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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿50

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第50回全文無料で皆さまにお届けします。

🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


録音 スペース

 2022年11月27日(日曜日)↓↓↓↓↓↓

第49回から続く


こうして寄稿させて頂いてきて、この寄稿も50回目となりました。
NEOさん、ありがとうございます。もうかれこれ、23年にわたるおつきあい・友人関係からこういうご縁を頂きまして、感謝です。

寄稿をご覧になって頂いている皆さま、スペースをご視聴頂きました多くの皆さまに、心から、深く感謝申し上げます。大変ありがとうございます。

マーケットへの売り目線や買い目線。今年6月10日金曜日のCPI以降、8月から売り目線を持って、秋に一仕事終わって、そこから寄稿を始めさせて頂きました。いつも、売り買い2方向のうち、どちらでもいいでの、片方、片方と思いながら、生きています。(笑)

下落余地の方がはるかに大きい


マーケットがどう解釈しようが、僕は、スペースでのお話の時に述べさせて頂きました通り、金利を引き上げている局面でベアー・マーケットが終わるという事をこれまで見たことがありません。ベアー・マーケットラリーと言っても、それが、どこまで戻るものなのか。すごく戻るものなのか、それともすぐ息切れするものなのか、それは、結果としてでしか僕にはわかりませんので、僕は、そこに乗る事はできません。
仮に、今回は、ベアー・マーケットはもう終わるんだと言われましても、その話には納得できないので、史上初のような事(金利を引き上げている局面でベアー・マーケットが終わる)がもし起こるのであれば、それをこの目で見た時、まあ、その時(I'll believe it when I see it.)に考えますというスタンスになんら変わりはありません。
これまで通り、今の立ち位置からコーポレート・アメリカ、S&P500を見た時に、上昇余地より下落余地の方がはるかに大きいと僕個人は思っています。これから、CPIの発表(12月13日)、FOMC(12月13日、14日)と予定が目白押しですが、マーケットが今後どう踊ろうとも、僕個人はこのように、現時点で考えています。

これまで通り、マーケットに対する考え方も目線もこの過去49回分の寄稿や先日のスペースで述べさせて頂きました内容から、特に何の変更もありません。

アメリカ「直」の目線


アメリカ、アメリカ株。売り目線、買い目線以前に、アメリカ目線といつも思っております。米企業の東京支店においても、ずっとアメリカ目線で、アメリカ向いて、ニューヨーク向いてやってきましたので、今でもお付き合いさせて頂いております、僕より年齢が一回り年上の日本人の、仕事や人生の大大先輩からも、ユニークな存在と言われたりしていました。(笑)

たとえば、自分が属した東京の組織を見ましても、それはもう、たくさんの方々が、様々にたくさんのお仕事、業務に携わっておられました。
僕の場合ですと、当時「運用サイドの皆々様も含めて業界全体で、その絶対数として見た時、他の仕事や業務に比較して、日本においては、そうそう多くの方が、アメリカ株に携わっておいでではなかったのかもしれません。しかし、ニューヨークに行けば、基本、みんな、株式業務の人達は、アメリカ株に携わっていたわけで。右も左も、あちこちで。まあ、もちろん、アメリカから見た時の外国株もあるわけですが」このような感覚から、「アメリカ目線」。アメリカ「直」の目線。これです。若い頃から、ずっとやってきた習慣みたいなものです。

ある一定期間、普段の業務を離れて、グローバル・チームという位置づけとプレゼンテーションで、アメリカ東海岸の巨大運用会社さんへの行脚を行った際、僕達のチームは、アメリカ人、イギリス人、日本人(僕)の構成でした、先方、それぞれの場所で、全員アメリカ人でした。その、とある皆さまがたと、仕事の後、ざっくばらんに、割り勘でビールを飲みに行こうとなって。開放的なスペースにあったテーブルに10人くらいの人数で、陣取って、話が盛りあがって、みんなで議論になったりして。

あまり気にもしてませんでしたが、その時の事、後になって、違う角度から見たら、どっちの会社組織とか抜きにして、僕意外、全員白人の人達だったんだなあと思ったりで。(*僕は、人種差別主義者ではありません。当時の事実に則して述べています。)
結構よく意見は言う人だなあくらいには思われたかもしれません。(笑)あまり考えてません。まあ、なんでも。(笑)楽しかった事だけを、記憶しています。

この時は、ポートフォリオの組み方とかインデックスとか、アルゴリズムとか、グローバル・ポートフォリオ・トレーディングなどについて盛んに議論しました。

その後、滞在先の宿に、4人で夜戻った時、宿のバーのテレビで(録画だったのかライブだったのか覚えていませんが)カレッジ・バスケットボール(全米の大学バスケットボール選手権)やっていて。
ピスタチオ食べながら、にわかバスケットボール応援者・解説者へとそれぞれみんな変わって行っていました。僕にはバスケットボールの解説はできませんが。(笑)スポーツ大好き。(笑)バスケットボールだと、まだ、普通になじみがあるのですが。


