【22. お出掛け2】

例えば、こんなお出掛け…。

「そういえばさぁ…あの話し…考えてくれた?」
「ごめん……もう少し…待ってくれる?」
「うん、わかった…。はい、着いたよ。一応、服着てね?」
後部座席に畳んで置いたいつものワンピースを着ている間、彼は何やらメールをしながら待つ。
「よいしょっ」
と彼女の腿が隠れた時点で、
…パタン…
と携帯を閉じる。
「じゃ行ってみる?」
「うん」

彼がチャイムを押した。
玄関のドアを挟んだ向こうのほうから
「開いてまーす。ちょっと散らかってますけど、どうぞー」
そんな声が聞こえてきた。
…カチャッ…
「おじゃましま~す」
と声を合わせ、並んで靴を脱ぎ揃えた2人は薄暗い奥の部屋の中へ。
そこは、リビング兼ダイニング。
こぢんまりした外観の割りに部屋自体はかなり広い。
?…兼ベッドルーム!?
そのど真ん中にベッドが
…ドカッ…
と置いてあった。
それと…確かに雑誌や空き缶の類いで散らかっていた。
けれど、若い男の独り暮らしなんて、少なからずこんなもんだろう。
「こんばんは~」
「どうもこんばんはー。すいません、散らかってて…
この辺、適当に座ってて下さい」
「いえいえ、気にしなくて大丈夫ですよ。じゃ失礼しま~す」
と2人が腰を降ろしたのは、薦められたベッドの上。
冷蔵庫を漁りながら若い男が訊く。
「何飲みます?」
「どうぞお構い無く…」
「…すいません、こんなのしかなくって…」
差し出された缶コーヒー。
彼だけが一気に飲み干した。
彼女はというと
「ちょっとトイレ借りてもい~ぃ?」
どうやら我慢していた様子。
「どーぞ。そっちの右のドアなんで…」
「お借りしま~す」
とドアの向こうに消えていった。

「ごめんね…急に2人で押し掛けて…」
「いえ、全然。こちらこそわざわざ来ていただいて…」
「本当にこんな遅くに来ても良かったの?」
「えぇ勿論です。ほんとに来てくれるなんて思ってませんでした…。ところで…」
男はトイレのほうへ掌を差し出し、その壁の向こうで便座に座る彼女の姿を妄想しながら彼に言う。
「…結構可愛らしい彼女さんですよね…」
「…そうですか?ありがとう…」
素直に喜ぶ彼。
誰だって、お世辞でも、彼女を褒められれば悪い気はしない。
対する彼も男を褒める。
「βくんって結構ガタイいいよね?」
そう、ここはβの自宅…。
「ありがとうございます。自分、体鍛えるのが仕事みたいなもんなんで…」
彼とβが互いに社交辞令を交わし終えたところで、彼女がトイレから出てきた。
「洗面所借りま~す………タオル借りま~す…」
濡れた手を拭き、二人の元へ。
「こっち座ったら?」
「うん…」
彼が少し横にズレ、彼女は言われた通りに男二人の間へ座る。
「なんか緊張しますね…」
βが言うと、
「うふっ」
─彼女のその含んだ笑みの意味は、一体何…?─
と彼は一瞬思ったが、
─人は見た目に依らない…─
ということで大凡[おおよそ]間違いないだろう。

「私…とりあえずお風呂借りた方がいいよねぇ?」
と言った彼女に対し、βは
「いえ、そのままでいいです…」
と返す。
「…なんだって」
彼も賛同する。
2対1で男性陣の勝利。
「そ~ぉ?いいの…?」
彼女は、βの言葉の意味を解っているのかいないのか…そんな不思議そうな顔をしていた。
「はい。いいんです。そのほう“が”…。因みに自分はさっき浴びました…」
更にβは準備万端をアピール。
「俺もちょっとトイレ借りますね?」
「どーぞどーぞ…」
彼の“トイレ借りる”は、“始めてていいよ?”のサインか何かのつもりだろうか。
大概にして“はじまり”のキッカケを作るのは、彼のトイレかシャワーのいずれか。
彼女もそれは感じているのだろう。
彼がトイレに消えたのを確認すると
「じゃあ横になる…?」
と少し恥ずかしそうに声を掛けた。
「はい…」
そして、その“はじまり”は、大概にして彼女が主導。
βに並んで横になり、徐[おもむろ]にβの唇を奪う。

