見出し画像

見果てぬ夢のその先へ(前編)

ルヴァンカップ決勝から何日も過ぎたのに、自分の中でどう消化したらいいかまだ分かっていない。ただ、あの時の自分の気持ちを記しておく事は将来の自分のためになるはず。

ということで、自己満足の長文ポエムだけど良かったらお付き合いください。長いので二部構成です。前編は簡単な自己紹介的なものなので、ぶっちゃけ後編だけ読んでも良いかと思います笑

後編はこちら

〜コンサドーレと私〜

私がサッカーを好きになったのは、Jリーグ発足時のブームがきっかけだった。好きな選手はいれど推しチームは特になく、地元東京近郊で開催される試合を中心に観戦していた。その後は海外サッカーにハマり、日本代表や海外強豪国の選手や戦術について語るような、典型的なミーハーサッカーファンの道を歩んでいた。高校生の時には学校のレポートで日本代表の選手起用と戦術について取り上げた記憶もある(今思うとまるで評論家気取りで恥ずかしい)。

創設時からコンサを応援していた札幌出身の親の影響で、関東での試合観戦に1、2年に数回付き合ってはいたしある程度の知識はあったものの、東京出身の私にとってコンサは身近な存在ではなく、正直なところ関心も低かった。
出生地のクラブとして頑張って欲しいという思いはあったけど、ミーハーサッカーファンだった自分が一つのチームを応援するなど想像したこともなく。

そんな私がコンサドーレのサポーターになった理由は一言では言い表せないし「好きに理由はない」と思うのだけど、振り返るときっかけと思える出来事はあった。

一つは、親に連れられて行った、どこかの関東アウェイでのこと。
ゴール裏上部で座って観戦してたらコンサのゴールが決まり、近くにいた見知らぬおじさんが突然満面の笑みで立ち上がって勢いよくハイタッチをしてきた。それまでサッカーとは座って観るものでしかなかった私にとって、見知らぬ人とハイタッチをして喜び合うという文化も応援するという文化も全くなかったので、本当に衝撃的だった。と同時に、なんだか楽しかったのも覚えている。
いつの出来事かも、試合の場所も対戦相手も、ゴールを決めた選手も、おじさんの顔も、何もかも思い出せないのに、あのハイタッチだけは忘れられない。多分、「他人と一緒に熱くなれる稀有な体験」として心の琴線に触れたのではないか、と今となっては思う。今でもそういう「皆と共有する熱い思い」はコンサを応援していて心にぐっとくるところなので。

もう一つのきっかけは2007年の昇格。昇格の機運が高まり、自然と試合結果を追ったり中継を見るように。そして昇格間近の11月京都戦を観る為に札幌に遠征をし、昇格が持ち越しとなった瞬間にはドームから2週間後の札幌行きの飛行機を予約していた。その頃はもう完全にコンサにハマっていたと言える。

2008年からはファンクラブに入り、アウェイ中心に20試合近く遠征するという極端な有様に笑
初めてチーム向けにゲーフラを作った年でもあり、初めて買ったユニは西大伍選手のものだった。
2008年〜2011年はアウェイほぼ全試合観戦しており、あの頃の体力は凄かったなと我ながら思う。仕事の後に熊谷まで新幹線で駆けつけて後半だけ見る(砂川選手がゴールを決めて勝った)、なんてアホなこともやっていた笑

そしてコンサドーレにどっぷりハマり生活の中心になって気づいたら12年以上経った。近年は札幌に越してホーム全試合観戦し、数回遠征している。
(ちなみにコンサドーレ至上主義になってからは、代表熱も海外サッカー熱もすっかり冷め、基本的にはコンサドーレとJリーグしか観ない人になってしまった笑)

有名な選手や戦術にだけ関心を持ってサッカーを観ていたあの頃の自分も、サッカー好きが高じて大学は女子チームでプレーしてたことも、全部が今に繋がっているのだからミーハーサッカーファンから始まった自分の歩みもそう悪くはなかったと思う。ただあのままコンサを知らずにいたよりも今の方がずっと多くの人に出会い、多くを経験し、濃密で楽しい人生を送っているとは言えるかな、きっと。多分ね。

それにしても、おじさんとハイタッチしたのはどこの試合で誰がゴールを決めたどんな試合だったのか、は今でも知りたい気持ちはある笑
あのおじさんはルヴァン決勝戦に行ったのだろうか…?きっと行ってたんだろうな、あれだけコンサのゴールに喜べる人だもの。

あっルヴァンの話がやっと出てきたので、ここで後編にいきます笑

この記事が参加している募集

自己紹介

長文を載せる場所がない!ということに気がつきアカウント作成。北海道コンサドーレ札幌への愛を書いてます。