クリケット

いまだに、さっぱり分かっていないのが、クリケット
ある時、その仕事のニューヨークの総ヘッドがロンドンに集合という号令をかけて。仕事しに、ロンドンに行ったのですが、ちょうど、クリケットの大一番というのをやっていて。紳士・淑女がそれはもう正装、素晴らしいおしゃれぶり、ゴージャスなお姿で、クリケット観戦に行っている姿がテレビで放送されていました。それを、見ていた、僕とそのニューヨークの総ヘッド(もともと東海岸出身の人)。「さっぱり、ルールがわからん。たぶん、すごいんだろう、すごい時、何かものすごく伝統的でもあるような時なんだろうけど、俺達には、わからん。クリケットに対する敬意や伝統は分かる(ような気がする)けど」(笑)

仕事のロンドンのヘッドの説明によると、試合によっては何日もかかる試合もあるそうで。スポーツの試合が何日もかかる?当時、もう、ここからわかっていませんでした。(笑)今でも、わかっていません。
このロンドンのヘッドがその後、東京を訪れた時、二人で、東京ドームでの野球、巨人戦を見に行きました。ロンドンのヘッド「イメージは何となくわかるけど。でも、よくわからん。何をどうしているのか、よくわからん」(笑)試合後、近所のレストランで、二人でカレーを食べて帰りました。(笑)

今もう、時代も変わっているし、そんな時代ではないのでしょうが。かつては、スポーツというと、何かひとつのスポーツに集中して、それについての根性論とか精神論とか。朝から晩までそれひとつ、寝ても覚めてもそればっかりみたいな。
それはそれで、僕にはできませんが、素晴らしいと思います。

いろいろなキャリア・チェンジ


いっぽうで、その当時でも出くわしたのは、たとえば、イギリスで、「彼、学業も優秀だった人でさあ。医者なんだけど、ラグビーでも有能な選手で、クリケットのチームでキャプテンやってんだよ~」とかって、涼しく、会話がなされているシーン。アメリカでも、はやり、野球とアメリカンフットボールとを掛け持ちでやっていて、最終的にどちらかを選択するとか。
かつて、ウォール街の投資銀行のCEO(最高経営責任者)を務めたある方は、若い頃、野球でもMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)から指名されたけど、ケガがあったため、投資銀行を選択したとか。

以前に働いたある会社のニューヨークで、トレーディングフロアーを歩いていたら、「おい、アウトライヤー。今日はちょっと、紹介しておきたい奴がいる。彼、○○さん。元MLB(メジャー・リーグ・ベースボール)のチーム、○○で、レギュラー選手だった人で、結構、アメリカでは有名だった人なんだよ。是非、お近づきに。まあ、今後仲良くしてくれよ」とかって。
「その有名ぶりとかをほとんど全く知らない、理解さえしていない僕でしたが」(笑)その方、寡黙な人ではありましたが、結構いろいろ話しました。いろいろな人生があって、いろいろなキャリア・チェンジがあります。そういうところが、エキサイティングなところでもあります。また、新しい世界で、新しい競争があって。



さて、前回第49回の寄稿で、冒頭に、「レバレッジドローンは信用市場における炭鉱のカナリア-MLIV調査 12/5(月) 13:07配信」 という報道を引用させて頂きました。

今からおおよそ1か月くらい前になりますでしょうか。第20回の寄稿で、下記の通り(第20回寄稿)、4点の注意事項に加えて、さらにブルームバーグ報道からの引用を行いました。~ブルーム―グ報道見出し引用~現金への逃避が進行、コロナ禍始まって以来の速いペース―バンク・オフ・アメリカ(BofA)~引用終。

その中で、特に、ここの部分を引用させて頂きました~引用~BofAは米金融当局が引き締めを終了するにはリセッション(景気後退)とクレジットイベントが起こる必要があり、それが新たな強気相場の始まりをひき起こすことになると、ハートネット氏は説明した。(マイケル・ハートネット氏 バンク・オブ・アメリカ ストラテジスト)~引用終。

米金融当局が引き締めを終了するためにはリセッション(景気後退)とクレジットイベントが起こる必要があり

昨日前回の寄稿で冒頭に引用させて頂きました、この「レバレッジドローンは信用市場における炭鉱のカナリア-MLIV調査 12/5(月) 13:07配信」という報道などを拝見致しておりますと、まずは、少~しずつ、マイケル・ハートネット氏(バンク・オブ・アメリカ ストラテジスト)が、この時ご指摘なさっていた事に関連するニュースが聞こえ始めてきたかなと昨日思いました。「こういうニュースをきちんとつかまえて、フォローして、見逃すなよ、アウトライヤーと」自分に言い聞かせている今日この頃です。

