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【追記】自分の中の容量を軽くしよう

ぼくの人生の師匠がよく言う言葉がある。

過去に他人から受けた傷で「おれだってかわいそうなんだ」っていうのを抱え込んだままでいると、それは新しく出会うひとを傷付けてしまったり、重い人になってしまう「呪い」となる。だから、そういった「呪い」は一旦どけて、無理やりにでも自分の中に空き容量を作らないと他人の気持ちや傷を理解できないよと。

今、目の前にいる相手は過去に傷つけられたひとではない。「所詮、女なんて…」とか「所詮、男なんて…」と、主語を大きくしてはいけない。あくまで自分を傷つけてきたのは、女とか男全体ではなく、個人なのだ。それを女性一般男性一般へと主語を大きくすることで「呪い」もさらに強固なものとなってしまう。あくまで過去傷付けられた相手と目の前の相手を同じに捉えてはいけない。

そして、今の自分と過去の自分もまた変化している。昔は駄目だったことが今では大丈夫になっていることもある。許せないと思っていたことが許せるようになることもあるだろう。

だから、その「呪い」は、新しく自分が幸せに楽しく生きていくのに邪魔なだけなのだ。全く別の相手をその「呪い」のせいで傷つけてしまう。ぼくもまだ人間練れてないのでたまにやってしまい、日々、反省している。

生きていれば、どんなに笑っているひとであっても深い傷を負っていたりする。自分以外の周りの人たちも実は心の容量がいっぱいいっぱい。そんな者同士がかわいそう合戦しても分かり合えないし、傷つけあってしまうのは不毛だ。

だからそうならない為に、自分の中に空き容量を作ろう。具体的には悩みや辛かった事などをノートに片っ端から書き出す。スマホのメモ帳より、紙の方がいい。物理的なものとして悩み一覧ができあがると、それだけで吐き出した気分になれる。ひとはどんなに頑張って捻り出しても悩みの数は200を超えないらしい。カーネギーという有名な実業家は、数々の会社の問題などを抱えていたが、実際にノートに書き出す事で、気持ちが楽になって、そのノートを引き出しにぶち込むと、妻と楽しくディナーに出かけたという。

それ以外にも自分の中の容量を外に出す方法はあるので自分に合ったものを探してみよう。「呪い」を抱え込んでいては、何より自分が幸せになれない。

あとは、みんないっぱいいっぱい必死に生きているから、お互い、誉め合おう、助け合おう、励まし合おう。

※ちなみにぼくは、ノートに書き殴った悩みや不安を、さらにハサミでちょきちょき切って、「今日やれること」「そのうちいつか解決すること」「そのうちいつか人類が解決すること笑」に分類してます。実際に紙でやる事で、ハサミで切り離すとか物理的な行動が心を楽にしてくれます。マジです!これは古くはKJ方式ともいうし、この言葉で分類するのは岡田斗司夫方式ですね。

悩みや不安は忘れるようと努力しようとするから疲れるんです。忘れないでいるってのも疲れるじゃないですか。だから外に置いておくんです。そして、今日やれる事だけに集中する!無理だなーと思ったら、いつか解決するの袋に入れておく。吐き出して忘れるのではなく、忘れてもいいように残しておく。これが気持ちが楽になれる近道です。

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