その時、トイレの中の彼は…
そっとドアノブを回し、握り拳大に開いた隙間から聞き耳を立てていた。
…レロレロ…ピチャピチャ…ジュルジュル…
と舌を絡ませ吸い舐める音と
「…んっ…はぁ…んぁ…」
と段々に荒くしてゆく息遣いが、瞼の裏に二人の情景を鮮明に描き出す。
用を済ませた彼は一旦扉を閉め、控え目に水を流し終えてからトイレをひっそりと抜け出した。
セミダブルの上には期待通りの二人。
不敵な笑みを浮かべながら、彼は敢えて変な邪魔を挟まぬようベッドに忍び寄り、幾分幅の広いスペース側、彼女を挟んでβと反対の位置に腰を降ろした。
─混ざっても…いい?…よね?─
心の中で呟いた返事も聞かぬまま、掛け布団を捲ってみる。
すると薄手のカーテン越しの満月が彼女の肌を白く照らし出した。
─あ…─
彼女の黒いワンピースは既に枕元にクシャクシャに投げ捨てられていることに気付く。
それと…舌を絡ませたままの彼女がうっとりした表情を魅せているのは、βの極太の指先で彼女のピンク色の部分を弄り廻されているから…であることにも。
「気持ちいい?」
彼はいつもと変わらぬ質問を投げ掛けてみた。
「…ぅん……気持ちぃ…」
甘えたような艷っぽい声で返す。
「どこが?」
「…リ…ちゃん…」
「ん…?聞こえないよ?」
「…クリちゃんですぅ…」
「あとは…?」
2人のこんなやり取り…
そう滅多に、と言うよりも、特殊な嗜好の持ち主でなければ決して聞くことはない。
未知なる世界に足を踏み入れたβは異常な興奮を覚え、彼女にも彼にも悦んで貰えるように潤んだ部分を激しく責め立てた。

