日々のなんてことないことがじつはおもしろい|Nesto参加者・大島靖文さんインタビュー
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日々のなんてことないことがじつはおもしろい|Nesto参加者・大島靖文さんインタビュー

Nesto | ネスト

こんにちは、Nestoと関わる方にお話をうかがい、紹介をしていくライターをしております、キタムラと申します。

私は普段から自分に「良いこと」をしている人たちに出会うことが多く、「朝活をやってるよ」「毎日こんなふうに勉強をしているよ」と言われたりすると、それを見習って自分でもそうした習慣を取り入れたい、と思ってしまいます。

その一方で、いまの自分の生活ですらやることがたくさんあるのに、これ以上生活の中に決まり事が増えていくのはなんとなく窮屈だと感じ、二の足を踏んで結局新しいことがはじめられないというのが現状です。

たくさんの習慣を持っている方は、いったいどのようにしてそれをはじめて、生活に根づかせているのでしょうか。

今回はNestoでは「野草一会のリズム」と「いただきますのリズム」という2つのリズム(習慣)に参加しており、日々の中に自然とたくさんの習慣が生まれているという、大島靖文さんにお話をうかがいました。

お話をうかがった人:大島靖文さん
「野草一会のリズム」「いただきますのリズム」参加者。システムエンジニア。基本は在宅で仕事をしながら、夫婦でNestoに参加。

▲ こんな方です


noteを書いた人:北村菜穂
サービスデザイナー兼ライター。


草花に興味があったわけではないのに、やってみたら楽しくなっていた

ー本日はよろしくお願いします。さっそくですが、大島さんは普段どんなふうに生活されているのでしょうか。

大島靖文(以下、靖文):はい、よろしくお願いします。都内で在宅メインで仕事をしています。基本は会社員なので平日は仕事、土日はおやすみです。忙しいと休日も仕事をしていることもあります。


ー現在Nestoでは2つのリズムに参加されているのですね。

靖文:「いただきますのリズム」と「野草一会のリズム」に参加しています。ちなみにNestoには夫婦で参加していて、奥さんはまた違うリズムに参加しています。

▲ ご夫婦でNestoのリズムに参加されています

ーいま参加しているリズムについて少し詳しくおうかがいします。まず「野草一会のリズム」について教えてください。

靖文:「野草一会のリズム」は、毎週木曜日のお昼に家の周辺を散策して、野草をつみに行きます。それを家に持って帰って、好きな器にいけてみる、というリズムです。いけたあとは参加メンバーと、みんなで今日の野草との出会いや、感じたことなどを話します。

草花をいける器はなんでもよくて、自分はペットボトルやビール瓶なんかにいけたりしていますが、もともといけ花をやっていた方はセンスのある器を選んだりしていますね。

また固定のルーティーンの時間だけではなく、そのあと1週間、次のリズムまでは、いけた草花の写真を共有をして、そこにコメントをし合ったりもしています。

▲ 靖文さんが「野草一会のリズム」で実際にいけた植物


ー普段のリズムはどのような雰囲気で行われていますか?

靖文:わきあいあいとした雰囲気で行っています。野草をつみに行く間は、それぞれ黙々と自分の作業を行っているので、その時間は静かですね。

女性の方が多いのですが、自分も含めて男性も参加しています。


ーお花をいけるのは知識がないと難しそうだなと感じたのですが、もともとお花が好きだったり、いけ花の経験をお持ちだったりするのでしょうか。

靖文:じつはそんなことはなくて。草花に特別な興味を持っていたわけではないのです。


ー興味があったわけではないのに、どうして「野草一会のリズム」に参加してみようと思ったのでしょうか。

靖文:友人が参加しており、なんだかおもしろそうなことをやっているから、冷やかし程度に参加してみようと思ったのがきっかけです。

最初はそんな気軽な気持ちではじめたのですが、遊びながらやっているうちにだんだんおもしろくなってしまって、気がついたら半年くらい続いていました。


草花への気づきだけでなく、ぜいたくな時間の使い方に気づく

ー実際にリズムに参加してみて、どんな気づきがありましたか。

靖文:まずやはり、草花自体をよく観察するようになって、植物のすごさにあらためて気づきました。

当たり前なのですが、1つの草をとっても葉っぱが一枚一枚違っていて、草花の種類が変われば筋のあたりも全然違う。

植物がこんなに個性豊かなものだったと気づいて、こんなすごいものをいったい誰がつくったんだろう、と思いました。

東京の道の端に生えているような草木からでも、そんな風に感じることができるのはおもしろいですね。


ー「野草一会のリズム」を行う魅力はどんなところだと思いますか。

靖文:まず日々の中で草花を意識するようになりました

街路樹や近所に生えている草を見ながら、今度はこれをつもうとかを自然と考える。

そして自分がいけた花に対して、他の参加者の方は「これは外来種ですよ」とか、「トゲがあって痛いですよ」という、自分は知らない草花の持つストーリーを話してくれたりします。そういう話には感心しきりですね。

