有馬記念、野球選手予想の振り返り(1987~2019)

1987年からなのは、この年から私が競馬を観始めたから。
関東には6つの主要スポーツ紙があるが、愛読紙の日刊スポーツから予想を切り抜いた。
無論、他のスポーツ紙も同様の企画をしているので、この研究は意外と奥が深い。

【1987年・メジロデュレン/枠連4-4】
メリーナイス落馬、サクラスターオー競争中止。大波乱の「ユメ」決着。
前年に引退し、日刊スポーツ評論家となった山本浩二のコメントと予想を掲載。
2枠のレジェンドテイオーから勝負するも、10番人気メジロデュレン、7番人気ユーワジェームスが1、2着となり大荒れ。ハズレ。

【1988年・オグリキャップ/枠連6-7】
地方からオグリキャップが颯爽登場、世紀の芦毛対決。
山本浩二(広島監督):前年に続き2枠のレジェンドテイオーから勝負するもハズレ。※この年の10月にカープ監督就任。
安藤統男(ヤクルトコーチ):単枠指定となった⑥オグリ、⑦タマモクロスを中心に勝負し、的中!
鹿取義隆(巨人):4枠のスーパークリークから勝負し、ハズレ。

【1989年・イナリワン/枠連3-8】
平成最初のグランプリ。
プロ6年目の若獅子、渡辺久信が登場。単枠指定の①オグリ、③スーパークリークから穴の4枠キリパワーで勝負も、ハズレ。

【1990年・オグリキャップ/枠連3-4】
オグリキャップ、感動のラストラン。
須藤豊(大洋監督):自身の背番号78から7、8を推奨も「賭けはやらない」とコメント。なぜ、予想させた…ハズレ。
駒田徳広(巨人):7枠のホワイトストーンから勝負も3着。ハズレ。
宮本賢治(ヤクルト):この年、11勝7敗とキャリアハイの成績を残した宮本賢治は背番号14にあやかり1-4の一点勝負も、ハズレ。

【1991年・ダイユウサク/馬連1-8】
まさかのダイユウサク。2着はメジロマックイーンで名優馬券だった。
この年から馬連の発売開始。購入の選択肢が広がったが、野球選手の予想はナシ。

【1992年・メジロパーマー/馬連3-6】
驚きの逃走劇。
昨年とは一転、著名人101人の予想を表にして紙面に掲載。野球選手は9人。
愛甲猛(ロッテ)、大久保博元(巨人)、高木豊(横浜)、武田一浩(日本ハム)、田中富生(中日)、中込伸(阪神)、山越吉洋(オリックス)、吉井理人(近鉄)、吉田豊彦(ダイエー)。
⑤トウカイテイオーに人気が集まったが、勝ったのは14番人気の③メジロパーマーで難易度は相当高かった。
全員ハズレ。
それにしても、なかなかクセのあるメンツを揃えた。台湾球界で八百長にまみれた中込も選出。やはり賭け事は好きなのか。武田は2019年に放送された『競馬場の達人』(グリーンチャンネル)に川口和久、佐々木主浩とともに出演し、謎の馬券術で的中を連発させていた(収支はマイナス)。

【1993年・トウカイテイオー/馬連4-13】
トウカイテイオー、奇跡の復活勝利。2着はビワハヤヒデ。
この年も著名人81人の予想を表にして掲載。野球選手は9人。
古田敦也(ヤクルト)、山本昌広(中日)、藪恵一(阪神)、杉山賢人(西武)、田村藤夫(日本ハム)、中島聡(オリックス)、赤堀元之(近鉄)、初芝清(ロッテ)、岸川勝也(ダイエー)。
古田がビワハヤヒデに◎を打ち、トウカイテイオーにも印を回し的中。
山本昌はトウカイテイオーに◎を打つも、ビワハヤヒデを切っている…が、山本昌の競馬好きは有名で先述の『競馬場の達人』出演時には、大儲けしている。
ちなみに藪は1ヶ月前のドラフトで指名されたばかり。いくら社会人出身とはいえ、そんな新人に予想させるとは。