正直なところ…
ここに着くまでに少なくとも片手で数え切れないくらい、彼の指に、自らの指にとイカされたそこは、もう既にかなり敏感になっている。
すぐに刺激に堪え切れなくなり、その身を拗ねらせ喘いだ。
「イヤ~ッ…イッちゃうぅ!」
すると突然、βの指先の動きが
…ピタッ…
と止んだ。
…ヒクヒクッ…
と彼女の波打つ襞に指を締め付けられながら、βはこう言った。
「すいません。ここ…結構壁が薄くって…普通に隣に声が漏れるんですよ…」
βの住むこのアパート、殆どの部屋をβの職場が借り上げていて、ほぼ会社の寮と言っても過言では無いような状況。
きっと隣の部屋も同じ会社の人が住人。
休み明けとなる明後日の朝、社内で隣人に出会[でくわ]し、
「夕べは…お楽しみでしたね?」
などと冷やかされるのは、βとしてはどうしても避けたいところだ…。
当然ながら、その喘ぎ声の主は“彼女”…であって、“βの彼女”ではない。
「“彼女”…出来たんだ?どんな人?」
と、もし興味本意で訊ねられたら…
「はい」
とも
「いいえ」
とも言い難い…βはそんな性格。
そんなことは露知らず、
─すいません…彼女…結構声が漏れるんですけど…─
と彼は内心思いつつ、
「…なんだって…。じゃあ声、我慢しなくちゃ…ね?」
と、この後の展開を思えば、どう考えても無理難題を彼女に申し付けた。
何の保証もない彼の言葉を真に受けたβは、
…ホッ…
とひと安心。
指の動きを再開する。
変に気持ちと身体の両方を掻き立てられた彼女は、奥で疼く願望が膨らみ、何かに縋[すが]りたい思いで一杯に…。
βに責められる彼女の姿を、肘枕を突きながら余裕の表情でただ見ていた彼の股間に手を延ばし、ジーンズの上から弄[まさぐ]り始めた。
掛け布団を捲りさえすれば、ベッドへ横たわる3人は、まるで一筆書きで川の字を書いたよう。
彼女はもう片方の手でβの股間も撫で廻す。
まさに両手に花…ならぬ、両手に茎。
彼も彼女の花弁に触れ、その濡れた具合を確かめる。
3人それぞれの腕が交錯する。
男二人の舌先が、彼女の首筋を這い廻る。
男二人の人差し指が、ピンク色に肥大した彼女の腫瘍を捏ねクリ廻し、じっとりと濡れた胴窟[どうくつ※1]の奥深くでは、男二人の太い中指がそれぞれ一本づつ、その存在を主張していた。
更には薬指もそこに加わり、計4本の指が窟襞(くつへき※2)を一杯に拡張する。
「痛い?」
首を何度も何度も横に振って、否定する彼女。
それまで何とか我慢していた声を思わず張り上げてしまう。
「きもちぃぃですぅ…!」
彼が反対の手で彼女の口を塞ぐと、指の間から
「…hm…hn…mmnn…」
鼻に掛かった甲高い声が漏れ出てきた。
彼はβに問い掛ける。
「大丈夫?」
このぐらいの声なら…という意味で。
「たぶん…大丈夫だと思うんですけど…」
─まだ大きい?─
そう捉えた彼は更に口を強く押さえ付けた。
結果、溢れる声は大きくなる一方。
彼女はそれにも反応してしまっている模様…。

口を塞ぐのも案外体力が要るらしく、彼の腕は
…ピクピク…
と、すぐに限界…。
そこで彼が採った行動は…彼女を膝枕。
Tシャツ一枚を残してジーンズもトランクスも彼女のワンピースの上に脱ぎ捨てた彼は、正座して股を開き、左太腿の上に彼女の頭を乗せた。
「舐めて…」
すると、いつもお利口さんの彼女が
…プイッ…
と横を向く。
と、直下[そそり]起った彼が彼女の頬に当たった。
当然の如く、
…ジュルジュルジュルッ…
と熱くなった彼を氷菓子のように音を立てて吮[しゃぶ]り出す。
それで気が紛れたのか、彼女の声は止んだ。
彼の作戦はどうやら成功のようだ。
すると今度はβが動く。
布団を剥ぎ、彼女の腿の間にその身を割り込ませた。
「さっき触ってすぐ気が付いたんですけど…いつもこんな綺麗にしてるんですか?俺…初めて見ました…」
“初めて会うβ”がよく口にする、もう聞き慣れた言葉。
ツルツルな彼女をまじまじと見ている。
その間、βは指で彼女の陰唇を
…パカッ…
と拡げたまま。
「いつもじゃないよ、たまに…。だよね?」
彼が口の塞がった彼女を代弁した。
その突き刺さるようなβの視線に絶え難くなったのか、彼女は両手で淫部を塞ぐ。
しかし片方は彼が、もう片方はβが、彼女の腕を優しく掴んで払い除けた。
見事な連携プレイ。
そして、βが顔を埋める。
「さっきの…おしっこの…匂い…します…いいですねぇ…」
の解説付きで。
「…ぁ…ん…」
その時、彼女はこんな風に思っていた筈だ…。
─彼とおんなじようなこと言ってるし…─

