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子どもは2才から全然変わらない。変わるのは親の見る目かも。

わたしは、親子リトミック「おさんぽリトミック」で、0才〜3才の子育てに出逢います。

発達がバラバラで、自分の状態がどうか子育てが初めてのお母さん、お父さんが多いから、「分からない」という不安や孤独はあるかもしれないけれど、子育ては平和です。なんといっても、子どもたちが可愛くて無邪気ですから。

我が子がおててをあげたり、音楽に合わせて体を揺らしたり、たったそれだけで、お父さんとお母さんはとても愛おしそうに、見つめています。

わたしはいつも「子育てがこのまんま続いていったらなぁ」って思います。

子どもはそのまんまです。だいたい2才くらいから、特徴は大きく変わりません。

でも、子育てはどんどん難しく複雑になっていきます。なぜかというと、園や学校など、別な価値観が入ってきて、「その価値観に合わせてうまくやること」を求めてしまうからです。そして、「学校でちゃんとやること」は、まるで親の成績表みたいに感じて、「親が悪いと思われちゃうから、ちゃんとやりなさい!」って、子どもからしたら「なんで?!」という理由で、怒られたりするわけです。

思春期の始まり(11才くらい)になると、あれこれ問題が顕在化してしまって、お母さんお父さんたちは焦ります。ますます叱って、でもどうにもならなくて、とっても苦しみます。子どもたちも苦しみます。

そんなとき、わたしが言うことは、いつも同じです。

「この子、2才のときからこういう子だったよね?
それがこの子の良いところだったよね?
どうしてこの子は変わっていないのに、見る目が変わっちゃったんだろう?そのまま可愛がっていたら大丈夫だよ」

お母さんは涙を流して、「そうでした、どうしてわたし、忘れちゃったんだろう」っておっしゃいます。ハッとして、振り回された自分に気づいてくれます。

そうすると、子どもの顔は一瞬で柔らかく、また2才のあの頃の笑顔に戻ります。

わたしは、2才のときの子どもの輝く顔を知っています。そのことを、ときどき、思い出させてあげます。

「2才の顔を知っている」って、すごい効力があります。

中学生になっても、高校生になっても、子どもの本当の良さはずっと変わりません。

おさんぽリトミックは、2012年に始まりました。初回は30組くらいの親子が参加してくれました。そのうち、5人の子どもたちが、小学校6年生になって、今もわたしの教室にいます。笑顔は全然変わっていません。どんどん、素晴らしく成長しています。

わたしは、あの頃からずっと変わらず、子どもたちの本当の良さを見つめ続けています。

子育ての伴走が必要でしたら、ぜひ、いらしてください。全力でサポートします。


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