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最初の緊急事態宣言から1年経った今、思っていることは「動ける範囲で動きたい」

新型コロナウイルスの感染拡大が広がってきた2020年4月7日、政府から発令された「緊急事態宣言」。

昨年緊急事態宣言が出てから、東京も、大阪も、日本中で動きが止まってしまった。

あれから1年経って、あのときのことを振り返ってみようと思い、書いてみることにする。

最初の緊急事態宣言

昨年、緊急事態宣言が出て、生活が一変してしまった。

当時勤めていた会社(現在は業務委託)では急遽テレワークが始まって、自宅から会社のPCをリモートで繋げるのに大変だったのが今でも思い出す。(テレワークが出来るようになったのが後にフリーになった時に自信になったけど)

1年前、緊急事態宣言が発令された後に書いたnoteの記事を読み返してみた。

その時に一番伝えたかったと思って書いたのがこの一言。

私達が「#家で過ごそう」や「#stayhome」が出来ているのは、その間、働いている人たちが多くいることを。

そう、1年前は「家で過ごそう」「stayhome」がキーワード。日常が止まっていたのを思い出した。

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毎週日曜日、当たり前のように行っていた教会にも行けなくなってしまった。感染防止対策で教会にも入れなくなってしまったから。

フィットネスクラブも休館になり、運動する機会はオンラインになってしまった。

テレワークメインになり外に出る機会も激減し、たまに外に出るとあまりにも静かすぎて寂しい気持ちになったのも思い出す。

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4月11日、仕事帰りの池袋東口前。開いているお店はドラッグストアくらいで、ビックカメラを始め、多くのお店が営業を止めていた。人もまばら。

5月末、緊急事態宣言が解除されて、少しずつ生活を戻ると思っていたが、今まで通りの生活に戻すのは厳しいことを実感。「Withコロナ」で過ごしつつ、出来ることを楽しもうと切り替えていった。

2度めの緊急事態宣言

しかし冬になって感染者数が増えて、今年1月に再び緊急事態宣言が発令された。

日常生活をストップさせた昨年の宣言とは違い、飲食店への時短要請メインになったのだが、実際のところ多くの店や施設も時短営業を余儀なくされていた。私が通っている教会も再び会堂で礼拝を受けられなくなってしまった。

でも同じ緊急事態宣言なのに意味合いが違う。

昨年の緊急事態宣言でも実は飲食店は酒類提供は19時まで、20時閉店で営業出来ていた。ただ、昨年は「家で過ごそう」と言われていて、外で食べにいくと「自粛警察」で叩かれてしまいそうで、周りに話せないし、SNSなどに投稿出来ない雰囲気があった。

でも今年の緊急事態宣言は、感染防止対策をしているお店に行くなどを意識すれば飲食店で食べに行けるし、投稿も気兼ねなく出来る。スポーツクラブやデパートにも行ける。

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1月の六本木。人は少なめだけど車が行き交っているのは日常が動いているのを感じた。

その結果、多くの人たちが昨年より外に出ているのは予想通り。感染者数は昨年とは桁が違うにも関わらず、外に出る人が多いのは何故だろう。

考えて出てきたのは「感染防止対策をしつつ、動ける範囲で動いていく」ことだった。

感染を止めるには「人の流れを止める」というのは理屈では分かっている。短期間でも止める事ができれば効果はあったかもしれない。

でも、全て止めてしまっては経済が打撃を受けてしまう。飲食店も観光業もそうだけど、フリーで活動している人たち(インストラクター、音楽業界など)も仕事がなければ生活できなくなる。

制限されてる中でも動ける所は動くようにすることが大切だと思う。それなので、私もじっとするのではなく、可能な範囲でお店に行ったり、ジムで身体を動かしたりして、動けるようにしている。

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元春のライブも感染予防対策を行って無事に開催出来たのが嬉しかった。

何を信じればいい?

2度目の緊急事態宣言は2ヶ月半にも及んでようやく解除された。とはいえ、一気にもとに戻る訳はなく、リバウンドにならないように時短営業を21時までにするなど、引き続き制限は続いている。

そのうち、関西で感染者数が一気に増えて、大阪、兵庫、宮城に「まん延防止等重点措置」が出てしまった。そして来週からは東京、京都、沖縄にもまん延防止等重点措置が出ることになった。

このニュースを知ったとき思ったのは「まん延防止等重点措置と緊急事態宣言の違いって何?」ということだった。

東京でのまん延防止の範囲が東京都全体ではなく一部。沿線によっては対象と対象外と地域が分かれるというのでは混乱するばかりだと思う。

それに、緊急事態宣言との違いを見ても中途半端な感じがしてならない。

政府や行政が出しているメッセージが弱く感じてしまい、何を信じればいいのかが分からなくなっているのが正直な所である。

それでも動ける範囲で動いていく

国や行政が伝えたいことが分からないもどかしさはあるけど、じっとしていても仕方ない。

私自身は「動ける範囲で動こう」というスタンスでいこうと思っている。

闇雲に動くのではなく、考えて動くことで自分自身もストレスがなくなるし、経済も回すことが出来る。そして周りの人たちも喜んでもらえる。

制限がある生活はまだまだ続くと思うけど、出来る範囲で動けるようにしたいと思った、緊急事態宣言から1年経っての思いです。

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3月に行ってきた鎌倉材木座。また行きたい。


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