「最悪の日韓関係」で全く問題なし


  連日の報道で「最悪の日韓関係」という言葉が頻繁に見受けられます。では、いつまでは良好だったと言えるのでしょうか。

 個人的には金大中政権までだったと考えています。この時代はまだ日本語世代が健在で、日韓の意思疎通も上手くいっていました。国内的に反日のポーズを取ることはあっても、八百長プロレスみたいなもので落とし所は事前に決まっていました。

 ところが次の盧武鉉政権から戦後生まれの政権となります(李明博は1941年生まれなので厳密には戦前生まれですが、金大中以前と比較すればほぼ戦後生まれと言って良い)。また、政界・経済界においても戦後生まれ世代が台頭してきます。

 この盧武鉉政権以降、「八百長プロレス」という合意が引き継がれずに、ガチのプロレスになってしまいました。

 「なってしまいました」というか、日本側は戸惑いながらも盧武鉉・李明博・朴槿恵とずーっと「八百長プロレス」のつもりで戦い続けていたのですが、文在寅政権になって初めてガチのプロレスをやる気になったという感じです。

 ここで忘れてはならないのは、世代交代したのは韓国側だけではないということです。

安倍首相はもちろんのこと、社会のあらゆる場所で戦後生まれの日本人が中心となってきています。このような日本の社会情勢を鑑みれば、日本側が「いつまで昔のこと言ってるんだカス」「俺が生まれる前のことなんか知らん」となるのも当然の話でしょう。

これが現在の「最悪の日韓関係」をもたらした根本原因と言えます。

しかしここに至るまでに、過去何度も「最悪の日韓関係」を阻止するチャンスはありました。それは過去の小さい揉め事で譲歩せずにキッチリ筋を通しておくことでした。

何か日韓で揉め事がおきると、「日本は大人の対応で」「日本は先進国の度量を持って」と日本側に譲歩を迫るメディアや知識人が大量に存在しました。

これが日本人同士ならば、「向こうが譲歩してくれたのだからこちらも応えよう」と考え全て丸く収まる可能性が極めて高いと言えます。

しかし韓国は日本とは思考の異なる外国です。日本が譲歩すれば、「まだいける」と考え更なる要求をしてきます。

このように日本だけが何度も譲歩をし、「もうこれ以上譲歩はできない」というところまで来てしまったのが、現在の「最悪の日韓関係」なのです。

 つまり過去の日本側の譲歩は何ら日韓関係の改善に寄与するものではなく、問題の先送りどころか、問題の悪化をもたらしただけと言えます。良識的知識人たちには猛省を促したいところです。

 結局、日韓で揉め事が起きたら、面倒臭がらずにきっちりと筋を通すのが良いのです。将来に大怪我をするよりは現在に小さな傷で済ませた方が良いに決まっています。

今更過去のことをどうこう言っても取り戻すことはできないので、今後は上記のように対応することにして、問題は現在の「最悪の日韓関係」についてです。これについては日本政府が腹をくくっているようなので、これで良いでしょう。ブスなメンヘラが「死んでやる!」と泣き喚いていても無視して無慈悲に対応することが重要です。今ここで日本側が折れたら、もっと最悪な日韓関係が訪れます。

そして「最悪な日韓関係」とは言っても、これは「過去と比較して」というお話にすぎません。今まで仲が良かった夫婦が初めて喧嘩をした場合でも「過去最悪の夫婦関係」です。イスラエルと中東諸国の関係と比較すれば、現在の「最悪な日韓関係」なんて生ぬるいものです。

国家とは利益共同体であり、国家と国家は時に利害が衝突します。その場合に自国の利益を守るために言いたいことはガンガン言うべきです。それでお互いに険悪なムードになったとしても、全く問題ありません。むしろ健全な関係と言って良いでしょう。

 あとは鳩山由紀夫とか香山リカみたいな「一見韓国を擁護してるように見えて、実は韓国に害悪をもたらすだけの無能な日本人」に対してガンガン「アホ抜かせカス」とエールを送って、対等な日韓関係になれる日を首を長くして待ちたいと思います。

 セール中のモーフィーズロウを購入したのですが、なんかキモくてやる気をなくしたのでこれくらいにしておきます。


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