3人ではちょっと狭いベッドの上で両方の口を塞がれ、
さっきの感覚を取り戻した彼女は、すぐに
…チュパッ…はぁ…はぁ…
と彼を吐き出すと、
〈…はぁん…イッちゃいそ…あっ…んっ…〉
すると彼はβに
「ごめん、ちょっと待って、一回休憩~…」
と手を止めるよう指示を出す。
「今、車からバスタオル持ってくるから、待ってて…」
そう言って彼女の頭を膝の上から降ろした彼は、βと彼女を二人きりにする気だった。
ともすれば、序でにタバコを1本噴かしてくるぐらい平気でやってのける…そんな彼。
もしそうなったら、彼が居なくなったのを良いことに、βは彼女に何をするやも判らないというのに…。
いや、逆に…彼女の方からβに何かしないとも限らない。
どちらにせよ、今、もし彼がバスタオルを車まで取りに行こうものなら、部屋に戻ってきた瞬間、βに跨がって腰を振る彼女を目撃出来たことだろう…。
しかし、気の利かないβは、気を利かせた発言をする。
「あ、わざわざ取りに行かなくっても良いですよ?俺ので良ければ使って下さい…」
まぁ、それが常識人の模範解答と言えよう。
「…でも…バスタオルなんて…何に使うんですか?」

そう言えば…急にこの部屋に来ることを決めた為、βに彼女について特にこれと言った詳しい情報を与える時間がなかった。
その理由を説明すると…
「それなら…使わないで貰っていいですか…?」
と申し訳なさそうにβは申し出を取り下げた。
─そりゃそうだよね…─
と彼は思うも、βの話しにはまだ続きがあった。
…モジモジ…
しながら何を喋るのかと思えば…
「あのぉ…ん~と~…そのまま…垂れ流しでもいいですか…?」
βの正体は…
さっきその片鱗を見せていた通り、匂いフェチ。
「引きますよね…?」
そもそも自分の部屋にまで2人を招き入れたくらいなのだから、やはり特殊な嗜好の持ち主であることに何ら疑問は抱かない。
「全然?…ねぇ?」
何だかβに親近感を覚える彼。
「うん」
彼女も平気、異常な性癖の持ち主には慣れっこになっているせいで、何とも思わない。
暴露したその勇気と部屋まで提供してくれた心遣いに感謝の意を込め、βの意向にきちんと添うよう、彼は彼女に同意を求める。
「そっか…じゃあ心置きなく…って感じだね?」
微笑む彼女。
ただし…“垂れ流し”では語弊が生じてしまう…。
念の為、これだけは…とβに念を押す。
「あのぉ…、結構いっぱい、勢い良く噴射すると思うけど…大丈夫?」

2度もイキそうでイカせて貰えなかったせいで、彼女は身も心も高潮した状態のまま。
βはここぞとばかりに彼女を舐め廻し、激しく指を抜き差しした。
彼女はすぐに
「…イッちゃうイッちゃうっ…イヤ~、出ちゃうぅ…」
…ジャッ…ジュジュジュジュジュ~ッ…
それは散弾銃のように飛び散り、βの額や左胸、急所全てに見事命中。
当然、彼女のお尻廻りも
…ビジョビジョ…
になってしまっている。
「あ~ぁ…ごめんね?すぐシーツ拭かないと…って言うか、すぐ洗わないと染みになっちゃうよ?」
「いいんです!もっといっぱい付けて下さい!女性の匂いがするなんて…なんか興奮しますからっ!」
さすが匂いフェチらしい発言…。
「思ってたよりいっぱい出るんですね?顔にまで飛んできましたよ?」
βはそれを塗りたくるように顔や身体を撫でる。
それを聞いて、彼女は
「あ!ごめんなさいごめんなさい…!!」
…ムクッ…
と起き上がりβの顔の飛沫[しぶき]を拭おうとした。
しかし、βは
「大丈夫ですから…自分…オシッコとか掛けてほしいぐらいなんで…」
と、潮噴きを間近で見れたことで沸き上がる歓喜の笑顔を見せ、彼女の手を制止する。
その一連のやり取りを傍観していた彼は、
「じゃあ勿体無かったね…さっきトイレ行かないで掛けてあげれば良かったのに…。折角だから、後で一緒にシャワーでも浴びて、そん時、序でに掛けてあげたらぁ?」
─んもう…他人事だと思って…!─
という表情の彼女。

