『偏愛獅子と、蜜檻のオメガ ~カースト底辺は獣人御曹司に囚われる~』が紙書籍になります
こんにちは、お久しぶりです。なかなかブログが書けなくてすみません。毎日の忙しさにかまけているうちにもう七月になってしまいました。梅雨まっただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、自作『偏愛獅子と、蜜檻のオメガ ~カースト底辺は獣人御曹司に囚われる~』について、新たに色々とお知らせ致します。
現在、この話は各電子書籍配信ストアさんにて分冊版として配信されていますが、(詳しくはエクレア文庫様のブログにて)ありがたいことにこのお話、紙書籍の単行本化していただけることになりました!
これもひとえに読んでくださった皆様、リアクションをくださった方々のおかげです。本当に感謝します!!
この話を書いたのは今から二年以上前のことです。当時流行になっていた獣人オメガバースを自分も書いてみようと思い立ち、まずは3万字の作品を仕上げてFujossyさんのコンテストに応募しました。『白金狼と、拾われた小犬の花嫁』という作品です。それが幸運にも入賞して、ならば本格的に一作長編を作ってみようと挑戦したのが『偏愛獅子~』でした。
もともと『偏愛獅子~』は、どこかの新人賞に応募しようと考えて書き始めた話で、オメガバースを題材にするにあたって、この設定のどこがこれほど人気なのかを調べるため手持ちの漫画や小説を読み返して、自分なりに『ここが萌える』というポイントをメモに書きだし、その中からどうしても書きたいエピソードをピックアップして物語を組み立てていきました。
一番書きたかったのは「発情によって心と身体がまったく違う行動を取ってしまう」というシチュエーションで、これが主人公の恋愛に大きく関わってくるところがオメガバの見所だと思い、メインテーマにして仕上げていきました。これに身分差、主人公の過去などの要素を加えて少しずつ話を作っていった思い出があります。
攻めの獅旺は、当初はもっとチャラい雰囲気の御曹司でした。それなりに遊んでいて夕侑に対しても揶揄うようなことを言ったりするキャラで、白原のほうが真面目な役回りをしていました。けれど私は遊び人攻めを書くのがあまり得意ではなく、獅旺もうまく動いてくれなかったので、得意分野の寡黙攻めに性格をよせて作り直しました。対して受けの夕侑は、最初からあの性格です。薄幸だけれど芯の強さがあるキャラにしたかったので、割と強情な面もあります。
単行本化にともない、番外編が新たにつきました。こちらは獅旺の夕侑への偏愛っぷりが明らかになっています。Amazonその他で予約も始まっていますので、ぜひぜひお手に取っていただけたらと思います。
デビュー作がこのような形で新たに皆様にお届けできることができるようになったこと、本当に嬉しく思います。各方面の方々にも感謝いたします。まだまだ未熟者ですので、これからも精進して少しでも面白い作品を作っていけるよう努力して参ります。
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