S35使用 襷黒バド単体記事
【はじめに】
S35および8世代ランクマお疲れ様でした
今回はそんな剣盾最終シーズンで使用した黒バドレックスの単体考察……とまではいきませんがご紹介がてらメモを公開します。
S34-S35の特徴として環境に存在するポケモンのパワーが高いため、初手の出し負けからテンポを取られると取り返すことは非常に難しい環境となっていました。
そのため、如何に出し負けしないかが勝率を上げる上で非常に重要であると考え、初手に相手から投げられるポケモンはどのようなポケモンかを洗い出しました。
【初手の行動パターン】
①非加速型初手ダイマAT
ディアルガ、カイオーガ、グラードン等
②加速型初手ダイマAT
イベルタル、ホウオウ等
③高速非ダイマAT
ザシアン、バドレックス、スカーフオーガ等
④耐久型起点作成
グラードン、カイオーガ、ディアルガ、ルギア等
⑤襷型起点作成
ジガルデ、グラードン、ディアルガ、ネクロズマ等
【初手の対応方法】
①非加速型初手ダイマAT
身代わり連打によりダイマターン枯らすことで対応
⇒みがわりで対応可能
②加速型初手ダイマAT
2段階以上のS下降させることでダイマターンを無駄に消費させつつ、裏のザシアンやムゲンダイナで一撃で仕留めたりダイマの撃ち合いを有利にする
⇒こわいかおで対応可能
③高速非ダイマAT
S下降の追加効果を持った技で襷やスカーフによる能力上昇を剥がしつつ、ダメージを蓄積することで裏のイベルタルのダイジェット圏内へ押し込む
(アスビ2耐え調整のザシアンもアスビ→マッドショットでイベルのジェットの起点にできる)
⇒マッドショットで対応可能
④耐久型起点作成
電磁波展開やS下降追加効果技により機能停止を狙ってくるため、身代わりで拒否
(HBオーガ、ルギアの凍える風やディアルガの地ならし等のタイプ不一致技は身代わりが残る)
⇒みがわりで対応可能
⑤襷型起点作成
電磁波展開やS下降追加効果技により機能停止を狙ってくるため、身代わりで拒否
(襷ジガルデはスケイルショットが安定行動になるため基本的には③と同じ対応となる)
⇒みがわりで対応可能
上記により技構成はアスビ/マッドショット/怖い顔/身代わりとした。
襷バドの身代わりの採用率は襷を無駄にするため、あまり高くないが、その分警戒も薄く刺さりやすい環境だった。
またゴーストタイプなので低速ダイマアタッカーが身代わり対策に採用するダイアタックも無効
なお、耐久イベルや慎重ホウオウを後投げされた場合はザシアンやムゲンダイナ引きで処理が容易である。
基本的に削れるときは削り、倒される前にS操作して後続に繋ぐことを意識している。
相手が起点作成型だろうがアタッカーだろうが『低速は身代わり』『ダイジェッターは怖い顔』『高速アタッカーはマッドショット』でポケモン毎の対応方法は基本的には変わらない。
しかし、カイオーガだけはスカーフと起点作成型がそれぞれ一定数存在するため、身代わりかS操作の選択を強いられる。
だが構築にグラードンを入れることで、初手にスカーフカイオーガはほぼ100%来ないため、初手のカイオーガは起点作成か珠及び眼鏡がほとんどとなり身代わりが安定択となる。
スカーフカイオーガを使ったことがある人ならわかると思うが環境に存在するグラードンのほとんどが『低速で天候を奪い、潮吹きを耐えて電磁波をする型』のため、初手にスカーフカイオーガとグラードンが対面してしまうと、カイオーガ側はカイオーガか裏のポケモンに麻痺が入るためである。
そのため、まともなスカーフカイオーガ使いはグラードン入りの構築にスカーフカイオーガを初手に投げることは殆どない(当たる順位帯によっては投げられるが、上位にいけばいくほど可能性はない)
【まとめ】
上記の通り初手のすべての対面で仕事ができるがホウオウ入りの構築キラーとしてメテビダイらナを採用してたため、ホウオウ入りには投げなかった。
慎重ホウオウはアスビが受かってるため、受けられると後手に回りやすい。
また、数を減らしあまり当たることがなかったとんぼ返りを持ったチョッキイベルには滅法弱いため注意が必要。
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