「そう言えば…今…結構、声大っきかったような…」
ふと彼が気付いた。
「ですね…」
「だよね…」
「でも…もう今更なんで…もういいっす…」
開き直ったβは苦笑い。

「ナメナメでもしてあげたら?」
彼は彼女の腰を掴み、βのほうへ方向転換させた。
彼女の目の前に現れたのは、引っ掛かる部分がちょっとだけ隠れていて先端が尖った感じのピンク色のペニス。
優しく握ってみると、その温度と脈動が彼女の右手全体に伝わって来た。
頭をそっと近付け、唇を萎ませた彼女は
…チュプッ、チュプッ…
と美味しそうに頬張る。
「すいません、小っちゃくて…」
確かに短め…けど、その割りに根元に行くに従って反り返るようにかなり太くなっていく。
前後する彼女の小さい口の中でパンパンに膨れてゆく。
最終的には唇の両端が裂けそうな感じに…。
βの隣に彼のペニスも並ぶと、彼女は代わる代わる吮り、同時に二本を丁寧に舐め廻し、両手でしごきながらその欲張りで淫らな視線を男達に投げ掛ける。
遂には上下の唇から涎を垂らしつつ、
「入れたくなっちゃいましたぁ…」
と、おねだり。
「どっちが欲しい?」
本当は、どっちを選ぶか…なんて野暮な質問などする必要はない。
「こっち…」
ただ彼は、彼女のその口に言わせたいだけ…。

「あっ、あのー、ゴムは…?」
「…いいの…」
彼女の返事を聞き、βは相当驚いた顔で彼のいる後ろを振り向く。
すると彼も
「いいんだって…。βくんさえ良ければ…だけど…。あ、2人とも病気持って無いから心配しないで」
「いいんですか!?」
端から見れば…
既にこんなことをしてる時点で、2人共ある意味“病気持ち”…。
そして今まさに、βを感染させようと画策しているところ。
彼が静かに頷いたのを確認し、続いて正面を向くと、抱き付いてきたサキュバス[※3]が、確かに…βの耳元で囁いた。
〈来て…〉
と…。

彼女が掴んだ尖端は、ゆっくりとゆっくりとめり込んでゆく。
膣口が包皮を捲り下ろし、亀頭が完全に露出した瞬間、
…ニュルッ…
包皮も襞もその幹に巻き込まれながら奥へと消えた。
彼女は思わず口走る。
「ふっと…ぃ…」
まるで工事現場の三角コーン[※4]みたいなので、彼女を下から突き上げる。
そのタイミングで彼女は重力に身を委ねる。
膣口は
…ゴリゴリ…
と何本もの指で圧し拡げられるように、奥では腮[エラ]が引っ掛かりながら摩擦を生み出し、尖端が子宮口を擽[くすぐ]る…何だか新鮮な感覚に彼女は溺れていった。
声の制限を解除された彼女は、欲求への制御も失い、全身淫らな細胞の塊へと変貌を遂げる。
いつの間にか二人の男と絡み合いながら、声を、音を、汗を、汁を一切の気兼ねもすることなく溢していた。

深夜遅く、突然自分の部屋に押し掛けた見ず知らずのカップルが、βの目の前で性交している。
まず居合わせることのないこの状況…。
βは何度も彼女の中でイッたのに、また勃起し出した。
彼女と彼の結合部を脳裏に焼き付けながら、βはそれを扱[しご]き始める。
そして最後、彼女は必ず彼のでイク。
彼も、βも、彼女と共に果てた。


