
Photo by momoro66
はひふへほで癒される
イラストレーターのえちがわのりゆきさんが描くキャラクターなんですけど、とにかく!!ほわほわした子たちしかいなくて!!圧倒的な癒しなのである!
癒されるぬいぐるみって、もふもふって言うけど、ふわふわとちょっとニュアンスが違う。ということは、「まみむめも」+「はひふへほ」の組み合わせと、「はひふへほ」+「わいうえを」の組み合わせで何が違うんだろう。まず、順番が違う。最初に「ふ」が来ると、軽さが強調される。
「ふ(麩)」軽さそのものだ。ここに、「わ」が続くと、連続性が出来る。空気感+餃子の皮(クレープ?)みたいな感じ?レオナルド=ダ=ヴィンチはモナリザの肌の透明感を出すために、何十層もの油を多くまぜた塗料を重ね塗りし、それはコスメにも生かされているそうだ。表皮は光が当たり反射する事で艶やかに見える性質があるらしい。どうりで、アトピー体質の日は肌がスポンジみたいになるのも分かる。
「まみむめも」はすべて、唇をパッと合わせて発音している。唇を合わせる事で、音に重みを出している。マ行とハ行のもふもふは、ぬいぐるみの中にいっぱい詰まった綿や羽毛?の重さみたいな重厚感も感じられる。ムフムフ、ちょっとセクシー感もある?
2018年のTCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞の田中雅之さんのコピーライティング作品「ヘーホンホヘホハイ」!Rocketニュースによると、2017年にヘーホンホヘホハイでベーコンポテトパイが期間限定でヘーホンホヘホハイで販売されていた時期があったらしい。その時のお客と店員さんのエピソードが面白かった。お客さんは必ずメニューだから「ヘーホンホヘホハイ1つ」とかで注文するけど、店員さんはヘーホンホヘホハイと言う人言わない人が(照れで)いるというもの。確かに、会話としては、ガッちゃんが2人いるみたいに聞こえる。
お客:ヘーホンホヘホハイ、ヒーフー?ヒーフー2つ。
店員:ヘーホンホヘホハイフハフヘフネ!
確かに、「イ」と「-」以外はヘホホヘホハで、ハ行になっている。「ホ」も「ハ」も寒い冬に手をハーッてするし、ホーッでもやってみると腹式呼吸の練習みたいで、ホットな空気が腹から出てくる感満載だ。さらに、ホヘホハイなので、熱いベーコンポテトパイを食べながら話したらこう発音するだろうなとイメージ出来る。
アチィ~(熱い)は知覚した時の感覚だ。ハフハフ、ホヘホハイ、モフモフは、熱さそのものを表している感が強い。ハ行の前にある熱や音の集合体を一気にアウトプットするみたいな。
さつまいものホクホクも、ハ行が使われている。もし、クホクホだったら?ホクホクは「ホ」の状態にある熱さを「ク」というさつまいもの食感で覆っている感じ。クホクホはサツマイモの固形「ク」が崩れて、「ホ」という熱が発生している感がある。あ、そう言えば、”あの子にホの字”ってのもあったあったな。惚れるの「ホ」らしく、第三者が使う言葉で今では死言になっているらしい。「ポ」は「ホ」よりさらにテンションが上がった感がある。
・ホットする:緊張感から解放されるので、交感神経が過活動だったのが平常に戻る感じ。
・ポッとする:ホッとするの逆で、少し熱がともされた感がある。
・ボーッとする:ポッとするがデクレシェンドになり、熱がこもり過ぎている感がある。そう言えば、高熱の時はボーッとなるし、考え事が過熱しすぎるとボーッとするし。ボーンという鐘の音は、熱量が高いまま響いている感がある。
”もふもふ”は”ふわふわ”よりも、そのぬいぐるみ達に存在感みたいな重さを与えているようだ。
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