
1.17を忘れないために、思いを「むすぶ」【あれから28年】
毎年1月17日になると思い出す。
1995年1月17日に起こったことを。
28年前は社会人になって5年経った頃。
出勤前にニュースで「神戸で地震が発生した」というのを知り、衝撃的な映像を見て絶句したのを思い出す。
昨年のnoteにも書いたのを読み返してみた。
東京に住んでいる私は、リアルで震災を体験してない。
それでも、あの日感じた事を忘れないために、毎年この日にはブログやnoteに思いを書いていこうと思う(今回は日付変更線を超えてしまったけど)。

「むすぶ」に込められている思い
17日午後5時46分、神戸市にある東遊園地で行われた追悼行事。
公園には犠牲者を追悼する灯籠が「1.17」と「むすぶ」の文字で並べられていた。
28年経っているということは、震災後に生まれた人たちが多くいるということ。
震災を経験していない人たちにも、伝え続けていくためには…。
「むすぶ」という文字には、人と人を結ぶだけでなく、あの日の出来事、教訓を世代を超えて伝える(むすぶ)という事のように感じられた。
むすびつなぐ、希望の灯り

神戸に訪れた時に写真に撮ったモニュメント「一・一七希望の灯り」。
この詩を改めて読み返してみたら、最後のフレーズにハッとさせられた。
一・一七希望の灯り
一九九五年一月一七日午前五時四六分
阪神淡路大震災
震災が奪ったもの
命 仕事 団欒 街並み 思い出
…たった一秒先が予知出来ない人間の限界…
震災が残してくれたもの
やさしさ 思いやり 絆 仲間
この灯りは
奪われた
すべてのいのちと
生き残った
わたしたちの思いを
むすびつなぐ
最後に記されている「むすびつなぐ」
28年経った今、「むすびつなぐ」ことが大切ということ。
あの日起きた出来事を思い出したくないという人もいると思う。
震災を「別の所で起きたこと」と思っている人もいるかも知れない。
でも、地震はいつ起こるか分からない。
だから、備えていくことが大切。
毎年1月17日はその事を思いおこすきっかけになっている。
「むすびつなぐ」言葉の意味を考えて、思いを馳せていきたい。

既に閉店していたんですね…。
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