~第20回寄稿~から
さて、この10月中旬過ぎ、最初の頃の寄稿で、注意事項として寄稿させて頂きました4点の注意事項~「バンク・オブ・アメリカは、UK, CS(クレディ・スイス)、アメリカのトレジャリーマーケットの流動性日銀、これら4点を引き続き注視~これらの要因のどれかひとつでも、マーケット全体に広がった時、そのリアクションによっては、壊れやすくてもろい、アメリカのクレジット市場に十分に影響を及ぼし得る、その引き金になり得る」
今でもこれらの注意事項をノートして頭に入れいます。

現金への逃避が進行、コロナ禍始まって以来の速いペース-BofA
米金融当局がタカ派姿勢を堅持する中、投資家は新型コロナウイルス禍が始まって以来の速いペースでキャッシュファンドの安全性に逃避
ブルーム―グ報道見出し引用~現金への逃避が進行、コロナ禍始まって以来の速いペース―バンク・オフ・アメリカ(BofA)~引用終。この報道では、引用~BofAは米金融当局が引き締めを終了するにはリセッション(景気後退)とクレジットイベントが起こる必要があり、それが新たな強気相場の始まりをひき起こすことになると、ハートネット氏は説明した。(マイケル・ハートネット氏 バンク・オブ・アメリカ ストラテジスト)~引用終。
~第20回寄稿~終

こうして、ブルームバーグさんが伝えてくださる報道を見ておりますと、これまで過去の寄稿やスペースで述べて参りましたように、
今そこにあるウォール街のS&P500企業業績企業利益に対する見通しは、いずれ、下方修正の方向へと導かれて行く、そうせざるを、そうならざるを得なくなるのでは?株価は?などと思いながら。

そして、もうひとつの下記のブルームバーグの報道に注目しています。

たとえば、前述の「米金融当局が引き締めを終了するためにはリセッション(景気後退)とクレジットイベントが起こる必要があり」について~マイケル・ハートネット氏 バンク・オブ・アメリカ ストラテジストは、この時、「それを終了するためには、起こる必要があり」、と述べているだけで、「それが起こるんだ」と言っているわけではありません。リセッションひとつとっても、クレジットイベントひとつとっても、慎重に見て行く必要があります。

Qualified Institutional Investors~どのような投資行動をとるのか


メディアや報道、本などを通して話題になりがちなヘッジファンド。そのヘッジファンドとは全く異なる分野の、大きな、大きな、大きな、それはもう大きな影響力を持ったプロフェッショナル・インベスター(Qualified Institutional Investors適格機関投資家~投資にかかわる専門的知識及び経験を有するプロ)がいるわけですから。僕は、日本、アメリカでこの人達、そしてこの人達と関わる人達と人生の多くの時間を過ごしてきました。この人達がどんなシナリオを採用していて、どのように考え、どのような投資行動をとるのかは、アメリカ、日本を問わず、グローバルに本当に大きい要因なのです。全体で見ても、グローバルに莫大な資金が運用されているわけですから。僕は、そこについて常に慎重に考えています。もちろん、アメリカでその動向を、包括的に教えてくれるアメリカの金融報道のプロの記者(FRBウォッチャーでもある人)さんと相互フォローなどしながら、そのご意見や見方を慎重に拝聴しております。
(動向を丁寧に伝えてくださる人なので)
この人達は本当のプロですから~Qualified Institutional Investors適格機関投資家~(ヘッジファンドの皆さんもプロです、もちろん)

極端に偏った見方をしないように、そして、何かを自分の思い込みで決めつけない事だと思っています。物事を正確かつ簡潔の述べる事は、よく求められる事でもあります。しかし、それと、安易に物事を簡潔化する事とは全く異なる事です。安易に物事を簡潔化する事は避けなければならない事です、僕の中では。
複合要因のある複雑な事象を簡潔化して述べる事には、そこに欠落要因が発生しますから。一刀両断にするという類のコメントを僕は、読んだり、見たりすることはありません。それは、何か別の目的、そうすることによって、伝えやすい、見る方、聞く方もわかりやすい。ひいては、人気取りとか、ファンを増やすためとか、たぶんそっちが先なんだろうと思っています。
そして、それは、金融界、法曹界を問わず、アメリカであっても、現実社会で、そう言う事に「うんざりする」と言われ続けて、久しい事です。僕は、すり抜けて、避けて通ります。特に、金融のほんまもの、プロの世界では、そうであると、その部分には自信を持って思って生きて来ました。

自分の解釈に則した意見をランダムに引っ張ってきたり、ヘッジファンドの動向ばかりに気を取られるのではなく、なるべく、ひとつの事柄に対して、賛成・反対の意見を、見たり、聞き比べたりしながら、思考するようには、努めています。この辺の事も含めまして、具体的に、言葉や用語の定義から始まって、その役割などをブレークダウンして行って、マーケットや今後を見る上におきましても、また先でスペースでお話する機会がございましたらとも思っております。それが皆さまのお役に立つ事であればいいなあと思っています。


第51回へ続く

最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連note


私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です

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投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。




サポート🍓本当にいつも有り難うございます。