【1994年・ナリタブライアン/馬連8-11】
三冠馬ナリタブライアン、圧勝。
著名人40名の予想を見開き2面を使い大展開。野球選手は12人。
松井秀喜(巨人)、佐々木誠(西武)、山本昌広(中日)、野田浩司(オリックス)、佐々岡真司(広島)、高村佑(近鉄)、池山隆寛(ヤクルト)、吉永幸一郎(ダイエー)、山崎一玄(阪神)、初芝清(ロッテ)、佐々木主浩(横浜)、広瀬哲郎(日本ハム)。
野田、池山、吉永、山崎が的中。
この年は各々の競馬歴や的中歴も記事になっていて、読みごたえがある。二十歳の松井は「ギャンブルはツキがなくなるからやらない」と企画倒れの発言。
23年後にはジャパンカップオーナーにまで上り詰める佐々木は、まだそこまで競馬にのめり込んでおらず、「90年のオグリは中山まで行きオグリコールをした」という高村の方がアツい。

【1995年・マヤノトップガン/馬連2-10】
菊花賞馬、トップガン炸裂。
再び著名人50名の予想を表にして掲載するスタイルに。野球界は18人。吉井(ヤクルト)、池山(ヤクルト)、野村克也(ヤクルト監督)、佐々岡(広島)、山内泰幸(広島)、石毛博史(巨人)、川口和久(巨人)、佐々木(横浜)、今中慎二(中日)、中村武志(中日)、石嶺和彦(阪神)、岡田彰布(オリックス二軍監督)、小林宏(オリックス)、平井光親(ロッテ)、河本育之(ロッテ)、杉山(西武)、西崎幸広(日本ハム)、赤堀(近鉄)。
2着②タイキブリザードを本命にし、トップガンにも印を回した川口、杉山が的中。
野村監督のコメントだけ掲載されており「2500mの距離適性ならゴーゴーゼット。馬券上手の吉井も推してるし」と挑んだが、ゴーゴーゼットは8着に終わった。

【1996年・サクラローレル/馬連6-11】
境勝太郎調教師、ラストチャンスで悲願の有馬記念制覇。
著名人53名の予想を表にして掲載。別枠で仰木彬(オリックス監督)の予想が載り、野球界は12人。
立浪和義(中日)、中村(中日)、佐々木(横浜)、松井(巨人)、芝草宇宙(日本ハム)、東尾修(西武監督)、垣内哲也(西武)、諸積兼司(ロッテ)、大野豊(広島)、池山(ヤクルト)、古田(ヤクルト)。
⑥サクラローレルを本命にし、2着⑪マーベラスサンデーに印が回っている古田、中村、芝草、垣内に、マーベラスサンデー本命でローレルにも印が回った立浪が的中。特に古田は本命、対抗がドンピシャでハマる会心の当たり。
「ギャンブルはやらない」と2年前に聞いているはずなのに、しつこく松井に予想させているのが楽しい。

【1997年・シルクジャスティス/馬連3-14】
藤田の腕、ジャスティスの豪脚。
著名人60名の予想を表にして掲載。別枠で佐々木主浩、赤堀のリリーフエース予想を展開し、野球界は27人。多いな…
高橋由伸、元木大介、川口(巨人)、鹿取(巨人コーチ)、山本昌、前田幸長(中日)、岡田(阪神コーチ)、竹内昌也、藪、八木裕(阪神)、鈴木平、藤井康雄(オリックス)、伊東勤、大友進(西武)、河本(ロッテ)、工藤公康(ダイエー)、石毛、岡本晃、中村紀洋(近鉄)、芝草、下柳剛(日本ハム)、三村敏之(広島監督)、佐々岡、西山秀一(広島)、鈴木尚典(横浜)。
これだけいながら⑭シルクジャスティスに◎を打った人がいなかった。が、2着の③マーベラスサンデーを本命した9名のうち、ジャスティスにも印を回した山本昌、岡田、竹内、岡本の4名が的中。
阪神の暗黒時代を彩った竹内の的中がなぜか嬉しい。

