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Boys, be egocentric。少年よ、ゴールパフォーマンスを磨け。

ぼくがサッカーを好きな理由は、ふと感情がむき出しになるところだ。

おしとやかな女の子もスタジアムでは高揚して口を大きく開けて歌うし、ぼくのシェアハウスに住んでいるシリア人は「ウイイレ」で負けると机を蹴り、コントローラが悪いと怒る。買い換えよう。

サッカーとはその自分でもわからなくなるような感情を引き出すことがある。

そんな感情がむき出しになる部分といえば、ゴールパフォーマンス。喜びを爆発させ、仲間を鼓舞し、勇気を与える素晴らしい瞬間だ。

◾️ピッチと礼儀

少年サッカーを見る機会がある。浮ついたユニフォームを着て、必死にボールを追いかける未来のサムライブルーの姿はなんともたくましい。

しかし、日本の少年サッカーは喜ばない。何点とろうが寡黙に自陣に戻り、引き続き守備の準備をする。監督はなにも言わず、ママたちはうるさい。

点が入ったのに喜ばないのはなぜだ。もしかしたら喜んだら監督が怒ったり、親に後で何か言われるのかもしれない。あくまで予想だ。

サッカーをする子どもたちは自分でサッカーに夢をみてはじめて、チームに入り、プレーをする。なにかの影響はあれど、自分がやりたいからやるのだろう。サッカーとは自分を表現する場所であっていいじゃないか。

大学サッカーについてゼミで話しているときに、ふと先生がこんなことを言った。

「サッカーのゴール後はうるさい。さっさと戻るのが礼儀。」

礼儀か。確かに日本人に備わる礼儀は必要である。挨拶や言葉遣い、他者への立ち振る舞いを含めピッチ外で必要なことは十分に頷ける。しかし、ピッチ内ではどうか。この先生が柔道出身な時点で意見は合わなそうだが。

ぼく個人の意見としては、サッカーにおいては自分の好きなことをした方がいいと思ってしまう。かっこいい魅せ方があればそれを追求したらいいし、分析もおなじく。

それを取り巻く事象には礼儀が必要だが、ピッチでは堂々としているべきだ。

いっとき話題になった浦和レッズ・槙野選手のこのパフォーマンスは、相手に失礼という非常に安全な位置からの批判が殺到した。ぼくはいいと思う。この後に湘南ベルマーレ・高山選手がゴールして、同じことをやれば最高だった。

こんなに子どもみたいに感情をむき出しな大人が増えるといい。サポーターも例外ではない。サッカーを夢見てスタジアムに足を運ぶ人が、周りを伺いながら応援する必要なんてない。

日本代表がヴォルゴグラードで時間を稼いだ日にぼくはロシアにいた。エンターテイメントを見にきたロシア人はブーイングで批判をし、現地日本人は歓喜と拍手で迎えた。

いっぽう日本では批判が殺到。まるで悪いことをしたかのような評価だった。日本がベスト16に進んだことよりも「在り方」に注目が集まった。堂々と戦略的に勝ちを選んだイレブンは失礼だったのか。つまらないという批判はわかる。しかし、セネガルに申し訳ないはわからない。



柔道をはじめとする武道では、競技中にも相手を重んじる「礼儀」が存在する。華麗な一本をとってもガッツポーズはしてはいけない。

それは日本発祥の体育文化として残さなければならないし、大切にするべきだ。

しかし、サッカーのピッチにそれを持ち込むことは話が別だ。サッカーは自己中心的なほど魅力的である。そして強い。

ここまで読んでくれた未来のサムライブルーには、ぜひ今日から自分のゴールパフォーマンスを模索してほしく思う。なにも子どもだけではない。

Twitter:__nenza

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あれこれやっていくうちに、勉強内容のアウトプットだけでなく、自分の考えも書いた方がいいのかななんて感じています。たしかに表面的なことを書くことも大切ですが、ぼくのやりたいことは文化について考えることなので。思考が理解ができなかったらぜひ指摘してくださいね。指摘、大好きです。

しかし、本当に喜ばないなと思ってしまいます。試合の進行とか、子どもが考える必要なんてないのに。

頑張ってゴールをきめるためにパスをして、ドリブルをしてやっとの思い出で達成した目標を喜ばないなんて。

もっと自己中になろう、日本人(サッカーの場に限る。)

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明日こそデザインのことについて書きます。
あ、キーワード言っちゃった。

[きのうのnote]





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