このリズムをやるまでは意識したことはなかったんですが、いままで見過ごしていた小さな生命というものに、目を向けるようになったと思います。


ー見落としていた、当たり前にそこにあるものがおもしろいと感じるようになったんですね。

靖文:そうですね。そういう意味では、平日の昼に行うということ自体も魅力の1つかもしれません

以前は、お昼の時間はごはんを買いにコンビニに行って終わり、という味気ない時間でした。

ところがこのリズムに参加し、木曜の昼にゆっくりと外を出歩いていると、せっかくお日さまが出てて、空が青くて気持ちいい日にもかかわらず、心地いい時間をのがしていたなと気づきました。

普段忙しく働いている方たちにも、そういうぜいたくを、週に1回くらい、しかも仕事の合間にやってみるといいですよ、とすすめたいですね。


参加のきっかけは「この人おもしろそうだな」と思ったから

ー「いただきますのリズム」についても教えていただけますか。

靖文:「いただきます」のリズムは、毎週水曜日の夕方に集まって、毎月テーマとして決めた素材をじっくりと味わい、感想を言い合うというものです。

テーマになっている素材はいろいろで、塩やみりんといった調味料のこともあれば、芋や大豆など素材そのものになることもあります。

▲ 例えば塩がテーマであれば、参加者それぞれが自宅にある塩を味わう

ーどんな雰囲気で行われているのでしょうか。

靖文:大体今日自分が持ってきた食材はこれです、という紹介からはじまって、この食材が好きなのか嫌いなのか、どんな思い出があるのかなどを話します。会話量は多い印象ですね。

男女比は半々程度で、いつも6名ほどが参加しています。


ーもともと料理はされるほうなのでしょうか。

靖文:いえ、野草一会と同じなんですが、そんなに興味があったわけではないですね。


ーそうなのですね。では、どうして食材を扱うリズムに参加しようと思ったのですか?

靖文:食材に興味があったというより、ホストの方自体がおもしろそうと思ったのがきっかけです。

いただきますのリズムが3月10日から始まったのですが、「3月10日は砂糖の日」なのにテーマは「塩」だったんです。それで、この人絶対おもしろいだろうな、と興味を持ったので参加してみました。


ていねいに味わうことで、食材の背景にあるストーリーを感じるようになる


ーリズムに参加してみて、どのような気づきがありましたか。

靖文:食材をひとつひとつ味をたしかめて食べるようになりました。よく噛んで食べるという当たり前のことを意識したり、食材ひとつひとつにじっくり向き合って食事をするようになるので、「ながら食べ」をしなくなりましたね。


ー食材に向き合うというのは、実際にはどのように行うのでしょうか。

靖文:例えばテーマが芋の月であれば、知らなかったけどこんなに種類があるのか、というところからはじまります。ひとつひとつ味わいながら、これはねっとりしているな、こういうのは焼き芋にいいかもしれない、種類が変わると味も全然違うな、と感じたことをきちんと受け止める、という感じでしょうか。

ーひとりで行うのではなく、他のメンバーがいてよかったと思う点はありますか。

靖文:食べ物の裏側にあるストーリーについて考えるようになりました。

ホストの方がいつも、食べ物のストーリーを考えましょう、と言ってくれるんです。

そう言われると、普段自分が食べているものは、どんな風に生まれて、どうやって流通して、加工されて、誰かがパッケージングをしていて…そういう過程を考えるようになりました。

例えば100円のパンだったとしても、小麦の段階からはじまり、誰かが店に並べてくれて自分の手に届くというストーリーがある。そう思うと、これが100円で買えるなんてすごい、とあらためて気づかされます。

そういうことをしていると、だんだん食事自体をないがしろにできなくなってきました


ーなるほど。どちらのリズムもそうですが、当たり前にそこにあったもののありがたみやおもしろさに気づいていく、という醍醐味を感じていらっしゃるのですね。

靖文:そうかもしれません。日々のなんてことないことが、ありがたいことだったんだなあとつくづく思いますし、本来は見落としていたことを発見して、こんなにおもしろいものがいっぱいあったと気づくのはうれしいですね。

ただ、はじめてみるまで気づかなかったことではあるので、まずは楽しんでできるか、遊び心を持ってできるか、というところが大切かもしれません。

そうやって自然に続けていくことではじめて、そうしたおもしろ味があると気づいたりしていくのだなと思います。


ーありがとうございました。

靖文さんのお話を聞く中で、習慣というのは「つくろう!」と思ってはじまるものではなく、何かをはじめて、さまざまな気づきがそこにあり、おもしろいと感じることで自然に続いていくものだということがわかりました。

最初から興味があるわけではないことも、きっかけがあればはじめてみて、自分が一番心地よい部分を探っていく、という過程を「習慣」と呼ぶのかもしれません。

いつか自分の習慣になるかもしれないことを探しながら、さまざまなことにちょっとだけ触れてみる。しばらくはそういう生き方で、何かが根差す生活を目指したいと思います。


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