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大連から沖縄へ⑥<最後の練習とビーチバーベキュー、ありがとう!再見!!> Okinawa Sports&Culture Inbound Association

盛りだくさんで過ごしたNephelee(ネフェレー)でのインバウンド野球キャンプもついに最終日となりました。
ここまで誰もケガをすることなく、事故が起きることもなく、順調に遂行できたことに感謝しながら、スタッフも身を引き締めて最終日のスタートです。

・・・過去の記事はこちら
①中国大連から沖縄へ
②野球キャンプ 沖縄だからこそ
③教育の現場で大切に思うこと
④地域との交流
⑤町民マラソン参加

スポーツはやっぱり素晴らしい

あまり活字にしたくない言葉ですが、どうしても中国からの来訪というと、良いイメージを持てないことが多いのは致し方ないこと、と思います。
あちこちの観光地で話題になるカルチャーの違いだけでは済まされないような行儀の悪さなども確かにあるからでしょうし、報道/マスメディアで見聞きするイメージは決していいものではありません。
しかし、私たちが出逢った中国からのツーリストは本当にスマートな言動をする人たちでした。身なりも、行ないも、挨拶も、礼儀も、気遣いまでもが、まったく気にならないほど普通だったのです。
そして、コーチ陣が野球を通じて教育している子どもたちも、スポーツマンらしい・・・大きな声で最初と最後の挨拶ができる、小さな子までもがメリハリある行動をし、きちんと返事をし、並ぶ、並べる、大切にする、片づける・・・当たり前のことを当たり前にできる人たちでした。
団体行動であったり、広々とした空間や、屋外での開放感、また練習での疲労などがあれば、やんちゃぶりが発揮されたり疲れて不機嫌になるなど「素」の姿がついうっかり出てしまう場面でしょうけれど、誰一人そのようなことがなかった・・・スポーツを通じてこういった姿を目の当たりにできることにも、交流の醍醐味を感じます。なんだかやっぱりスポーツっていいなと思ったのです。

がんばったねっ!

午前2時間はいつもどおりの練習を。
コーチ陣は、子どもたちもだけど自分たちにも指導の仕方をもっと教えてください!そんなふうに新里メインコーチの周りを囲みました。

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軽食のあとは紅白戦を。しかしやはりまだまだ大人のサポートが必要です。
新里コーチ自らピッチャーとなり、この数日で教えたことを実践させ、褒めて褒めて、嬉しそうに一塁ベースへ向かう子どもたちの後ろ姿を見ながら「よし合格!」とでも思っていたでしょうか。

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新里コーチの指導は、ひとりひとり、その子に合う練習法をみつけ導きます。
ひとりひとりの目指す目標が違い、そこに至るまでの練習法も違います。
同じことを目標にしていても、伝わらなければ理解できるまで言葉の表現を変えて伝えます

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達成したときの得意げな笑顔はみんな同じだけど、笑い方はちょっと違う♡
はにかむ笑顔、どーだ!という笑顔、はしゃぎたい笑顔、いたずらっぽい笑顔。子どもは素直でかわいいですね

グラウンドへ感謝をこめて

終了後はいよいよ、この野球キャンプのご褒美、メダルと修了証の授与です。
大きく天候が崩れることもなく、なんとか、グラウンドで毎日練習ができました。

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インバウンド用パンフレットには、メインコーチ新里の指導メソッドが掲載されています。自身が幼いころからどのように野球に関わってきたのか、この小さな島から、外の世界(プロ野球)に行った時にどんなことを感じたのか、それを経て、いま沖縄や中国の子どもたちに伝えたいことは何か、などを伝えています。
「野球だけでなく感謝の心を学ぶ場所」
それがNepheleeインバウンド野球教室です。

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待ちに待ったバーベキューは「アラハビーチ」で☆彡

「今日はバーベキューがあるから」ってちょっとランチを軽めに済ませた保護者もいたりして、子どもよりも親の方が待ち遠しかったかな??
北谷町の地域振興センターのスタッフ総出ですでに美味しそうな匂いを漂わせてくださっています!!
あんなに頑張っていた太陽が少しかくれんぼしたので、少し肌寒い雨模様になりましたが、ビールも、沖縄の銘酒・泡盛も準備され、大のお酒好きな大連の両親たちは子どもがお腹を少し満たしたのを見届けて・・・
始めちゃいました!!!!!! 飲むわ飲むわ、、、。メインコーチそしてサポートに入ってくれていたサブコーチ、スタッフも加わります。
彼らの飲み方はとにかく楽しい♪ そして、ものすごいです💦
注がれればほぼ一気・・・いやいやダメですって💦 
もう日本はその時代終わりましたってば、、、。
それなのに、彼らはちっとも乱れていきません、強い!!
注がれたお酒を、ヘベレケになるまで飲んでくれたら、腹を割ってくれた、信頼関係が築けた、となるそうで、みっともない姿になればなるほど歓迎されるというなんとも愉快な状況に~😂

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それでも笑いは絶えず、目と鼻の先にある海岸沿いの公園では子どもたちがターザンしたり船の探検したりと終わることなく遊んでいます。

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彼らが口々に伝えてくれたことは、
Nepheleeは素晴らしいホスピタリティだった、ということ。
市町村との交流、小学校での貴重な体験、コーチ・スタッフの熱心さ、困った時に相談すればすぐに回答をみつけてくれた、こんなに素晴らしキャンプはないよ!と、流暢な日本語交えて伝えてくれました。
また来るよ、でもその前に大連にも来てほしい、その時はヘベレケになるまで飲ませるよ~!なんて言われたりして、すっかり仲間になったような気持ちに。

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名残惜しく感じながら、みんなで「サヨナラ、再見(ツァイツェン)!!」と別れの挨拶を交わし海岸沿いに、50名ほどのみんなが歩いてホテルへ戻る後ろ姿を見送りました。

翌日にはほとんどのツーリストが那覇空港へ向かったようです。
思い思いの旅行をさらに楽しむなどしたのでしょうか。
後日、大連よりいろいろなファミリーからメッセージが届きました。次は大連で会いましょうと、みんなが書いてくれていました。
しかし、帰国の報と同時に・・・Covid-19で世界中が震え・・・。

彼らの自粛生活の様子を聞いていました。あの元気な子どもたちがずっと部屋の中で絵画や楽器を練習したり勉強したり。もちろん私達もそれは同じでしたね。
必ずまた会えるように、がんばろう!といまも心を通わせています。

再会を願い、また、新たに訪れてくれる子どもたち、ファミリーにも、早く会えますようにと祈るような気持で、この事態の収束を待ち望んでいます。

北谷町以外での実施の模様も、徐々にブログ内でご紹介いたします。
たくさんのレポートをお読みくださりありがとうございました。


<<Special Thanks>>

名校教育集団
北谷町役場・地域振興センター・北玉小学校・うちなー家・福祉協議会・アラハビーチのみなさま
北谷町民のみなさん
北谷町各少年野球チームのみなさん
沖縄ベースボールアカデミー89塾のみなさん
サポートしてくださったコーチのみなさん
Nepheleeサポートスタッフ

・・・過去の記事はこちら
①中国大連から沖縄へ
②野球キャンプ 沖縄だからこそ
③教育の現場で大切に思うこと
④地域との交流
⑤町民マラソン参加

インバウンド事業のほかに、学ぶこと・生きることに辛さを感じている子育て家庭をサポートする活動もしています。教わる側だけでなく、教える側のモチベーションも大切にしています。 こうして寄り添ってくださるみなさまのお気持ちも、大切にいたします♡