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#注意欠陥多動性障害
「“ADHD”について」/ 遅刻癖①
私は高校生の頃、病院で“ADHD”だと診断された。
そこから約6年以上、毎日“アトモキセチン”という薬を服用し続けている。
今回は、この“ADHD”の特性や、悩んでいること、日常生活で感じた生きづらさ、薬を飲むことによる変化などについて、詳しくまとめていきたい。
●ADHDとは
ADHDは発達障害の一種で、不注意・多動性・衝動性などの特性がみられる。
注意欠如・多動性障害とも呼ばれる。
A
「“ADHD”について」/ 遅刻癖②
前回の話はこちら▼
前回に引き続き、ADHDの特性の1つである「遅刻が多い」について、私自身の経験を元に説明していきたい。
・バイト
①コンビニ
高校から約5年間続けた、コンビニエンスストアでのアルバイト。
本来であれば出勤時間の10分前までに着き、5分前までに着替え終わり、タイムカードを押しているのが理想だった。
他の人はみんなできていたが、私はその「10分前」「5分前」に間に合うことはほと
「“ADHD”について」/ 遅刻癖③
前回の話はこちら▼
前回まで、私がしてしまう「遅刻」について、状況ごとに説明してきた。
今回は、
遅刻してしまう“理由”、
遅刻によって感じた“苦しさ”、
自分が普段意識している“対策”
について述べていきたい。
◯遅刻の理由
どうして遅刻してしまうのか、理由やその経緯。
①起き上がれない
まず、朝起き上がることができない。
前日に薬を飲んでさえいれば、そして目覚ましをかけてさえいれば、一
「“ADHD”について」/ 忘れ物
前回の内容はこちら▼
②忘れ物が多い
忘れ物が多い。
①電車の中などに置き忘れる
電車の中やトイレ、飲食店などに物を置き忘れる。
特に電車の中。
傘はもう何回忘れたかわからない。
取手がついている傘だと、手すりに引っ掛けてしまい、そのまま忘れる。
引っ掛ける際に「いつも忘れるから、今日は絶対に忘れないようにしなきゃ!!!!」と自分に何回も言い聞かせるが、駅に到着した時にはもうその時の記憶が
「“ADHD”について」/ 汚部屋
前回の話はこちら▼
③部屋を片付けられない
昔からずっと、部屋を片付けられない。
部屋があまりにも汚すぎる。
今も実家に住んでおり、自分の部屋があるが、常に足の踏み場がない状態だ。
今の状態から、完璧に片付けるのに100時間以上はかかるだろうな、という状態の部屋で過ごしている。
◯部屋の状態
部屋全体にモノが散らばっている。
散らかっているものは、洋服類、鞄、ノートや書類、文房具、よくわか
「“ADHD”について」/ 先延ばし癖
前回の話はこちら▼
④先延ばし癖
やるべきことを後回しにしてしまう“先延ばし癖”。
これによって、あらゆる場面で悩まされてきた。
まず、学生時代(中学・高校・大学)は、
テスト勉強が間に合わず、一夜漬けで本番に挑んだり
宿題や課題・レポートなども、手をつけるのがギリギリになり、終わらないまま提出するか、遅れ提出か、がほとんどだった。
もちろん、夏休みの宿題とかも、8月末になって急いでやり始め
「“ADHD”について」/ 一点集中型
前回の話はこちら▼
⑤マルチタスクができない
マルチタスクができない。
2つ以上のことを同時にできない。
“一点集中型”で、何か一つのことに集中すると、その他のことが一切見えなくなってしまう。
例えば、学校での授業中。
小学生の頃は特に、先生の話を聞くのに集中していると、同時にノートを取ることができなかった。
逆に、「ノートを取る」ことに集中すると、話をあまり聞けていなかったりする。
例
「“ADHD”について」/ 眠気
前回の話はこちら▼
〜多動性〜
⑥長時間座ったまま話を聞けない
長時間座って、じっとしたまま話を聞くことができない。
厳密に言えば、「じっとしたまま話を聞こうとすると、寝てしまう」。
ADHDの特性「多動性」という言葉だけ聞くと、
授業中教室中を歩き回る、とかを想像するかもしれないが、私は、そういったことは一切なかった。
しかし、長時間座ったまま集中して話を聞いていると、100%寝てし
「“ADHD”について」/ 単調作業が苦痛
前回の話はこちら▼
⑦単調な作業が苦痛
単調な作業が苦痛になる。
これは、「ADHDの特性」と調べていて出てきたものの1つでもあり、ものすごく共感したものである。
これは、アルバイトの際に感じたことである。
「自分の頭で考えながらできる作業」はものすごく楽しいと感じ、
逆に、「自分で考えることのない、ただひたすら同じことを繰り返すだけの単調な作業」は、ものすごく苦痛に感じる。
①年賀状の仕
「“ADHD”について」/ キャパオーバー
前回の話はこちら▼
〜衝動性〜
⑧計画せず行動してしまう
後先考えず、計画せずに行動してしまう。
これに関しては、むしろ短所ではなく長所だと思っている。
私の1番の長所は「行動力」だと思っているし、就活でも「行動力があります!」をアピールポイントにしてきた。
例えば、高校の頃は、
・美術部とファッション部を兼部。
ファッション部では、文化祭のファッションショーの衣装を制作した。
・高3の
「“ADHD”について」/ 感情の爆発
前回の内容はこちら▼
⑨感情的になる
すぐに感情的になってしまう。
何か起こるたびに、人に何か言われるたびに、すぐに感情的になってしまう。
特に怒りが湧いてきた時・心が傷つけられた時などは、一瞬で感情が溢れ、
頭の血管が切れたかのような、心臓が爆発したかのような感覚になり、
一瞬で身体中が血で溢れ返る。
その血を体の外に吐き出さないとそのまま死ぬんじゃないかというくらいの、言葉で表せない感
「“ADHD”について」/ 自制心がない
前回の内容はこちら▼
⑩自分の欲望を制御できない
一時的に芽生えた自分の欲望?を、制御することができなくなる。
具体的には、
[会話をする上で困ること]
・相手の話を遮って話してしまう。
・喋り始めると止まらない。
・早口になってしまう。
・大声で話してしまう。
[それ以外]
・何でもかんでもSNSに載せてしまう。
・お金を使いすぎてしまう。
という感じだ。
まず、[会話をする上で困
「“ADHD”について」/ 投薬の効果・その他(最終話)
前回の内容はこちら▼
ここまで色々、自分自身が感じているADHDの特性や悩みについて述べてきた。
最後に、私が「薬を飲んで変わったこと」と、全体的な総括について述べていこうと思う。
◯薬を飲んで変わったこと
私は普段、「アトモキセチン」という薬を服用している。
「アトモキセチン」は、「ストラテラ」という薬のジェネリック(同じ成分で値段が安いもの)だ。
アトモキセチン(=ストラテラ)は、
脳