は「インターネットの普及」「物流網の拡充」などによって「どこに住んでもさほど不便は感じない国」になりつつあったわけですが、そこへ昨今の「テレワークの推進」が加わって「都会からの脱出を阻むハードル」がよりいっそう低まった感じでしょうか。
紙媒体でも電波媒体でも「田舎暮らしをタイトルに用いたコンテンツ」が急増しています。

それ自体は別にいいんですけどね、しかしこの現象のせいで「都会を脱する=田舎暮らしを始める、と短絡的に考える人」が増えているのは困った話。
この誤解をどうにかしないと「都会から出たいとは思ってるんだけど田舎は苦手」といったタイプの人を「都会から出られない状態」にしてしまいかねません。
だから私は「田舎暮らし」とは異なる、「脱都会を促進するための新たなパワーワード」を作る必要があると思うんです。

「男と女の間には深くて暗い川がある」と歌の文句にありますが、「都会」と「田舎」の間には何があるんでしょうか?
都会を「都市」、田舎を「村」と言い換えると、やはり「町」なんでしょうかね。
まぁ都市の中にも都会とは言い難いのどかな所(私が移住したところもコレ)もありますが、イメージしやすくするために「都市→町→村」といったグラデーションで語らせていただきます。
「田舎暮らし」と聞いて「自分にはムリムリムリムリ……」と尻込みしてる人でも、もしも「町暮らし」だったら「これだったら自分でも出来そう」となるかもしれません。

じつは私も田舎が苦手なタイプなので、日本が「都会以外は全部田舎」みたいな国だったら、死ぬまで都会を出なかったかもしれません。
でも「都会で暮らすことのリスク」に耐えられなくなって「都会以外の地」についてリサーチし始めたら都市でも村でもない「町」、それも「素敵な町」が全国に数多くあることが分かって、そのうちのひとつに引っ越しました。
このnoteでは、「都会暮しとも田舎暮らしとも一味違う町暮らしの魅力」を伝えていきますね。
もしもあなたが私のエリアでの町暮らしに興味を抱くことがあったら是非ご一報ください!

画題「全ての『都会以外』を敵にまわすぞオマエ」

非都会をナメんなよ


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