米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿44
米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第44回を全文無料で皆さまにお届けします。
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弟子のNEOさんへ
アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
録音 スペース
2022年11月27日(日曜日)↓↓↓↓↓↓
第43回から続く
ブレーナード副議長がおおかたとり仕切って総意
ハッチンソンセンターでの今日のパウエル議長のスピーチにつきましては、前回のFOMC後の記者会見時におしゃっておられましたニュアンスと、ぼぼ同じ感じで、また、ブレーナード副議長がこれまでおっしゃってこられました事でもあり、ですね。ブレーナード副議長がおおかたとり仕切って総意としていくところを、パルエル議長が議長としてお話になるというイメージで、ここのところずっと見ています。
以前にチャート形式のグラフを寄稿しましたが、最速ペースで利上げを継続している事、そして、4会合連続で75ベーシスポイントずつ引き上げてきているわけですから、その引き締め効果を見たいという部分はリーズナブルに理解します。12月に利上げしないと言ってるわけでもありませんし。
ちょっと、注視しているのは、パウエル議長、「引き締めペースの減速と引き締めすぎた時のリスクとのバランスを取る事、現時点で、これは良い方法だ」そしてこれを、さらなるリスクマネジメントと位置付けれておられる点です。
物価安定へ、先は長い。道のりは長い
パウエル氏が、ブレーナード氏がという事も委員会そのものを見て行く上で大事ですが、やはり、FRBにとっての喫緊の潜在的課題は、これはもう、引き締まった労働市場、これですね。この引き締まった労働市場が軟化して行かないと。パウエル議長、本日、
"Despite some promising developments, we have a long way to go in restoring price stability." 物価安定へ、先は長い。道のりは長いと。
昨日の寄稿の終わりに、ブルームバーグの報道、米リッチモンド連銀総裁の発言をを引用させて頂きました~引用~米リッチモンド連銀のバーキン総裁は28日、これまでの積極的な利上げを踏まえ引き締めペースを緩めることを支持すると述べた一方で、インフレを抑えるためには、政策金利のピークをより高い水準でより長期間維持する必要が生じ得るとの認識を示した。~引用終~
僕は、このご発言に集約されているように感じており、僕もこれまで、この寄稿で、より高く、より長く、になるのではないですか、という事を何度も述べさせて頂いてきましたが、こういう事なんだろうなあとは内心思っています。
下記の米求人件数を見ておりましても、パウエル議長、これからまだ、まだ、おやりにならなければならない事があります。
インフレサイクルに対する準備ができていないのではという観点が話題
今週月曜日からこのパウエル議長のスピーチまでの、短時間、3日間くらいのみの動きではありますが、そのマーケットの動きを見ながら、個人的に感じて、自分に再度言い聞かせている事は、「マーケット、インフレサイクルに対する準備ができていないのでは」という事です。
年長者が若手がとか、年齢云々とかそう言う事ではなく、また、経験があるからとか、ないからとかそう言う事でもなく、年長者の上から目線とか、僕は、あ~もう~苦手です。そんな事どうでもいいじゃんと思っています。
ただ、ブルームバーグで報道されていたこのニュースは、これまでずっと、インフレサイクルに対する準備ができていないのではという観点が話題になる際、アメリカで言われてきたことであり、この寄稿でも取り上げさせて頂いてきました事でもありますので、引用させて頂きます。これ結構な数の専門家が指摘する箇所でもありますので、結構大事だなあと思いながら、今日のマーケットを見ていました。
1月6日議事堂襲撃事件
あっ、これ。マーケットと直接関係があるわけではありませんが、アメリカでのひとつの大きなニュースとして。
先日お話させて頂きました1月6日議事堂襲撃事件の実働部隊の中心となった白人至上主義団体プラウド・ボーイズとオース・キーパーズ。そのオース・キーパーズの創設者スチュアート・ローズ(Stewart Rhodes)に、
昨日、SEDITIOUS CONSPIRACY(反政府暴動扇動罪)で有罪判決がでました。SEDITIOUS CONSPIRACY(反政府暴動扇動罪)というのはfelony, high crime(重罪)です。共謀して反政府暴動を扇動したわけですから。当然です。このニュースは、昨日、良かったなあと思ったニュースでした。刑期は最長のケースで20年と認識していますが、もう既に、フォロワーさんの間では、20年以上であるべきだという議論さえ出てきています。この人、銃の暴発で片目を失ったと言われている人でもあり。
第45回へ続く
最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連note
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