【1998年・グラスワンダー/馬連2-10】
3歳王者、鮮やかな復活。
著名人83名の予想を表にして掲載。別枠で権藤博(横浜監督)、野村克也(阪神監督)、大魔神・佐々木の予想を掲載。佐々木はこれまで一回も紙面上で有馬予想は当たっていないのだが、これも38年ぶりの優勝の恩恵だろう。野球界は26人。
山崎武司、久慈照嘉、川上憲伸、中村、益田大介(中日)、岡田(阪神コーチ)、川尻哲郎、八木、井上貴朗、藪(阪神)、松井(巨人)、池山(ヤクルト)、小林幹英、瀬戸輝信、江藤智、黒田博樹、西山、佐々岡(広島)、仰木監督、鈴木平、小林宏、星野伸之(オリックス)、大村巌(ロッテ)。
①マチカネフクキタル、②グラスワンダー、⑤ステイゴールド、⑩メジロブライトの4頭ボックスで勝負した黒田のみ的中。
佐々木は⑩メジロブライト、⑪セイウンスカイの馬連勝負だったが、やっぱり外している。

【1999年・グラスワンダー/馬連3-7】
スペシャルウィークとの名勝負に中山が揺れた。
この年からワイド馬券が発売開始。
予想一覧表が無くなり、土日に渡って野球選手が登場。特に土曜日は見開き2ページを割いて元広島の木庭教スカウトに出走馬を分析してもらうマニアックな企画を展開。木庭さんは1954年の日本ダービー(ゴールデンウエーブ/12番人気)が初めての馬券で、しかも的中させている強者だ。この紙面でもグラスワンダーを本命に指名している。
土曜日付けに工藤、上原(巨人)、河西俊雄(前近鉄スカウト)、高浦己佐緒(横浜スカウト)、熊野輝光(オリックススカウト)、西村俊二(近鉄スカウト)、片岡宏雄(ヤクルト取締役編成担当)。木庭スカウトの流れで各球団スカウトの予想を載せるというかなりコアな展開になっている。
日曜日付けに1面で大魔神・佐々木(横浜)の予想を大展開し、競馬面で松井稼頭央、松坂大輔(西武)、芝草(日本ハム)。というわけで野球界は12人。
人気通りでの決着で、木庭スカウト、西村スカウト、片岡編成担当、工藤が的中。
松坂は馬券が買えない未成年なのに予想を訊いている。芝草は「800万円の減俸分を取り返す、絶対に自信がある」と意気込んでいたが、◎メジロブライトは5着に散った。いくら損したんだろ。

【2000年・テイエムオペラオー/馬連7-13】
無敵のオペラオー。
競馬面の1ページを使って、著名人予想をコメントともに掲載。野球界は5人。
山本浩二(広島監督)、星野伸之(阪神)、赤堀(近鉄)、小笠原道大(日本ハム)、戎信行(オリックス)。
山本浩二、星野が大本線で的中。
ミスター赤ヘルが12年ぶりに帰ってきた。レジェンドテイオーにこだわって敗れ続けた悔しさを見事に晴らした。

【2001年・マンハッタンカフェ/馬連1-4】
テロの年にアメリカ馬券炸裂(2着アメリカンボス)。
前年に続き1ページの中に著名人予想をコメントともに掲載。野球界は5人。
中村紀(近鉄)、梨田昌孝(近鉄監督)、松井(巨人)、原辰徳(巨人監督)、佐々岡(広島)。
13番人気①アメリカンボスの2着を予想するのは難しく、全員ハズレ。
懲りずに松井に訊いてる。ちゃんと答えてくれる松井は良いヤツだ。地味に佐々岡の登場率が高い。

【2002年・シンボリクリスエス/馬連1-8】
逃げるタップ。強いクリスエス。
この年から馬単、3連複が発売開始。
3年連続で1ページの中に著名人予想を展開するパターン。野球界は5人。
原(巨人監督)、梨田(近鉄監督)、石川雅則(ヤクルト)、福留孝介(中日)、芝草(日本ハム)。
2着の⑧タップダンスシチーは13番人気。前年に続きヒモ荒れとなり、難しかった。全員ハズレ。
福留は、競馬はやらないが自らのラッキーナンバーの1、3、6、9を推奨。だから、なんで競馬をやらない人に訊くのか…絶対競馬が大好きな芝草は「馬体重がカギ」と通ぶったところを見せてエアシャカールを推すも、9着に散った。

【2003年・シンボリクリスエス/馬連3-12】
クリスエス、圧勝で有終の美。
この年も1ページの中に著名人予想をちりばめる紙面構成。野球界は12人。
落合博満(中日監督)、川上(中日)、中村紀、岩隈久志(近鉄)、岡田彰布(阪神監督)、今岡誠、赤星憲広(阪神)、山本浩二(広島監督)、佐々岡(広島)、田中幸雄、岩本勉(日本ハム)、古木克明(横浜)。
1番人気(クリスエス)、4番人気(リンカーン)で決まる比較的人気サイドの決着も、全員ハズレ。
今岡と岩隈、田中幸雄は、競馬はやらないとのこと。

【2004年・ゼンノロブロイ/馬連1-9】
ロブロイ、秋GⅠ制圧。ペリエ有馬3連覇。
この年から3連単の発売開始も、野球選手の予想は掲載されず。
プロ野球再編問題が尾を引いたのか…?

