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ぐうたらブックライフ🏖️7月分

こんにちは、すりぃぴぃです!

梅雨が明けて、夏本番となりましたね。
連日猛暑が続いており、熱中症関連のニュースも飛び交うようになりました。水分補給はこまめに、体調管理に気をつけてください😞💦

今月読み終えた本は5冊。一時期読む気力をなくしていた & 遅読家の私にしては読めたほう?

例に漏れず微ネタバレ気味ですので、ご注意ください。

✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️


HTML&CSSとwebデザイン入門講座【書籍】


webクリエイターボックスを運営されているmanaさんの著書。

前半部分は、web制作についてのノウハウとHTML&CSSの基本のきについて。後半はカフェのサイトを制作しながらHTML&CSSの知識をより深めることができる実践編。
先月の感想分で紹介した『HTML&CSSとwebデザインが1冊できちんと身につく本』といい、サンプルのデザインが素敵だと思わず見入ってしまいますね😊

なんといっても特徴はフレックスボックス、グリッドレイアウト、レスポンシブ対応など、最新の技法を使って制作できる点です。
図式で丁寧に解説しているので、フレックスボックスやグリッドレイアウトはこれ一冊で十分対応できると思います🤗

webデザイン勉強中の方向けの書籍として、数多くのサイトでおすすめされているのもうなずけます。


キッチン【kindle】


『キッチン』、『満月-キッチン2-』、『ムーンライト・シャドウ』の三作からなる連作短編小説。

祖母を亡くし身寄りが無くなり孤独となったみかげを、雄一が家に招き入れ、雄一の母親(元父親)のえり子さんと三人でひとつ屋根の下で生活するというのがおおまかなあらすじ。

ムーンライト・シャドウはキッチン2作とは関わりがなく、大切な人を失い心を痛めていたさつきがうららと出会い、やがて奇跡を目の当たりにする話。

三作とも別れがテーマとなっており、どことなく影のある作品ですが、その中でも優しい余韻を残してくれる吉本先生の表現力に脱帽です。

一番心に残っているエピソードが『満月-キッチン2-』。
衝撃的な幕開けをする『満月』ですが、どこを切り取っても印象に残るシーンしかない。それぐらい心に残るエピソードでした。

“だって私、体を張って生きてきたんだもん。私は美しいわ。私、輝いている。”

↑はある人物の手紙の中で特に気に入っている一文。屈託のない力強さが、この一言だけで感じ取れる手紙。
みかげの言葉を引用するけど、まさに光のような存在だったと改めて感じ入りました。

また”衝撃的な幕開け”により、みかげと雄一は互いを思い距離を置いてしまいます。その後、雄一と一緒にカツ丼を食べたい一心で彼の元に直行するみかげの行動力の凄さに唖然。あんなことをして通報されまいかと読んでいる最中はずっとヒヤヒヤしていました。


君と夏、鉄塔の上【kindle】

夏だ!プールだ!お祭りだ!幽霊だ!鉄塔だ!と青春時代の夏休みをこれでもかというぐらい詰め込んだ、まさに今の時期にうってつけ&読書感想文用の本としてもおすすめの一冊。

学校の屋上から自転車で飛び降りるなどの奇行を繰り返す破天荒な少女・帆月、筋金入りの鉄塔オタクの伊達、幽霊が見えてしまう比奈山の3人が鉄塔の上にいる座敷わらしみたいな幽霊の正体を探るお話。

つきのみやで異世界?に飛ばされたあたりからだいぶファンタジーなお話になりましたが(鉄塔の上に幽霊が出てくる時点でファンタジーですが)、最後まで爽やかな疾走感を覚えます。

普段目にしても素通りしがちな鉄塔に焦点を当てており、あとがきにもあるように作者自身が“鉄塔に魅せられた一人“だと豪語しているほど、鉄塔愛に満ちた作品です。
鉄塔に料理長型だとか女鉄塔だとか、型の違いで名称が違うなんて知らなんだ…。


NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX【kindle】


netflixが低迷期を乗り越えて培った礎を書籍でまとめた本。Netflix版働き方方改革といったところでしょうか。

タイトルに”NO RULES”とありますが、もちろん一企業なのでルール無用の無法地帯なわけがなく、最低限のルールの中で、社員のモチベーションアップやクリエイティブな発想に繋げるべく試行錯誤をする様子が見てとれます。

低迷期に一部の社員を解雇せざるを得ない時代を経ていたり、作中で何度も”能力密度”という言葉が登場したりと、実力主義的な面は否めませんが、第5章で出てくる

会社に"雇われている"ではなく、"自分もその一員"だと思ってほしい。

がnetflixの社風を一番表しているのではないかと個人的に感じています。


デザイン入門講座【kindle】


最後の実践問題以外は読了。
実践問題までやっていたらだいぶ時間がかかるので、それ以外の感想です。

内容はデザイン講座だけあり、デザインの基礎的な知識から配色、書体、グラフデザインまで、数あるデザイン書の中でも非常に情報量が多いのが特徴。
マージン設計やグリッドシステムの歴史まで深掘りしているので、サブタイトル通り”学び、考え、作る”を徹底したデザイン本です。

一点だけ。電子書籍版は固定レイアウト型でいちいちズームしないと見づらいところがとてももどかしく感じました。
(もしくはKindleペーパーを買えとのお達しなのかもしれない)
今後デザイン関連の本は紙書籍で買おうと決意した一冊でもあります。


✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️


今月はちょいちょい読了ツイートを載せていたのですが、140文字という制約の中で感想はまとめられませんお手上げ侍です。
と開始1か月足らずでもう諦めの境地に入っています。
神様、どうか私に140文字で感想をまとめる力を授けてくれないでしょうか?

noteでの感想文は今後も続けていく予定です。最後までご覧いただき、本当にありがとうございました🙇

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