SXSW

2020年、様々なイベントが中止となる中、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)も例外ではなかった。

私が所属するカルチャー・マガジン、「アンテナ」においても編集長、自らがSXSWに足を運び現地の空気を感じ、自らのミッションを定め、そしてとにかく楽しんで来たというレポートを掲載している。私がアンテナに入りたいと思ったきっかけはSXSWの記事を読んだことにあると言っても過言ではない。

今日はSXSWについて調べ、まとめてみようと思う。

SXSW(South by Southwest)とは


音楽好きの方ならSXSWの文字をYoutubeなどでみたことがあるかもしれないが単なる音楽イベントではない。基本情報は何度も調べているのだが自身の記録のためにも改めて文章にまとめてみようと思う。

SXSW (South by Southwest)は1987年、アメリカテキサス州オースティンにおいて音楽祭から始まったイベントである。

音楽祭から始まったイベントではあるが現在では音楽・映画・コメディ・ゲーム、インタラクティブなど様々な部門に分かれている。
(※ インタラクティブ:企業のアイディアやテクノロジーを発表する部門)

10日間開催され、世界中から多種多様な人々がオースティンの地に集結し、それぞれの分野で意見を交わし合う。また音楽などで街をカルチャーにあふれたコミュニティに変貌させる。

SXSWはCONFERENCE、FESTIVALS、EXHIBITIONS、AWARDSの4つに分かれており、トーク・セッション、展示や祭典だけではなく、賞も授与される。30周年を迎えた2016年の基調講演では元アメリカ大統領のバラク・オバマ大統領が登壇するサプライズもあった。2007年にはイノベーションアワードをTwitterが受賞し、世の中に広がるきっかけとなった。EXHIBITIONSでは企業がトレンドグッズなどを展示する「SXSW Marketplace」も開催されている。「世界に繋がる」、「世界とすでに繋がっている」ショーケースがSXSWである。

SXSW の日本オフィスとしてVISIONGRAPH Inc.(正式名称・未来予報株式会社)という会社が役割を果たしている。SXSW 2020に向けた説明会の内容ページから気になるワードがあったので引用させていただく。説明会を担当したSXSW本部のピーター氏がSXSWを象徴する3つの言葉をあげていた。


SXSWを象徴する言葉  ”Convergence” ”Diversity“ ”Inclusive”

”Convergence” とは、業界の縦割りを取り払い、人々やアイデアを混ぜていくこと、”Diversity“ は、同調したり響き合うだけでなく、反対意見も含めたさまざまな考えを織り混ぜていきながら新しいものを生み出すこと、そして ”Inclusive” は、さまざまな声を無視することなく、すべてを取り込んでいくこと。

引用:https://miraiyoho.com/blog/pxfzft7m3arw2p8t286pxn2tfkdftwより

創造力のある人々がその力を存分に表現できる土壌がある祭典であり、ショーケース。それがSXSWだ。


SXSW Music Festival


冒頭にも述べたとおり、音楽祭からはじまったSXSW。SXSW Music Festival はインディーミュージックのショーケースの要素が大きく、SXSWにおける受賞や出演をきっかけにブレイクした例も多々ある。

Norah Jones
The White Stripes
Franz Ferdinand
The Strokesなどが最たる例であろう。

近年のラインナップをみてもBillie Eilish、Lizzo、Superorganizm、Pale Wavesなど世界で活躍するアーティストが名を連ねる。

私の好きなHippo CampusもSXSW2017に出演している。
Youtubeを探すと結構SXSWの映像があるのでおすすめです。

日本からも多くのアーティストが毎年、出演し今年は19組が出演する予定だった。

個人的に一番注目していたのはシンガソングライター/トラックメイカーの
「春ねむり」だった。日本でも着実に知名度をあげ、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017出演、後藤まりこと共同制作のシングル・リリースや後藤まりことのアジアツアーなど精力的に活動を行っている要注目のシンガー。


数年前に存在を認識し、アンテナの記事に出会ったことにより実際に現地に行ってみたいという思いがつのっていたSXSW。「今年の様子見て来年行ってみようかな、いや、出演できたら一番良いなあ」なんて思っていた1月頃。まさか新型コロナウィルスが世界を包むとはつゆ知らず。来年、世界が落ち着いていることを願い、必ずオースティンの地に行くという決心を胸に、今日のnoteを締めくくろうと思う。アンテナの編集長、堤大樹さんのSXSWレポートをまたこのnoteで紹介し、SXSWを知らなかった人たちが行きたくなるような、そして私自身が来年に向けて、その日からSXSW貯金を始めるような記事を数日以内に作成しようと思う。

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