見出し画像

人生リブート指南(32)町は「問題」で満ちている

町は「問題」で満ちている・・・なんて言うと「早急に解決すべき自治体の課題」みたいな社会派テーマ的なイメージを持たれそうですが、そんな話をここでするワケがないでしょ。

ほら、使われてるペンキが経年劣化し、退色を通り越して完全に消えてしまってるような看板や標識ってたまにあるじゃないですか。
いっそ全部消えちゃってればスッキリするんですけどね、趣向を凝らして一部分だけに「褪せやすい色」を使った結果「5文字あるうちの真ん中2文字だけ見えなくなってる」みたいなのが少なからずあったりする。
それはまるでクイズの「穴埋め問題」のよう。
ここで言う「町に満ちている問題」とは、つまりそういうモノのことを言うんです。

私はそういうのを「街頭クイズ」と呼んでるんですけどね、これが結構モヤモヤさせられる。
クイズ番組だったら数分待ってりゃ正解がアナウンスされるし、クイズ本だったら正解ページを見れば何が入るのかが一目瞭然。
けれども街頭クイズではその手が使えないんです。
自力で解けなかった問題未来永劫解けないまんま。
つまり、モヤモヤが一生続くわけです。

マゾ気質な人ならばそういう状況も楽しめるのかもしれませんが、あいにく当方にそういったケはなし。
そんな男なのに人生リブートして以降、東京時代よりも頻繁に街頭クイズに出くわしてしまうんです。
その結果、どんどん蓄積されていくモヤモヤ感を私はどうすればいいんですかね?

おおむねメリットばかりな私の人生リブートにおいて、数少ない「困ってる点」がこれなのです。

画題「この正解をご存知な方いらしたら教えてください」

路上クイズ


読者のみなさまからの温かいサポートを随時お待ちしております。いただいた分は今後の取材費として活用し、より充実した誌面作りに役立てていきます。