「ごめんね…彼氏付きで…」
「いやー、楽しめました。彼氏のいる女性を…彼氏の目の前で、なんて…最高に興奮しました!…何だか…彼氏付きのデリヘルみたいですね?」
「本番有りの?」
男二人が笑いながら事後の下品な会話を楽しんでいる。
「ほんとは…彼女さえ良ければ、俺がいなくても貸してあげたいんだけど…?」
その会話に彼女を巻き込む。
「え~~~?独りじゃ怖いもん…」
彼は思った。
─ふ~ん…そういう問題なんだ…?─
「カレとはしてるクセに?」
わざわざ彼女の淫行をβに暴露。
「え?彼氏さんじゃないんですか?」
誰でもそう考える…。
「いや彼氏だよ?けど…俺の他にも、違う彼氏さんがいるんだもんね?」
「彼女さん…やっぱエロいっすねぇ…」
「βくん、優しそうだし、今度は独りでお邪魔してみたら?俺、その間、車で待ってるから…」
「…え~?……」
3人でそんな話しをしながら、彼は
─いつか…ほんとにそうなればいいのに…─
と淡い期待を抱き、しっかりと彼女の反応を確かめていた。

「じゃあ…そろそろ…」
「あ、もう帰ります?ほんと部屋まで来てくれて、ありがとうございました…」
「たまには…こういうのも良いかもね?ホテル代も浮くし…」
「うん…そうだね。楽しかった」
彼女もご機嫌。
「じゃまた…機会があれば…」
その彼の言葉を合図に2人はベッドから立ち上がる。
するとβは言った。
「あのー…もし良かったら…ですが、もう遅い時間なんで、今晩泊まってかないですか…?」
「どうする…?」
「どうしよう…?」


2019/08/09 更新
────────────────
【参照】
※1胴窟[どうくつ]【造】…胴体に空いた洞窟のような孔。転じて“膣”のこと

※2窟襞[くつへき]【造】…上記※1の“胴窟”を受けて、その内側の襞[ヒダ]状の壁[かべ]、特に膣壁の襞を指す。

※3サキュバス…SEXを通じ男性を誘惑するために、女性の形で夢の中に現れると言われている空想上の悪魔。女夢魔、女淫魔。

※4三角コーン…道路や工事現場などの規制や区画などを目的として置かれる円錐形のバリケード。地域、人によってはパイロン、カラーコーン、ラバーコーン、セイフティコーンなどとも呼ばれる。
────────────────
【備考】
本文中に登場する、ねおが個人的に難読な文字、知らない人もいると思われる固有名称、またはねおが文中の雰囲気を演出するために使用した造語などに、振り仮名や注釈を付けることにしました。
尚、章によって注釈がない場合があります。

《本文中の表記の仕方》
例 : A[B ※C]

A…漢字/呼称など
B…振り仮名/読み方など(呼称など該当しない場合も有り)
C…数字(最下部の注釈に対応する数字が入る。参照すべき項目が無い場合も有り)

〈表記例〉
大凡[おおよそ]
胴窟[どうくつ※1]
サキュバス[※3]
《注釈の表記の仕方》
例 : ※CA[B]【造】…D

A,B,C…《本文中の表記の仕方》に同じ
【造】…ねおが勝手に作った造語であることを意味する(該当のない場合も有り)
D…その意味や解説、参考文など

〈表記例〉
※1胴窟[どうくつ]【造】…胴体に空いた洞窟のような孔。転じて“膣”のこと

※3サキュバス…SEXを通じ男性を誘惑するために、女性の形で夢の中に現れると言われている空想上の悪魔。女夢魔、女淫魔。

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現在【タイミング(仮題)】という、私の過去の恋愛や経験・妄想などを基に、結構際どい大人な長編(のつもり)のお話しを投稿しています。 是非読んで戴けたら、コメント戴けたら、フォローなんてしてくれたら、とっても嬉しいです

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コメント (1)
ここ最近、コンスタントに更新できててうれしい。
面白いのかどうかはわかりませんが、正直、ダラダラと、こんな長編になるなんて思ってもいませんでした。
それも全て
読んでくれる皆さんのお蔭です。
感謝しております。
因みにまだ暫く続きますのでもう少しお付き合いいただけたらと思っております。
よろしくです
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