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「ひょうひょう」ができるまで その26

2019年3月1日
三根かよこさんからメールが届く。
最後の最後のチェックで修正が必要と思われる箇所を見出して、私の方でも期になるところがないかもう一度ラストオブラストチェックをすることにした。
最後の最後まで本当に粘り抜いて作業してくれて感謝しかない。
目を皿のようにしてまたチェック。
細かい黒い点が気になるところが二ヶ所あったのでそこを消してもらうように頼む。
この頃、三根かよこさんは相当忙しく疲れてたのか私へのメールの「ネルノさん」という書き出しが「ねるのさん」になってたことがあり、相当疲れてるのだな…と思った。
「ありがとう」が「ありがろう」になっててもう疲れてろれつが回らないような文面になってて、心配になった。

3月6日
三根かよこさんから今日が校了日でしたとのメールが届く。
水際で、表紙の紙にプレスコートという表面加工を入れることになったとのこと。というのもあの紙はすごく傷がつきやすいため、もしそうなるとAmazonや書店から返品されてしまうし扱いがかなりデリケートになってしまう。加工することで金属感に変化などはないとのことで安心。

この頃コミティアの参加申し込み期限が近づいてて、アタシ社と一緒に出ることに決まった。そこでも単行本を販売するために。

3月10日
ミネシンゴさんよりメールが届く。
校了を終え単行本の納品が14日の予定で動いている、とのこと。
ここでやっと本の価格が決定した。
1300円+税。
それとミネシンゴさんが池袋のブックギャラリーポポタムに連絡したところフェアをやりましょうと言ってくれて4月の1.2.3なら空いてるので、とのことだった。
嬉しい申し出だった。

なぜブックギャラリーポポタム の名前がここで出てくるのかというと、アタシ社と私を引き合わせてくれたのがこのギャラリーのオーナーの大林さんだからだ。
もともと以前からポポタム に私の同人誌を委託販売してもらってて、グループ店やポポタム 発行の合同誌にも誘っていただいたりと縁があった。
ある時ポポタムがブックフェアに出店した時にそこに出店してたアタシ社の二人に私の同人誌を見せたら気に入ってくれて、その後にアタシ社の発行する「たたみかた」に漫画の依頼があり、その後に単行本の話が出た、というわけでポポタムにはものすごい恩義がある。だからこそ最初のフェアなり原画展、そういったものは可能であればポポタムでやらせてもらいたい、と強く思っていた。
だからフェアの話が出た時とても嬉しかった。

はやく周りの友人とかいろんな人に単行本が出ることを言いたかったがまだ言ってない。

#エッセイ #ひょうひょうメイキング
#漫画

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