【2005年・ハーツクライ/馬連6-10】
ルメールマジック。ディープ敗れる。
またしても、野球選手登場せず。

【2006年・ディープインパクト/馬連1-4】
これだ、これがディープインパクトだ。
3年連続で野球選手登場せず。寂しい。

【2007年・マツリダゴッホ/馬連3-7】
中山巧者ゴッホが抜け出す。
4年ぶりに野球選手が登場。土曜日付けで『星野ジャパン必勝左腕リレー』と題し、成瀬善久(ロッテ)、岩瀬仁紀(中日)が予想に参戦も、誰もが驚いたマツリダゴッホの激走は予想しづらい。ともにハズレ。
星野ジャパンは、この年の12月に台湾で行われた北京五輪予選で全勝し、注目度が上がって二人が選ばれたのだろう。成瀬は有馬記念のプレゼンターにも選ばれている。

【2008年・ダイワスカーレット/馬連13-14】
スカーレット強し。山本「モナ」馬券。
土曜日付けで岩村明憲(レイズ)、渡辺久信(西武監督)、和田毅(ソフトバンク)の3人が登場。が、14番人気アドマイヤモナークが2着に突っ込み荒れた。全員ハズレ。
ナベQは19年ぶりの登場も、前回の雪辱ならず。

【2009年・ドリームジャーニー/馬連2-9】
ジャーニー、春秋グランプリ制覇。
金曜日付けで1面に三浦大輔(横浜)の予想を展開。この年の11月からレース部の人気記者だった穴の鈴木が野球部(横浜担当)に移動となり、馬券対決という構成に。
しかし、二人とも穴予想。1、2番人気決着となってしまっては出番なし。ハズレ。

【2010年・ヴィクトワールピサ/馬連1-7】
激戦ゴール前、猛追の女王(ブエナビスタ)を3歳馬ピサがしのぐ。
水曜日付けの1面で成瀬善久、サブロー、福浦和也(ロッテ)が登場。
下剋上日本一にあやかろうというところか。福浦が◎をブエナビスタに打ち、相手にピサを指名し、見事的中。

【2011年・オルフェーヴル/馬連5-9】
三冠馬強し。
水曜日付けの1面で落合博満(中日監督)が登場。ついでに信子夫人の予想も掲載。
金曜日付けの1面では佐々木主浩(評論家)、三浦大輔(DeNA)が登場。
土曜日の競馬面では2ページを割いて著名人予想が復活。野球界は前述の4人を含めて20人。
森野将彦、井端弘和(中日)、つば九郎、和田豊(阪神監督)、鳥谷敬、藤井彰人(阪神)、前田健太、松山竜平、丸佳浩(広島)、中畑清(DeNA監督)、松中信彦、松田宣浩(ソフトバンク)、中村剛也(西武)、岡田彰布(オリックス監督)、小山伸一郎(楽天)、サブロー(ロッテ)。
これだけいながら全員ハズレ。
佐々木は11年ぶりの登場。この間にメジャーへ行き、プロ野球を引退し、馬主になった。その後を追うように、三浦も現役ながら馬主になっている。

【2012年・ゴールドシップ/馬連6-13】
大外から黄金船。
金曜日付けの1面で佐々木、三浦、スターマンが登場。
土曜日付けの競馬面でおなじみ著名人予想。野球界は14人。
和田豊(阪神)、森脇浩司(オリックス監督)、東野峻(オリックス)、前田健太(広島)、坂本勇人(巨人)、井端(中日)、松田、大隣憲司(ソフトバンク)、牧田和久(西武)、小山(楽天)、つば九郎。
東野、小山が的中。
和田監督は藤浪をドラフトで引き当てたということで、大きく扱われるもハズレ。

