時々刻々

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時々刻々|#7 本来的に、人は自分のために働いているのではないのか

時々刻々|#7 本来的に、人は自分のために働いているのではないのか

年金時代編集長 本来的に、人は生きるために働く。なかには、働くことが楽しくて生きている、働けないのだったら、死んだほうがましだ、という人もいるかもしれないが、楽しいと感じるほどの働き方をしている人は、働くことに満足し、自己実現と言っていいのか、働くことのすばらしさ、尊さを実感しているわけで、このこと自体は否定されることではないし、労働とは本来的に尊いものなのだという思いに至る。そうしたことから、生きていくためにしろ、自己実現にしろ、自分のために働くということが、労働の本質だ

時々刻々|#6 新しい社会と社会保障――『年金時代』の社会の見方について

時々刻々|#6 新しい社会と社会保障――『年金時代』の社会の見方について

年金時代編集長 新型コロナウイルス感染症と折り合いをつけたウィズコロナに向けて、社会(世界)はどう変わろうとしているのでしょうか、あるいはどう変えていくことが求められているのでしょうか。 これまで『年金時代』では、年金制度を中心に国の社会保障を取り扱ってきました。そして、持続可能な社会保障のあり方について考えてきました。『年金時代』に連載企画(「謎の新興国アゼルバイジャンから」)を執筆いただいていた香取照幸さんは、その著書『民主主義のための社会保障』(東洋経済新報社、20

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時々刻々|#5 新常態の社会を支える理念について

時々刻々|#5 新常態の社会を支える理念について

年金時代編集長 前回の「時々刻々」(2020年5月8日公開)では、「次回、アフター・コロナの社会や国がよりどころとする原理や主義ということについて、考えてみたいと思います(あまり間が空かないように、次回公開します。)」としましたが、このていたらくです。ぐずぐずしているうちに、世の中どんどん進んでいってしまいました。しかも、世の中の基本的なしくみとか、あり様が大きく変わるときって特にそうなんですが、たとえば「革命」なんかの状況もそうですが、すごく世の中の動きが速いんですね。

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時々刻々|#4 新型コロナウイルスを超えて

時々刻々|#4 新型コロナウイルスを超えて

年金時代編集長 『時々刻々』の案内文に「年金時代編集長が年金についてマジメに語る」などと紹介されてしまったものですから、もともと文章を書くのが好きでもなく、どうも構えてしまいまして、せっかくコーナーを作ってもらったんですが、開店休業状態が続き、申し訳ありません。 新型コロナウイルスの感染拡大に世の中が震撼し、国会では年金改正法案(これは「年金時代」としては文章を書くのが好きとか嫌いとかに関係なく、書かなきゃならないテーマなんだと自覚しています。)の審議が始まりましたから、

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時々刻々|#3 被用者であれば社会保険に適用されるべきだと思う

時々刻々|#3 被用者であれば社会保険に適用されるべきだと思う

年金時代編集長 わたしには母がいるのですが、一人暮らしをしていましたが、要介護状態(要介護5)となり、いまは特別養護老人ホームに入所しています。母は、公的年金を受給していますが、年金で介護保険による自己負担分(1割)を賄っています。 おかげで、わたしが介護離職することもなく、また、母の介護費用を負担することもなく、母は生活しています。ときどき、病院に行くときなどは、家族(かみさんも協力してくれます。)が連れて行かなければならないので、わたしが会社を休んで、母を病院に連れて

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時々刻々|#2 「2019(令和元)年財政検証関連資料」のトリセツ

時々刻々|#2 「2019(令和元)年財政検証関連資料」のトリセツ

年金時代編集長 年金財政の健全性とは、負担と給付の均衡が図られているかどうかということですが、2004(平成16)年改正の財政フレームにおいて、負担と給付の均衡が図られるとは、保険料固定方式のもと、その負担の範囲内で給付を賄うことができるようにすることであり、それは、マクロ経済スライドにより給付水準を自動調整していくことで均衡状態にしていこうと目下取り組まれているところです。 一方、年金給付の十分性とは、年金が一定の給付水準を確保しているかどうかということですが、16年改

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時々刻々|#1 「2,000万円不足問題」を自分のライフプランを考えるきっかけに!

時々刻々|#1 「2,000万円不足問題」を自分のライフプランを考えるきっかけに!

年金時代編集長 ちょっと、時間が経ってしまいましたが、最近、年金まわりで注目を集めた話題と言えば、「2,000万円不足問題」でしょうか。 金融庁の金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(令和元年6月3日)において、「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ20~30年の人生があるとすれば、不足額の総額は単純計算で1,300万円~2,000万円になる」と書かれていたことが、ひとり歩きして

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