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繊細さんは茶葉を全てキャッチしてしまう茶こし

外からの情報が茶葉。茶こしが繊細さんの頭。
ティーポットに茶葉を入れ、お湯を注ぎ、そしてティーカップに茶こしをあて、ティーを入れたとき、よく茶葉がカップの中に入ることがあります。茶こしの目の細かさによってそうなりますが、繊細さんの脳は、カップの中に茶葉が入らないくらい、細かい編み目の茶こしのようです。
つまり、外からの情報をキャッチしすぎてしまうのです。
「そんなの気にしなくていいよ」「考えすぎだよ」と、度々言われる繊細さんですが、それは何の慰めにもならないときがあります。
誰かが言った何気ない言葉や、1つの出来事から10個程の想像が出来てしまい、その想像が膨らみすぎて、過度に心配することもよくあります。
そして放置しておくと、茶こしの中から茶葉が溢れ出てくるのです。そのとき、繊細さんの脳の中では、ありとあらゆる想像(心配事)でいっぱいになり、茶こしの中で茶葉の行き場がなくなり、夜も眠れない日々を過ごします。

想像自体は、人の心を豊かにするものですが、思い込みからくる想像や事実から全く離れた想像は、繊細さんの心を苦しめるものとなります。

ではどのようにしたらいいのでしょう?
それは、茶こしに入れる茶葉を事実の事柄だけにすること。想像や心配事は入れないこと。ただこれだけです。
事実で起きてることと、そのあとにくる感情を分けることが大事です。 
メールコミュニケーションにしても、会ったときのコミュニケーションにしても、「この情報を私に言う必要ある?」や「なぜ、このようなメールを送るのだろう?」などなど、書き出せばキリがありませんが、日々様々な情報や出来事に囲まれて生活しています。
そんな中、「気にしなくていいよ」と言ってくださる方もいますが、それはまるで、気にすること=自分はダメだと否定されているようにも感じる方もいます。
気にすることによって、得られるものもあるし、それによってトラブルを防ぐ事も出来るのですから、「気にしない」という選択肢を、わざわざ取らなくてもいいと思っています。

大事なことは、起きてる事実と自分の感情・相手の感情を分け、事実だけにフォーカスをあてることです。

世界中の繊細さんが、自分の強みを見つけて生きることが出来ますように!

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