【2013年・オルフェーヴル/馬連4-6】
オルフェ圧巻。
3年連続で金曜日付けの1面を飾る佐々木と三浦。
土曜日付けの競馬面におなじみ著名人予想。野球界は15人。
内海哲也(巨人)、前田(広島)、小川泰弘(ヤクルト)、牧田(西武)、サブロー(ロッテ)、大隣憲司(ソフトバンク)、桧山進次郎(阪神)、和田豊(阪神監督)、中畑清(DeNA監督)、森脇浩司(オリックス監督)、スターマン、つば九郎、ドアラ。
人気の決着で大隣、和田監督、森脇監督、佐々木、つば九郎が的中。
佐々木は9回目の登場で初めての的中。

【2014年・ジェンティルドンナ/馬連4-6】
さらば女王、美しき走りをありがとう。
金曜日付けの1面で田中将大(ヤンキース)が登場。も、これは枠順抽選イベントがメインの紙面構成で予想は少しだけ。
日曜日付けのレース面につば九郎、ドアラ、三浦(DeNA)の予想を掲載。野球界は4人。
全員ハズレ。
ここにきて野球選手ブーム去る。前年にやっと的中した佐々木が呼ばれないのは切ない。

【2015年・ゴールドアクター/馬連7-9】
上がり馬、グランプリも制す。
土曜日付けの競馬面に柳田悠岐(ソフトバンク)、日曜日のレース面に三浦(DeNA)が登場。ともにハズレ。
野球界から二人では寂しい。紙面構成担当が野球選手予想を不要と考え始めたのかもしれない。

【2016年・サトノダイヤモンド/馬連1-11】
光り輝くダイヤモンド。
火曜日付けの競馬面に三浦(DeNA)がM・デムーロ騎手と対談する形で登場。
金曜日付けの競馬面に西川遥輝(日本ハム)、中崎翔太(広島)が『日本シリーズ再現対決』という企画で登場。その隣の記事でつば九郎も参戦。
日曜日付けの競馬面に藤浪晋太郎(阪神)、松田(ソフトバンク)が登場。野球界は6人。
藤浪がサトノダイヤモンドに◎を打ち、3連単も見事に的中させる。他はハズレ。
藤浪はこの年から先輩に競馬を教わり好きになったそう。なるほど。この年から勝ち星が減り始めているのは競馬のせいなのか…?

【2017年・キタサンブラック/馬連2-3】
キタサン祭りで有終の美。
火曜日付けの1面で佐々木主浩が登場。愛馬シュヴァルグランを前面におして3年ぶりに帰ってきた。
土曜日付けの競馬面で野村祐輔(広島)、藤川球児(阪神)、ドアラの予想が掲載され野球界は4人。
2着に穴の②クイーンズリングが来て、全員ハズレ。
実際強いということもあるが、みんなシュヴァルグランに重い印を打って先輩に気を遣っている感じなのが面白い。

【2018年・ブラストワンピース/馬連8-12】
またも池添、グランプリ男の腕が冴える。
土曜日付けの1面で福浦(ロッテ)が8年ぶりに登場。レース部のエース、キナミの帝王こと木南友輔記者と対談形式での予想を展開。寂しいかな、野球界はこの福浦のみ。
オジュウチョウサンで挑んだ福浦は撃沈。
ちなみに木南記者の弟、木南了は日本通運の捕手。帝京大学では阪神青柳、日本ハム(現ロッテ)西村の一学年先輩で、社会人の侍ジャパンにも選ばれた経験がある。

【2019年・リスグラシュー/馬連6-10】
こんなに強いとは…圧勝リスグラシュー。
木曜日付けで佐々木が有馬記念を最後に引退する愛馬シュヴァルグランへの「惜別手記」を寄せた。大魔神はもう予想などしない。オーナーとして登場する立場になってしまった。
土曜日付けの競馬面で周東佑京(ソフトバンク)、ドアラが登場。野球界はこの2人のみ。
ともにハズレ。
今年の春は育成だった周東が選ばれるとは。まさにシンデレラストーリー。予想通り競馬は未経験。競馬好きの柳田から「アーモンドアイより速い」と言われてもピンと来ていなかったとのこと。同期の砂川リチャードからスワーヴリチャードを本命にしていたが、無念の12着。というか、砂川リチャードって…一般読者にはマニアックすぎるよ…

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