見出し画像

FEVER 333というバンド

2018年、フジロックフェスティバル。いつもお世話になっているスタジオでフジロックの生中継を観ていたら、異常に会場を熱狂させているバンドを目撃することになった。FEVER 333である。


あれはもう2年前になるのか。

最近の好きな音楽との出会い方は、自発的に調べる、他人に薦められて知る。この2つだと思うので、偶発的に「ヤベえ」バンドに出会うことはほぼ無くなっていた。しかしステージを駆け回り、会場を揺らしていたこのバンドはまさしく「ヤベえ」バンドだった。(※「ヤベえ」バンドとは言葉を失うくらい「ヤベえ」バンドの意である。)


そして最も衝撃を受けたのはMCで(うろ覚えだが)「おれたちには言葉の壁がある。だけど音楽があるから今日、こうして繋がることが出来た」という旨の紳士的なメッセージを送っていたことだった。
ギャップにやられたのもあるだろうが、とにかく本当にそう思っているんだなという「嘘の無さ」がこんなにも顕著に言葉に出るのだろうかと感銘を受け、少し涙ぐんだことを覚えている。


FEVER 333は2017年に結成されたバンドである。ボーカル、ギター、ドラムとベースレスの3人組バンドであるが、過去に(ドラマーは現在も、別バンドで活動中)それぞれのバンドで活躍しており、解散後に即結成された FEVER 333は当初から、そのメンバーの豪華さが話題になったそうだ。FEVER 333の333はアルファベットのCを表しており、それぞれのCは以下を表している。
・Community(地域)
・Charity(慈善)
・Change(変化)

彼らの活動はこれらの3Cを基盤にしているそうである。


「俺らのやるべき活動は、俺らの音楽よりも大きい事なんだ。アートというのは偶発的だ。俺らは歌を通して気持ちを訴えるだけではなく、実際に行動を起こして今の世界を変えたいんだ。他のアーティストもそうしろって言っているわけじゃない。どうせ大きな貢献をした奴らは殺されるか狂ったみたいな扱いを受けるからな。だから俺らは世界を変えるために活動しているってことを公言しているんだ。世界の皆が社会政治学に注意を向けていた、あの頃のようにしたいんだよ。俺らが今作ろうとしている音楽は、これから起こる新たな革命のサウンド・トラックなんだ」(ジェイソン・エイロン・バトラー) 

                引用元:https://wmg.jp/fever333/profile/


久々に明確な意思を持って、それを声を大にして表明するバンドに出会った。行動を起こすための手段が音楽だった彼らは、世界を変えるため音楽を鳴らす。自分を、人を突き動かす力はいつだって、誰だって持っている。そんなことを彼らは訴えていきたいのだろう。

-----------------------------------------------------------------------------

ロックフェスティバルにもっと足を運んでおけば。そして海外のフェスを知らなさすぎた。
失って初めて気づくとはよく言ったもので音楽フェスが中止、延期になってからどんなフェスだったんだ?と調べて、行きたい.....となるのがここ最近。


先述したように偶発的に好きなアーティストに出会うことができのはフェスだろうという結論に誰と相談するわけでもなく行き着いた。コトが落ち着いたら(2021年かなあ。)このアーティストを目当てにいくではなく、このフェスを目当てにいくという目的でフェスに参戦したいと思う。

まずはフジロックフェスティバルからかな。
出演も3年以内には。。。

今年も夏フェス出たかったなあ......いまはできることをするしかないね。

ここ数日体調が悪いのもあってか、お題に困っていて、ネタを探しております。でもやはりディスクレビューも毎日すべきだなと思う日々です。本当に普通って何だったっけ。

一日ゆっくり今後を考える時間が欲しいななんて思う日々です。
家にずっといると逆にゆっくりする時間って無くなりませんか?
なにかをしていないと不安になるんです。そんなどんよりとした日々ですが今日、職場が一ヶ月ぶりに営業再開して、店舗に顔を出したらいつもの店長がいて少し嬉しくなっちゃったりした一日でした。普通はゆっくりでも良いから取り戻していこう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?