フリーランスになる準備

来月からフリーランスになる田畑です(今月末までは会社員)。

このnoteでは
・キラキラ！自由な働き方！フリーランスになろう！
でも
・フリーランス2年目！生き残るためのtips！
でもなく、
・いつのまにかフリーランスになってしまったフリーランス1年生が
　すべきこと(お金・手続き周り)
というリアルなところをまとめようと思います。

というのも、20代で予期せず会社員からフリーランスエンジニア・デザイナーになってしまった人から相談を受けることが最近多いのですが、このあたりの手続き周りは、業種・職種が何であれあまり変わらないかと思うので。
(※先輩フリーランスの方々、まだフリーランスになっていないタイミングで調べた内容に基づいて一部書いているので、誤りなどあれば教えていただけると非常に助かります。)

会社を辞める前にやっておいたほうが良いこと

まだ会社員なら、このあたりをやっておきましょう。

仕事用の銀行口座作り & クレジットカード作り
特に、クレジットカードは会社員辞めてからは作りにくいと聞きます。
(自分は会社員時代に個人アプリ売上で確定申告が必要だったので、そのタイミングで事業用クレジットカード作ってました。)

これらを作る理由としては、確定申告の作業を楽にするためです。
1枚のカードで仕事に関係するもの、私用のものを購入しているとfreeeなどの会計ソフト上で「これは仕事」「これはプライベート」...と分別作業が必要になりますが、それぞれ別のカードにしていると、仕事用クレジットカードの明細のみ精査すれば良いため、確定申告の作業が楽になります。
まだ辞める前であれば、作っておくことをオススメします。
また、後述するように会計ソフトと紐付けるため、ネットバンキングを有効化しておいてください。

会社を辞めた直後にするべきこと

国民健康保険への加入！！！！！！！！！！！！！

これはマジで重要！！！！！！！！！！！！！！
退職すると、職場の健康保険を抜けることになり、無保険状態になります。
この状態を放置して病気になったり怪我をすると、

・3割負担のところが10割負担に。肉体的に死ぬ前に経済的に死ぬ。
・無保険期間は保険証を忘れた場合と異なり、そもそもが10割負担。
　国保加入後に病院に行っても7割の払い戻しはされない

と経済的に即死級のダメージを負います。最優先で国保に加入しましょう。
(デザイナーの場合、文芸美術国民健康保険組合というものがあったり、退職後20日以内であれば前職の健康保険の任意継続できるそうですが、誰でも加入できるのは国民健康保険になります。)

厚生年金から国民年金への移行

退職すると、年金が厚生年金から国民年金へと移行します。
国保への移行ほどやらなかった場合のダメージは大きくはないですが、早くやるにこしたことはないです。

開業届 + 所得税の青色申告承認申請書を提出@税務署
フリーランスになる際、開業届の提出は義務ではありませんが、
・開業届
・青色申告承認申請書
の2点を提出しなければ、確定申告時に青色申告を行うことができません。
白色より青色申告のほうが複雑で難しい、とよく言われますが

・白色申告より青色申告のほうが控除などの面で圧倒的にお得
・「freee」や「マネーフォワード クラウド確定申告」などの会計ソフトが
　あれば、本質的な理解がなくても確定申告の書類は作れる

ため、個人事業主を始めるなら、青色申告するのが圧倒的にお得かと思います。

会計ソフトの契約
最後に会計ソフトの契約です。

・お好みの会計ソフトを契約
・「仕事用の銀行口座作り & クレジットカード作り」で作成した銀行口座・クレジットカードと会計ソフトを紐付ける

会計ソフトと契約し、仕事用の口座と紐付けることであとはポチポチするだけで確定申告に必要なものはおおよそ生成できるようになると思います。

おわりに

今回挙げた
・健康保険から国民健康保険への移行
・厚生年金から国民年金への移行
・開業届 + 所得税の青色申告承認申請書を提出
・会計ソフトの契約

あたりをやっておけば、健康保険・年金周りの移行も終わり、青色申告の準備もできている状態になり、最低限の準備はできていると思います。
(めっちゃ儲かってるとかであれば、iDeCoや小規模企業共済あたりを検討しても良いとは思いますが、最低限上記4点さえやっておけば良いかなと)

あとは👇のような本を1冊読んでおけばフリーランス1年目では概ね大丈夫なのではないかと思います。

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください！